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◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1088/1612

1074件目【トウカ「動物みたいな藍姉ちゃん」】

「藍華さんって、動物みたいに感覚鋭いよね。テレビとか見てても、やたらと人の気配に敏感だったり………後、見えちゃいけないものを見えちゃってる発言もあるし」


「五感が鋭いのはよく分からんが、霊感はあるっぽいから。見えても特に何とも思わないけど、見えたら何かしらのリアクションはしたくなっちゃうのが性ってもんよ」


「一切共感できない性だわ」


「共感できるようなもんじゃないなっていう自覚は自分でもあるから大丈V★」


「自覚からしているから良いってもんでもないんだがな」


「てか、テレビで幽霊見えたっていうリアクションはしていいの?心霊番組とかでも無いのに?」


「私だと許されるみたい。なんか、面白いからっていうので」


「確かに面白いけど。「えっ?なんか居らん?あっ、幽霊か」っていうリアクションが見ている人達の怖さを無くしてくれるっていうのはあるかも」


「陽キャのノリで「やべぇ!オーブ飛んでんじやまん!」ってケラケラ笑いながら言ってるのが頭おかしすぎて笑える。田舎のロケで、ただの夜中の散歩っていうので心霊現象に出くわしているのに、心霊現象っていうのを感じさせないのが天才的過ぎる」


「あんまり褒められている気がしないんだけど……」


「褒めてるわけじゃないからね」


「ちょっとくらいは「褒めてる」とかって言ってほしいもんだよ」


「でも、まぁ………凄いなって思う。良くも悪くも」


「なんでちょっとモヤッとするような言い方をするのかな?」


「speaker、WINNERな俺らの、survivorのSTORY、天高くhands up hey yo」


「高みへ~Ah~俺達の尚武はこれからだ~」


「………もっと、KAT-TUNっぽくした方がいい?」


「これ以上寄せると何か言われそうだから、これくらいが良いんじゃない?これでも結構ギリギリなところを攻めてるよ」


「うちの中丸と田中は作詞やってるな。作曲もか」


「なんかブンツカブンツカ聞こえるなって思ったら、あの2人だったか」


「意外とコアなファンが多いんだよな。ボイパとラップのあの2人」


「歩く楽器とラッパー」


「普通にどっちも歌上手いし、柚依に関しては個性を付けるための、付け焼き刃のラップじゃなくねちゃんとラッパーだもんね」


「フリースタイルの仕事とかも来そうだけどね」


「即興だとあんまり出てこないからフリースタイルは苦手かもって言ったわ」


「田中君意識し過ぎて、フリースタイルやったとしても田中君感がモロに出るからやりたくないって。田中君ファンからの炎上を気にしている模様」


「そんな気にするようなことかな?」


「まだデビューしたばっかりだから、ヘタに炎上するようなことは避けたいんじゃないのかな?ファンクラブの人数も相当数居るとしても、それでも新人アイドルのことには変わりはないわけだから」


「あーね」


「なかなか芸能界っていうのは難しいな」


「遥華みたいにビジュアルも能力も神から授かったレベルの良い意味で異端児っていうタイプはそういうのを気にしなくていいと思う。本人の実力で覆せちゃうから」


「持ち上げ過ぎだよ~♪ぐへぇへぇぅ~」


「残念すぎる美人やな」


「見た目天使なのに、中身完全にゴブリンやもんな」

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