表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/41

06:新スキル獲得

「――すごい!」


こちらは安全圏から一方的に攻撃ができる。こんな狩り方は見たことも聞いたこともない。


旧時代の遺物を難なく使うことから、かなりの智者だとは分かっていたが、ここまでとは……


一体どういう生活を送れば、こんな妙手を思いつくのか、想像できない。


一方的な狩りを終えてレベルを確認すると、Lv3に上がっていた。信じられない速度だ。


Lvが上がったことでやれることも増える。これから少しでも彼の手助けをして、少しでも彼に追いつけるようにするべきだと思う。


「Lv3になりました。これで剣術スキルを覚えられそうです」


「いや、剣術スキルは後回しです。」


「え――」


剣士が剣術スキルを後回しにする理由が思い当たらない。


くそっ! 彼に少しでも追いつけるようになろうと考えた途端どうだ。彼の真意を読み取ることができない自分を歯がゆく思う。


「取るスキルは戦士スキルのタウントと盾スキルのシールドバッシュです」


戦士スキル:【タウント】

敵に挑発行動を行い、タウントを行った人間に攻撃を一手に集めるスキル。タウントを使った人間は積極的に敵に狙われる。有効範囲は使用者から半径20m以内の敵。


盾スキル:【シールドバッシュ】

シールドを相手に向けて叩きつけるスキル。バッシュを貰った相手は2秒間のスタンを食らい、行動不能となる。単体スキルでダメージはない。


二つのスキル説明を見る。シールドバッシュはまだ分かる。バッシュからの連携で攻撃を仕掛けることができるだろう。


「タウントスキルは、取る意味があるのでしょうか……」


「ああ、時期に分かりますよ」


そういって彼はニッコリと笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ