表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◈華鳥風月◈【アイドル詐欺師、往来の隨の百騎夜鳥】  作者: 結城斎太郎
"SIX IMPOSTORS" AND "WHITE LIGHTNING"
1042/1612

1028件目【???「………………………ふふっ」】

「会えちゃったら私から止める術は無いし。私がでしゃばった真似は出来ないから。とりあえず、2人が何か話しているところに嫌な念を送っておきますわ」


「割と傍迷惑なことをするのな。そんな下らない念なんて私には効かないけどな!」


「ソイツも鼻で笑うんだろうなって思われると、私が惨めになってくるなぁ……こんな惨めな思いをするためにアイドルとかになったわけじゃないのに」


「アイドル関係無くねぇか?」


「うん。アイドルは関係無いね」


「藤華、だいぶ冷静な思考が出来なくなっているようだけど………藤華がそこまで思い詰めるような人間っていうので、俄然興味が増したってもんだわ」


「はぁ………どうすりゃいいんだろ」


「藍華は天然タラシだったか」


「こんなところでラノベ主人公出さなくていいのに」


「ヒロインポジションの藤華が自分の事で悩んでるっつーのに、呑気に肉と白米を頬張ってるもんな。こんなののどこが良いのかが全然分からん」


「そういうところも含めて、ちゃんとラノベ主人公しているところは、ちゃんとやってるんだなって思うわ。なんたかんだで小説家になろうという媒体で主人公張ってるだけの事はあるなって思うわ」


「別に、華鳥風月はなろう系じゃないでしょうよ」


「なろう系ではないけどね。明らかに。でも、ちゃんとなろう系っぽいをこともするんだなって思ったよ」


「全然自覚が無いから何とも言えないところがありますわ………」


「自覚無い方が周りから見ていると案外面白いことになってるから良いんですけどね~」


「とりあえず、会いたがっているっていうのはソイツに連絡しておいたから。これで良いかな?」


「LINE見せて」


「ほいっ」


「あっ、マジで送ってる……」


「当たり前だよ。藍姉ちゃんに変な嘘付くわけないじゃん。こういう変なところで隠し事や誤魔化したりっていうのは藍姉ちゃんには無意味だっていうのは誰よりも分かっているつもりだから」


「やられたからってどうこうっていうのは気にしないけど。藤華だったら「あー、何か理由があったんだなー」っていうくらいにしか思わない」


「その理由が意外と肝心だったりするんだけどな……」


「そろそろデザートに行きましょうかね~」


「聞いてないし」


「チョコパフェと、ショートケーキ2つ……で、とりあえずは、こんなもんでいいか」


「デザートがデザートの量じゃねぇんだけど」


「藍姉ちゃん。ショートケーキ4つにして。私も2つ食べるから」


「あいよー」


「お前もか、黒崎藤華」


「色々と思い詰めた時には甘いものを食べるのが良いから。そうやってストレスを少しでも和らげるんだよ。ここじゃタバコも吸えないしね………昔はガストでもタバコが吸えたらしいけど、本当なのかな?っていうくらいに都市伝説じみているんだよな」


「にぃーが成人してからちょっとしたくらいでは普通にタバコ吸えていたらしいよ。ここ10年経たないくらいで一気に喫煙マナーが厳しくなったみたいだよ」


「歩きタバコよりも酔っ払いをどうにかしてほしい。そっちの方が害悪って判断はしないのかな?ホント、そういうところが日本がオワコンって言われる由縁の一つだよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ