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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
第1章◀❮⦅ STAY M²AGICALLY GIRLS ⦆❯▶
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110件目【アイカ「このタイミングで変なの入れてくるか……」チナツ「???」】

(だ、大丈夫なのか……色々な意味で今後の展開は………?)



こんな感じで初登場から存在感強めで出てくるっていうことは………間違いなく、これからの事にも絡んでくるよな。


千柰都……言ってもコイツは一般人だ。あくまで世間的に見た表面だけの判断では……だ。


実家が少し金持ちで、勉強と運動でそれなりの成績を収めている女子高生ってところだろう。

日本中を探せば、実家が金持ちの文武両道の優秀な女子高生なんて腐るほど……ではないにしろ一定数居ることは間違いない。


教師陣から見ても同様の印象を抱いているだろう。

ただ、何かと千柰都の側で千柰都のことを見ている私からすれば………一般人のという化けの皮を被った鬼神だと思っている。


普通の女子高生っていう設定で、この世界観でカメハメ波打つって場違いにも程があるだろ。規格外っていうレベルの個性じゃねぇよ。



「はぁ………」


「なんで急に溜め息なんかついちゃって。何か嫌なことでもあったの?いや……アリアリのアリだよね」


「うん。てか、サラッと私の気持ちを読むのは辞めてくれない?それくらい調整できるでしょ。何かと精度だけは高めているみたいだし」


「うーん。うん!分かった!」



それと、同時に私はさっきの千柰都が言っていた先生が来るタイミング……その時間を図っていた。後10秒………



(5、4、3、2、1…)


「ごめんね。皆。ちょっと会議で遅れちゃって……」



ドンピシャかよ。


千柰都のヤツ、マジで予言者じゃん。


まさか………例の件の相手方の連中に絡んでいるっていうことは無いよな?明らかに私達と同じように異能力を使える人間。


それどころか、能力を抜きにしても色々なスペックが人間のキャパシティを遥かに凌駕している。これに関しては本当に謎。


私の予想……というか、少しだけ黒喰を千柰都に使わせてもらった。私の気持ちを読むのを止めろと言ったのはシンプルに心の内を探られるのが嫌だっただけじゃない。


黒喰を使うにあたって、ヘタに私の心を読まれて精神を防御されたら面倒だったから。


それでいくら探っても………予言を含む、この世の全ての事象を掌握してコントロールする力を持っているっていうだけ。

コントロールって言っても、未来予知を限り無く100%に近い状態にするだけの力っていうのが正しいのか。ある程度は自分で好きなように運命をコントロールできるっていうだけ。


ある程度っていうだけであって、完全にコントロールできるわけでないようだ。未来予知の上位互換の能力ってわけか。


多分、全智混沌って名前は自力で使える分も含めて「色々とできるから、それも含めちゃえ★」っていう軽いノリみたいだ。


カメハメ波を打つにあたって、大気中に散らばっている分子を操ってプラズマを起こして、カメハメ波モドキを打っているわけではない。その方が能力としての説明が付くから良いんだけど。

一切関係性が見受けられない。ガチで自力で自分の気?みたいなのでカメハメ波とか魔貫光殺砲を打ってるんだよ。


意味が分からん。


名前は"全智混沌(プレシャントカオス)"……って、いかにも中二病がキマりまくってるな~って名前を付けてるのな。


プレシャント……これはフランス語か。フランス語で予言や予知って意味がある単語を使っているのか。全智っていう単語を使っているだけ、語学学習能力に長けているのは当然ということね。

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