033 屈辱
頭上から流星のように降り注ぐ炎を見て、レインナートが「わあ」と間伸びした声を漏らす。
「へえ、こういう魔術も使えるんだ? まあ、防いでしまえば関係ないんだけどね──炎無効化、っと」
聖剣を持った方の、つまりラズの首を掴んでいない方の手を上にかざすと、彼は限界まで拡大していた防壁魔術を消し、代わりに自分の周囲に薄い対炎の特化防壁を張り巡らせる。このままでは炎では彼に攻撃を与えられない。アリソン一人だったら、ここで炎を無効化されて、その後に反撃され止めを刺されて終わりだっただろう。
けれど、アリソンは一人ではない。ラズがいる。レインナートに首を掴まれ、息苦しさに顔を歪めながらも決して諦めてなどいない、彼女が。
「ッ、アンタの好きに⋯⋯させてたまるか、ってのよ!」
レインナートの手を掴んだラズを青白い光が包み込み、同時にレインナートの周囲に張られた防壁が徐々に崩れていく。
ラズの得意技──魔術の解除、もとい分解。聖都でも大司教が棚にかけていた魔術を解除するところを見たが、こうしてみるとやはり強力で、そしてとても綺麗な魔術だ。レインナートの防壁を崩していく青白い光が、まるで流れ星のようで美しい。
さすがにこれには驚いたのか、彼は相対してから今まで初めて本当に余裕なさげに目を見開いた。
「これは⋯⋯魔術の無効化? 式を分解したのか? 驚いたな、まだこんな奥の手があったなんて」
「ふっ⋯⋯ここがアンタの墓場よ、ざまぁみなさい⋯⋯!」
「⋯⋯いいの? この炎の量、君も無事では済まないと思うんだけどな。そっちの⋯⋯溝鼠みたいな髪の君は、お仲間を俺と一緒に焼き殺す気なのかい?」
レインナートの言葉に、びくりと揺れる。
そうだ、ラズを避けて攻撃しようにも、彼女とレインナートの距離はあまりにも近すぎる。どれだけ精密に狙いを定めても、ラズだけを無傷でいられるようにすることはできないだろう。それどころか、彼の言うようにラズも巻き込まれて死んでしまう可能性だってある。
だが、アリソンが何かを発する前にぎらついた蒼がどんな武器よりも鋭利に射抜く。
「やりなさい、アリソン!」
「ラズさ──」
「あたしのため、とか言って、コイツを逃したりしたら⋯⋯! あたしは一生、アンタを許さないから──!!」
どのみち、このままではレインナートに殺されてしまうのだ。それなら、せめて道連れに。雄弁に語る彗星のような蒼に、譲る気はないのだと悟る。
それでも、例えここでレインナートと共に朽ち果てることがラズの幸福であったとしても、アリソンはラズが死んでしまうのは嫌だった。だから、出来うる限りの力で炎を彼女から逸らすしかない。きっと彼女は防壁魔術さえも張ってはくれないのだろうから。
アリソンは震える手に力を込め、炎に向けて意識を集中する。
大丈夫、できる、大丈夫、殺せる、ラズに当てないように、絶対に──!
「う、ぁあああああああああーーー!!!」
慟哭にも似た咆哮と共に、分裂と増殖を繰り返した無数の火球がレインナートに向かって降り注ぐ。
防壁を無効化されたレインナートが回避しようとする。が、ラズの首を掴んだままではうまく動けない。咄嗟の判断で彼女を投げ出そうとした彼は、しかし自分の手が動かないことに気が付く。パキパキと弾けるような音がしたと同時に、首を掴むレインナートの手が、それに爪を立てたラズの指ごと凍りついていたのだ。
視線を下に動かせば、足にも似たような氷が地面と彼を離すまいとその場に留めている。
魔術を学んだことがある人間にとっては、大したことのないものだ。初歩的な、ほんの数秒だけ氷をその場に生み出す魔術。
だが、炎が迫り来ている今はその「ほんの数秒」が命取りだ。
信じられない。一体どんな執念がそこまでさせるのだ。青天の霹靂だと言いたげな顔をするレインナートに、ラズはその顔が見たかったと笑う。
「アンタはここで、あたしと死ぬのよ!!」
勝ち誇ったような顔をして笑うラズに、レインナートは「なるほど」と思う。
なるほど、彼女を失敗作とした過去の自分はどこまでも正しかった。彼女は亡き恋人、ラファエラではない。ラファエラは──ラフィは、こんな時にこんな顔をして笑う人間ではなかった。
先ほど動きを遮った氷が消える。今すぐ防壁魔術を張ったところで間に合うかどうか、いや、その前に無効化される。それならば。最適解を探すその思考ごと焼き尽くそうとするかのように、なだれ落ちてくる火の弾がレインナートの上に重なる──
◇◆◇
「レインナートさまぁぁ!!」
つんざくような叫び声が響いたかと思うと、ドンッと鈍い音がし、レインナートの体がその手を掴んでいるラズごと真横に吹き飛んだ。
乱入者が誰なのか、この場にいる全員が理解するよりも前に、甲高い悲鳴が上がる。呆然とするアリソンの前で、名も知らぬ少女の身体が焼き焦げていく。
炎の中で少女は咽び泣く。熱いと、助けてと泣き叫びながら、レインナートを見つめ、必死で彼に手を伸ばしている。狂ったように、彼しか目に入らぬというように。
助けなきゃ、と反射的に思ったアリソンの願いに応えて、炎はすぐさま勢いを失くして鎮火する。しかし炎が完全に静まった時には、少女の身体は既に真っ黒になっていた。
当然、息などあるはずもない。
肉の焦げる匂いが充満していく部屋の中で、誰もが言葉を失って、どう受け止めて良いのか分からないでいると、誰よりも早く立ち直ったレインナートが埃を払って立ち上がる。
アリソンを振り返った彼の顔には、満面の笑みが浮かべられていた。
「ありがとう、君のおかげで手間が省けたよ!」
「⋯⋯え」
お礼? なんで? 礼を言うのならば、彼を助けたあの少女にではないのか。
レインナートではなく見知らぬ少女を殺してしまった事実を未だ受け止めきれていないアリソンに、彼はなおもにこやかに語りかける。
「彼女もラフィに成れなかった失敗作だったんだけどさ、ほら、処分に困るだろう? で、いつも使いを出したらすぐに来る奴隷商人がなかなか来ないものだから、ここまで連れてきて外で待たせてたんだけど⋯⋯そうしたら君たちが奴隷商人を殺してしまっていたものだから、どう処分するか頭を悩ませていたんだ。なのに、君が殺してくれるなんて、これぞ渡りに船というやつかな。助かったよ!」
だからありがとう、と。
どこまでも澄んだ目をして、勇者は笑う。
まるで善良な隣人が、世間話を振ってきたような口調と素振りなのに、その内容が頭に入ってこない。
「わ、私は彼女を、殺したかったわけじゃ、」
「うん? でも殺したじゃないか。結果がすべてだよ、そうだろう?」
ひとしきりニコニコ笑った後、彼は息を吸い込み、近くで首を抑えて咳き込んでいたラズの髪を無造作に掴み上げる。
「さてと。それじゃあ、さっきの続きをしようか」
「ラズ⋯⋯っ!」
「痛っ⋯⋯この、しつこい⋯⋯のよっ!!」
ラズの投げた短剣は、防壁に遮られることなくレインナートの左の太ももに突き刺さる。
しかし、レインナートはそれを見て退屈そうに喉を鳴らすと、短剣を抜いてそのまま壁に放り投げてしまう。刺さっていた場所には傷はおろか、血すらも流れ落ちない。治癒術で治してしまったのだろう。
「また毒かい? 懲りないなぁ、俺には効かないって。なんだったかな、君たちが肩入れしてる魔人が言うところの⋯⋯異能だったかな? 俺は祝福と呼んでいるんだけど──それによって、俺には毒が効かないんだよ。何せ俺は、女神ベガの寵愛を受けた、選ばれし勇者なんだから」
「その、馬鹿の一つ覚えみたいな自慢話は聞き飽きたわよ⋯⋯!」
「気が合うね。俺も、君の減らず口はそろそろ聞き飽きたんだ」
レインナートがぐっと顔をラズに近づける。薄気味悪いぐらいに善人めいた笑顔を浮かべているくせに、その胸の内ではどんな残忍なことを考えているのか。
嫌な予感で胸が張り裂けようになり、アリソンは咄嗟に悲鳴じみた叫び声を上げる。
「や、やめてっ!! ラズを離して⋯⋯!!」
「⋯⋯へえ、見捨てて逃げないのか。だけどそれじゃ俺には届かないよ」
「あう⋯⋯っ!」
剣を構えて突撃するが、防壁にあっけなく阻まれてしまう。ヒビを入れることもさえできず、吹き飛ばされたアリソンの体はあっけなく地面に叩きつけられる。離すまいと握りしめていた剣がレインナートの足元に転がり、彼は聖剣を鞘に戻すと、その剣に手を伸ばす。
「アリソン!」
「美しい友情だね、俺も仲間たちのことは大好きだからさ、その気持ちはよく分かるよ。⋯⋯仕方ない、元から君たちなんて殺すほどの存在でもないんだし、その仲間愛に免じて見逃してあげようか? でも、その代わり──」
アリソンの剣をラズの首に当てた彼は、芝居がかった間を置いて、これ以上ないほど慈愛に満ちた笑みをアリソンに向ける。
「俺に向かって、頭を下げてよ。地面に擦り付けて、みっともなく、どこまでも無様に滑稽に、許しを請うてみせろ。自分が間違ってました、って。勇者様に歯向かうなんて馬鹿でした、お願いだから友達のことは見逃してください、って」
──レインナートは。
家族を殺し、村を焼き、かつてラズを弄んで奴隷商人に売り飛ばし、イグニスやエリザベスのようにアリソンを助けてくれた魔人たちを騙しては殺してきた男で。
この男は、そんな己に頭を下げ、許しを乞えと言っているのか。
「できるだろう? 君が本当に彼女を大切に思っているのなら、なんだって出来るはずだ。そうじゃなきゃ、君たちの互いを思い合う想いは偽りだったってことだ」
「ふ、ざけんじゃないわよッ!! アリソン、聞かないで! そんなこと言わなくていい! こんな男に頭を下げるなんて、そんなの⋯⋯っ」
「俺は君に話してるんじゃない、あの子に提案してあげてるんだよ。少し黙っててくれ、おしゃべりな女は嫌われるぞ?」
「い゛ぁああ゛っ⋯⋯!!」
「ッやめて! ラズにひどいことしないで⋯⋯っ」
割って入るように叫んだラズの左足をなんの感慨もなさそうに掴んだレインナートが、容赦なくその足を曲げる。
噛み殺しきれなかった悲鳴をあげる彼女の姿に、真っ青になって叫ぶアリソンを、レインナートは恐ろしいまでの善性に満ち溢れた笑みで見下ろす。
「酷いこと、ねえ。俺が魔人相手にやってる拷問の百分の一もやってないのに。わかるかな、手加減してあげてるんだよ?」
「そんな⋯⋯っ」
「君次第だ、ってさっきから言ってるだろう? 別に俺は良いんだよ? 言わなきゃ、この子が死ぬだけのことだし、俺は何も困らない。⋯⋯あ、服が汚れるのは少し困るかな。血ってなかなか取れないんだよ、知ってる? 知ってるよね、女なんだから血には慣れてるだろう?」
──言いたくない。
でも言わなかったら、レインナートはラズを。
「まあ、ゆっくり考えなよ。人が死ぬのって結構、時間がかかるものだからさ。とりあえずそうだなぁ、爪20本分と、指20本、いやさっき一本折ったから19本か。そのぐらいの時間はあげるよ。決断するには充分だろう?」
ラズまで失ったら、私は。
それだけは。
「君、左利き? それじゃあ左から行こうか。せーの、」
「ッやめてください!!」
「だったら言えるだろう? 俺がさっきなんて言えって言ったのか、もう忘れたのかい?」
「⋯⋯っぁ、ご、ごめ⋯⋯ご、めんな、さ、」
「うん? よく聞こえないなぁ。本気でそれで見逃してもらえると思ってるのかい? もっと大きな声を出してごらん?」
優越感に浸り切ったレインナートの揶揄に、奥歯が軋み、床に立てた爪から血が溢れる。
譲れないことよりも、言いたくない言葉よりも、捨てたくないプライドよりも、今は。
「ッ、ご、ごめんなさい⋯⋯わ、たしが、私が間違ってました、勇者に歯向かうなんて、ば、馬鹿でした⋯⋯っだから、ラズは見逃して、ください⋯⋯」
項垂れたアリソンに、レインナートは演技かかった芝居で首を傾げると、「うーん」と呟いたのち、「まだ足りないかな」と明るく言う。
「頭が高いよ、もっと下げられるだろう?」
「⋯⋯っ」
「本当に自分が間違ってたって思ってるなら、頭を地面につけるぐらいはするはずだと俺は思うんだよね。言っておくけど、俺は君が憎くてこんなこと言ってるんじゃないよ、誠意を見せて欲しいだけなんだ」
できるよね、と言外に含められた圧が恐ろしいほどにのし掛かってくる。
それに必死で抗うように立てた爪が割れているのを見て、アリソンは思い出す。忘れたくても忘れられないあの夜、自分は目の前の勇者と呼ばれた男に、ありったけの意思と気力で立ち向かったことを。
あの時アリソンは、例え敵わなくとも立ち向かうことに意味があるのだと信じていた。
そして今、自分はそれとは真逆のことをしている。
「⋯⋯ゆ、るして、ください⋯⋯」
床に当てた額が熱い。自分の心臓の音が大きい。折り曲げた心が痛い。
しん、と静まり返った空間の中、最初に響いたのは拍手だった。
「よくやったね! 自分の非を認めるのは難しいことだろうに、君はよくやったよ。俺がもう少し若かったら、感動で泣いてたかもしれないなぁ」
「⋯⋯」
「約束通り、君たちを殺すのはやめにしよう。もうこんな愚かな間違いはしないと信じたこの俺の期待を、くれぐれも裏切らないようにね」
「⋯⋯」
「返事は?」
「⋯⋯わ、かりました」
「うん、よろしい。それじゃあ、もう二度と会うこともないだろうけど、しっかり身の程を弁えて生きていくことを願うよ」
まるで飽きたおもちゃを放る子供のような仕草でラズを解放したレインナートは、奪い取ったアリソンの剣もそこらに放り投げ、上機嫌そうに去って行ってしまう。
己を庇って炎に焼かれた少女にも、そして己の命を狙っていた二人にも目もくれず、外の世界に戻っていく。まるで何もなかったかのように。
後に残されたのは、地面に蹲り、額を床につけたままのアリソンと、痛む足を引き摺って身を起こしたラズだけだ。
左足を折られ、立ち上がれないラズはずるすると左足を引きずりながらアリソンの元へと這っていく。音と気配でラズが近づいてきていることは分かっているだろうに、アリソンは微動だにしない。
そう思っていたが、近づいてみるとそれは間違いだったということをラズは知った。
アリソンは微動だにはしている。血まみれの指先や力の入った肩が震え、嗚咽を堪えているような音もしている。
「⋯⋯っ、ご、めんなさ、い」
「アリソン?」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい⋯⋯っ」
「もう謝らなくていいわよ、あいつはもうどっか行って──」
「ごめんなさい、ラズ⋯⋯っ」
アリソンの肩を掴んで顔を上げようとするが、全力で抵抗され、ラズは顔を顰める。
一体どこにそんな力が残っていたのか。一瞬、意地でも顔を上げさせてやろうかと思ったが、思い直して背中をさすることにした。顔を上げないのは、アリソンに残された最後の矜持だと思い至ったのだ。
「⋯⋯アンタが何に謝ってるのか知らないけど、あたしはアンタにお礼を言いたいわ」
「お、れい⋯⋯? なんで、ですか。私なんにもできなかったのに。お、お父さんとお母さんを、ルノーを、イグニスさんを殺した人に頭を下げて、あんなこと言ったのに⋯⋯!」
「アンタはあのクソ野郎の悪趣味に付き合わされただけでしょ。⋯⋯ありがとう、あたしを助けてくれて」
「⋯⋯っ、そんなこと! 私は、私のためにラズに生きて欲しかっただけで⋯⋯!」
「それでもよ。アンタは言いたくないこと言って、したくないことをしてまで、あたしを助けてくれた。そんなことをする義理なんてどこにもないのに」
蹲ったままのアリソンの背中を撫でながら語りかけていると、アリソンの体から少しずつ力が抜けていくのが分かった。
恐る恐る、といった様子で顔を上げたアリソンは、怒られるのを待っている子供のような顔をしていて、ラズはたまらない気持ちになる。
「⋯⋯お、怒って、ないですか」
「アンタはあたしを助けてくれたじゃない。怒る理由がどこにあるのよ」
「だ、だって⋯⋯だって、私たちの仇なのに。仇に頭を下げて、私、」
「あのね、アリソン。大事なのは言葉なんて上っ面なものじゃないのよ。アンタの意志は折れてないし、あたしの意志も折れてない。なら、口先で何を言ったとしても関係ないわ。あいつにはあたし達が心を折られたと勝手に思わせておけばいいのよ。本当のことは、あたし達だけが知っていればいい。そうでしょ?」
勇気づけるような言葉とは裏腹に、ラズの声色にはどこか諦めが滲んでいる。
本当は、アリソンが顔を上げた時、少しでも諦めの色があればいいと思っていた。そうすれば、イグニスから託されたこの心優しい少女を、これ以上復讐に駆り立てずに済むと。
けれど、顔を上げたアリソンの目には、ラズ自身と同じ、消えることのない炎がずっと渦巻いていて。アリソンだけでも平穏に、というのはどうやら叶わぬ願いであるらしい。
「あいつは今、油断してる。これはチャンスなのよ。逆境を好機に変えましょ。ね?」
「⋯⋯ッ、ラズさぁぁんーーー!」
どすん、とぶつかるように抱きついてきたアリソンを咄嗟に抱きしめ返す。突然の抱擁に戸惑っていると、肩元で泣きじゃくるアリソンの声が聞こえてくる。
それを聞いていると、泣くものかと耐えてきた熱いものが自分の心の中からも溢れ出すのを感じ、ラズは眉間に力を込めて、顔をアリソンの肩に押し付ける。
「くやしいです、ラズ。くやしくて、ゆるせなくて⋯⋯こわかった⋯⋯っ!」
「⋯⋯ッ、ええ、あたしもよ。あたしもよ⋯⋯!」
怖かった。腕の中の温もりを失くすことが。
悔しかった。仇に揶揄され、取るに足らない存在として見逃されたことが。
寄る辺ない孤児のように二人の少女は互いを強く抱きしめ、声をあげて泣いた。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
前回から重めな展開が続きましたが、次回で一旦持ち直す予定なので、ぜひ引き続きアリソンとラズの物語にお付き合い頂けると嬉しいです。
次回更新日:7/17予定




