表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/41

36:専属シェフ

(はあー良かった)


 無事、食事を作ることでレベルが上がってくれた。良かった、川上春樹がこちら側の人間で。


 しかし量が思ったよりも必要だったのは誤算だ。やっぱり職人系はレベル上げが大変だな。


「これで私も料理を作ってレベルがあげられます!」


「いえ、それは厳しいでしょう」


「え――」


「それは何故ですか、ヤマトさん」


「料理自体が、もともと贅沢品だからです。特に今の混乱したご時世では、更に食べる人間というのは減っていると思います」


「たしかに……」


「だから旦那さんには、専属シェフになって貰おうと思っています」


「それは一体……」


「それは……明日、改めてお腹が空いたら説明しましょう」


 明日、一体何が分かるのだろうか。


翌日。


 ボクシングジムに行くと、香ばしい良い香りが漂っていた。


「おはようございます! この香りはなんですか?」


 挨拶も早々に、匂いの原因を尋ねる。


「おはようございます。これはカレーライスです」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ