脳のかゆみ
「はい、どーもー!」
「はい、どーもー!」
「ええ、もうすっかり秋って感じですけどねー、皆さん、あれですよね、秋になってくるとやっぱり・・・あれ、痒くなってきますよね。」
「あれ?」
「うん。痒くなってきますよね。脳。」
「いやいや、ならないならないw」
「え?なるでしょ?ならないの?秋の訪れと共に脳痒くならない?この時期。」
「なるわけねーだろ!だいたい脳痒いってなんだよ。頭痒いなら分かるけど脳痒いってなんだよ。」
「いやいや、お前は特殊な体質だから分からないかもしれないけど・・」
「おめーだよ!」
「いやいや、お客さんも脳痒くなりますよね?あれかけばかくほど痒くなるんすよねーw」
「かけねーだろ!脳は?どうやってかくんだよ!頭つきやぶらないとかけないよ?脳痒くたびに血だらけだよ?」
「そのかさぶたがまた痒いんだよー。」
「突き破ってんのかよ!頭突き破ってんのかよ!」
「いやいやそれは冗談だけどさ、俺の脳ってかく部分が外に出てるタイプの脳だから。」
「ん?」
「俺の脳ってかく部分が外に出てるタイプの脳だから。」
「・・・ちょっと何言ってるかわかんない。」
「だからさ、かくと気持ちいいとこあんじゃん、あれがかけるように外側にブシャーって出てんだよ。もうさ、すげー出てんの。グワッーて、ゴシャゴシャゴシャゴシャーってもうすごいんだよ、ブゥワワワー
「いや音はいいんだよ!ゴシャゴシャゴシャゴシャーじゃないんだよ!伝わらねーよ!脳が外側に出てること効果音で伝えてくんじゃねーよ!いくら伝えてきても受け入れられねーからそれ!」
「じゃあさ、実際に脳かいてみるからお前それ見ててよ?」
「・・・・まあ、百聞は一見にしかずか、じゃあ見してよ。」
(ここでチンコに手伸ばす)
「おい!」
「・・・え、何?」
「え、何じゃないよ?そこ脳じゃねーだろ!」
「・・・・え?どゆこと?普通に脳だろ。常識的に考えて。」
「どこの常識なんだよ!そこに脳がついてる常識はねー!断じてねー!」
「いやいや、でもしょうがないだろ、そういう生命体なんだから。」
「どーゆー生命体だよ!そこはアソコだろ!脳じゃないだろ!」
(黙ってチンコに手を伸ばす)
「かくなよ!アソコをかくな!」
「えー、まあそういうわけでね、皆さん秋といったらスポーツの秋というわけで・・
(喋りながらチンコに手をのばす)
「かくな!アソコをかくな!」
「かくよ。だってアソコじゃないもん。」
「・・・じゃあ、わかった、脳をかくな!脳をかくな!」
(こんどは頭にてを伸ばす)
「かくなよ!脳をかくな!」
「・・・脳じゃないもん。」
「じゃあなんなんだよそこは!」
「いやっ、それはねえ、・・・コンプライアンス的に言えないだろ、ちょっとそれは。」
「え・・・・あ、もしかして、お前、アソコが脳ってことは、逆に・・・・こっちは・・・・」
「・・・・・・うん。」
「・・・・・お前、マジかよ・・・・」
「うん・・・・・」
「いや、体質だからしょーがねーけど・・正直ドン引きだわ・・・・」
「そうなんだよ。実は俺のここ(頭を指して)・・・・・」
「・・・・・」
「十二指腸なんだよ。」
「チンコじゃないんかい!いいかげんにしろ!どーもありがとうございましたー!」