表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/41

17:正義のヒーロー参上

「た、頼みますよ!」


「うるせぇ! ダメだって言ったらダメなんだよ! どうしても欲しかったら経験値もってこい!」


「そ、そんな……」


 とある人気のない路地で男二人が向かい合って話をしていた。一人はいかつい顔をしており、顔にはナイフでつけられたような傷がある。スキンヘッドでガタイもよいが、歳のせいか少し腹が出ている。


 対して向かい合っているのは、昨日までヤマト達と一緒に狩りをしていたカイトだ。カイトはこの男性に頭が上がらないらしく、さっきからずっとペコペコしている。男性に断られ肩を落としていた。


「ったく、いっただろ。さっさと人間を倒して経験値稼いでこいって」


「い、いやそれなんですが……」


 経験値効率は決して人間は良くない。その話を聞いてから少しだけカイトは男性を信じられなくなっている。もともと素直な性格から人を信じやすく、今は素直にヤマト達が言ったことを信じている。


「あ? なんだ?」


 大通りからこちらに歩いてくる男性を彼が見つける。


「なにか困りごとでしたら、助けてあげましょうか?」


 声をかけてきたのはヤマトだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ