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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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120件目【アイカ「今日は自習は多いな~」チナツ「それな~」】

「暗黙の了解とかに関しては社長が色々と教えてくれるから大丈夫だよ。教えてこないと千柰都の性格的に共演者のジジイとかババアと喧嘩するっていうのも見越しているはずだから。そこら辺の細かいことは社長に聞けばノリノリで教えてくれるよ。聞いてないことでもミッチリついで感覚で教えてくれるから安心して大丈夫だよ」


「芸能事務所って闇が深いとか色々と言われるけど、案外そんなことはないのかな?」


「うちらの所が割とホワイトなだけだよ。他はアイドルなんて人権が無いに等しい扱いを受けるところなんて当たり前のようにあるよ」


「うへぇ……良かった……藍華のところに受かって。他のところだったら辞退しているよ」


「その方が良いし、他のところでも平気で社長とか引き抜いたりするから、どっちにしても私達と一緒に活動する可能性は高かったかも」


「もはや運命としか言いようがないね……こうやって学校生活でも距離が近いって言うのも」


「そうだね。流石にここまでになると、運命と言わざるを得ないよな~」


「運命って言ったら、なんかちょっと百合展開みたいな………ね?」


「何を言ってるんだ?」


「えっ?そういう物語なんじゃないの?違うの?」


「そういう物語では無かったはず。一応は私達がアイドルとして色々とやっていくっていう話であって………特に恋愛の要素とかは無いじゃないのかな?第一、そういうフラグになりそうな男キャラ出てこないし」


「ラノベは女の子がいっぱい居た方が伸びるからね。男キャラなんて多めに出しても本当に伸びないから。なろうなんて余計だよね。なろう系をしっかり書いていても、男キャラばっかりでBL展開なんてしちゃっていたら………まぁ、オタクは本当に寄り付かないよ。寄り付くのは一部の腐女子だし。そもそも腐女子はなろう系よりも別の二次創作系に行くだろうし、それこそpixivとか」


「とか言ってゴリゴリの百合展開も伸びないからな………難しいよね~」


「あとは………ここで今話すことじゃないよね。なろうで伸びる伸びない云々よりも、これから私達をどうしていこうって言うのが重要だよ」


「誰も見てくれない中でヒッソリと戦い続けるっていうのも虚しいもんじゃない?水月とかは意外とそういうのは駄目っぽいじゃん。アレ、思ったよりも承認欲求モンスターじゃん」


「そうなんだよなぁ……アイツ、中学の時に未來が凄い話題になった時とかは思い切り嫉妬してたもんな。「私だって頑張ってるのに!!」とか文句言ってたけど、未來だって色々と頑張ってるんだから、その頑張りが負けただけだろ?っていう話をして説教した。なるべく粒揃いになるようなスペックの3人で灯籠を組んでるんだから、評価の差っていうのは本人達の努力なんだからさ。そこで評価されるかどうかっていうのを自分なりの売れるロジックを導き出せなかったお前が悪いっていうのをめっちゃ言ってやった。未來と水月で喧嘩させると普通に取っ組み合いで顔とかに傷作りかねないから」


「それは分かる気がする」

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