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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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127件目【アイカ「KAT-TUNとKing & Princeが元々6人居たっていうのを知ってる人、意外と少ないよね」チナツ「それな」ミツキ(ち、千柰都!?何故じゃ!?)】

「マネージャーか……うーん、そうかもね。それにしても、比べるところがな~。いくらなんでもデカ過ぎるってばよ~」


「目指すべきところが高い方が伸び代があるとかっていう考えとか?」


「それは無い。マネージャーの趣味やろ。KAT-TUN云々に関しては」


「だいぶテキトーなんだね。藍華達の事務所」


「その事務所にお前も入るんやで?」


「早速、行き先が不安になってきました」


「私も最初は同じ気持ちだったけど、案外なんとかなって楽しくやってるから大丈夫!」


「なら大丈夫かな」



えぇ……?素直すぎて心配だよ。


私みたいな変人の言うことなんて鵜呑みしちゃ駄目だよ。


これで余計なことを吹き込んだの誰だ?ってなって、千柰都は普通に私の名前を出すだろうから……社長と由利ちゃんから説教ですよ、また。



余計なことを言いやがって!!って詰められるのが面倒臭いんだよな。

いや、なんでわざわざサプライズ形式みたいな発表の仕方をするんだよって疑問だよ。こっちだって忙しいんだから、情報は分かり次第早めに伝達っていうのを何回もお願いしているのに、それを全く聞いちゃくれないんだよね。


それでキレられる意味が分からん。こっちがキレてぇわって話だよ。



「何回も言うようになるけど、私みたいなヤツの言うことは絶対に聞いちゃ駄目だよ?余計なことしか言わない可能性あるんだから」


「藍華の言うことだから信じてるんだよ。例え、藍華自身からすれば余計なことでも、私からすれば「藍華の言うことだから信じられる!!」っていうのもあるからね~」


「何を言うかじゃなくて、誰が言うかってことね……」


「勉強しか出来ない理系の大学生とかは「誰が言うかで物事を判断する人間は無能」とか言う奴居るけど、それは間違いだよね」


「それはそうだよ。年に1億稼げる人が年に1000万稼ぐ方法を喋るのと、年に100万しか稼げない人が年に1000万稼ぐ方法を喋るの………全く同じようを言っていたとしても、どっちが説得力があって「参考にしよう!」ってなるって話だよね。100万しか年に稼げない人間が1000万稼ぐ方法を語ったところで「お前、稼げてねぇじゃんwww」って思われてたりして終いだよ。1億稼ぐ人間が言う1000万稼ぐ方法なら「1億稼いてるんだから、1000万を稼ぐための理論は間違いなく持っている」ってなるから皆聞くわけで。100万しか稼いでいないのに、1000万稼ぐ方法を言ってる奴は全員詐欺師だよ」


「そうそう。高学歴の人間こそ、よく分からない詐欺に引っ掛かっているっていうのはあるよ。うちの姉も東大通ってるけど、誰が何を言うかで判断するんじゃなくて、言われたことに対しての意味だけを汲み取った結果がネズミ講にドップリだからね。本当に情弱って哀れだなってなるもん」


「お姉さんもなかなかもんに首突っ込んだんだね……」


「仲悪いから助けてやろうとも思わなかった。今は……何してんだろうね?命あるんかな?っていうくらいじゃない?借金こさえて馬鹿なことしてんなーって。何のために有名大学に通ってんだよって」


「そんなもんだよ。日本人から見てのエリートなんてたかが知れるんだから。裏で日本を牛耳ってる人間の言うことを聞いて、そこの範囲内で力を発揮できる人間が日本人のエリートなんだから」


「そりゃ海外からも見下されますわな~」

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