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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
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1075件目【サキ「セブンプレミアムのチョコ、美味しいな~♪」】

「ゴブリンじゃなくて、せめて………ばくだんいわにしてよ」


「ちょっと何を言ってるのか理解できない」


「というか、理解するということを放棄したくなる。どこから出てきたんだよ。ばくだんいわは」


「ドラクエじゃないの?」


「いや、ちょっと、ばくだんいわっていう選択肢は絶対に出てこない」


「ゴブリンよりも絶対に嫌でしょ。あんなブッサイクのゴツゴツしたヤツに例えられるとか」


「メガンテ使えるから」


「ドラクエ分からん」


「呪文?っていうの?私も、ホイミとベマホとベホマズンとメラゾーマしか知らん」


「私も藤華と同じく、その4つくらいしか知らん」


「えっ?ドラクエやったことないの?」


「やったこと、ないね。ポケモンしかやってこなかったわ」


「私もポケモン派」


「私もポケモンガチ勢だよ。今でも。今日も暇があれば厳選やろうかなって。使う用と色違いコレクション用の厳選を」


「ガチじゃねぇか」


「ストーリーで手に入る伝説や準伝説は徹底して色違い出るまでリセマラ的なことをやってる」


「ドルヲタだけじゃなくて、多方面にガッツリヲタクを極めてたわ」


「いや、当たり前だよ。厳選できるのに厳選しなくてどうするよ?って話。ウルトラビーストも色違い出るまで頑張ってる。ウツロイドの色違いは薄黄色でちょっと可愛い」


「ウルトラビーストに色違い居たのを初め知ったわ」


「ウツロイドは確かに可愛い」


「ウツロイドってクラゲみてぇなヤツだっけ?」


「そうそうクラゲ」


「ウツロイドをクラゲっていうのは、ちょっと私はゆるせないな」


「遥華って面倒臭いタイプのヲタクだったか」


「推しに対しての文句は絶対に許さないタイプ。藍姉ちゃんのアンチは例外無く全員敵扱いしているくらい。昔から」


「リアクションに困るな」


「遥華ちゃん、遥華ちゃん」


「ん?みっけさん。どうしました?」


「來依柰さんからヘリウムガスの缶貰った」


「どっから仕入れてきたんだよ」


「事務所から持ってきておいた」


「事務所って何でも置いてあるんだな。ドラえもんのポケットかよ」


「えっ?これ、私が吸うんですか?」


「そうそう。來依柰さんがデスソースで作った激辛スペシャルドリンクもあるから」


「これからソロデビューする高校生の女の子の喉にダメージを与えるようなことは駄目じゃない」


「喉よりも明日、絶対に下痢だわ。ケツの穴がヒリヒリするヤツよ」


「なんか、経験者は語るみたいになってるのが気になるんだが」


「激辛ラーメン食った次の日はマジでケツの穴の周りがヒリヒリしていた。これ、切れ痔なんじゃないのかな?って思ったわ。本当に肛門終わるヤツ」


「遥華、もう少しオブラートに包んだ表現をしよう」


「天使の見た目の人間から汚い単語が繰り出されるっていうので面白くなるの、ズルいわ」


「これ、飲み物」


「うわ………なんか、もう、マグマじゃん。ドロドロじゃん」


「うわっ!くさっ!臭いがもう辛いもん!鼻が痛くなる……!」


「くせっ!なんじゃこりゃ!」


「みっけさん、とりあえずドリンクとヘリウムガスください」


「おっ?マジでやる?ちょっと待って。動画撮るから」


「未來~、私が撮るから大丈夫だよー」


「由利ちゃんもノリノリだった。珍しく」


「あっ、もう飲んで良い感じですか?」


「いっちゃっていいよー」

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