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無双転生。脳筋が進む異世界冒険潭 作者:ごりマッチ

一章~転生~仲間達

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拷問

これが、今の俺の文章力だ。
この温度、皮膚に触れたら、まず爛れる等以前に腕が無くなる。
足が喰らえば、皮一枚で繋がる事もなく、焼き千切れるだろう。
さて、此処で問題だ。この炎、恐らくは人が使えるものではない火力だ。
そして、それを倍にした超火力を、相手に返す。そしたら、どうなるだろうか。
結果は、こうなる------------------------------------
「だからなんだ。それがどうした。[反魔]。」俺がそう呟く。するとどうだろうか?先程まで、俺の鎧越しに熱して来ていた、超高温の炎が、全て全て一ヶ所に収縮し、俺の手のひらに集まった。
今の事象からわかる通り、この鎧の能力[反魔]、通常ではもうそれ以上上がる筈のない火力の魔法が当たると、倍にするために限りなく縮小するらしい。
なるほど、これは良いことを知った。密度が軽ければ、凝縮させれば良い。納得だ。
そして、恐らくは殺す気で放出した魔法が、消える所か、更に高次元の魔法へと昇華させた相手を見て、その魔王は、いや少女は、戦慄した。
(何で、あれを止められるの。あれは、[本当]の魔王様にも驚かれた火力なのに。特に可笑しいのは、あれ。あの身に付けている鎧、あれを身にした途端、あの人間の戦闘力が跳ね上がった感じが凄く感じる。)
その幼くも見える体躯で、目前の現実を、正確に判断し、観察していた。その行動力、冷静さ、最早称賛に値する。
が、その結果、知らなければ良いことを理解する事となった。
「これが、分かるか?これはお前の出した[滅却]を、倍の威力にした結果、形が小さくなった物だ。これを喰らったとして、お前はどうなる?消えるか、重傷か、そのどちらかだろうな。」
そう、あの人間が突き付けてきた言葉。これはもう、[魔王様]でなければ使えないであろう火力なのだ。しかも、それを手のひらに浮かばせ続けながら、こう、口にした。
「そして、これを更に俺の鎧にぶつける。すると、どうなる?」
一歩ずつ近付きながら、そう言った。
そして、球体と化したその焔を、自らに当てる。
するとどうだろうか?先程まではまだ幾らか見えていた球体が、まるで無くなったかのように、見えなくなった。
が、実際にそれを手のひらに浮かせているジークは、気付いていた。
(もう胡麻と同じような小ささだな。)
要するに、この世界では、このサイズにすると、限界火力に達することを表している。
が、もしこれを更に鎧に当てたら、駄目な予感がする。なので、此処で止めておく。
そして、魔王との距離が残り100歩分になった所で、歩みを止める。
そして、右手の人指し指に焔を設置する。かなりの熱が感じられる。
この鎧と、そして、今の肉体(2250x)でなければ、耐える事は不可能であろう熱だ。
そして、弾く。その速度は、もう肉眼で捉えることすら困難だろう。少なくとも、ユーリの放つ[ネオル-バクト]の3倍だ。
そして、俺が一回、瞬きをした瞬間
それが直撃した筈の魔王は、少ししてから、右脚の太股に違和感を感じた。
「熱い?痛い。何、これ。」脚を見ると、.... 2cmの、貫通した穴が出来ていた。
これを見た魔王は、恐怖ではなく、違う感想を抱いていた。
なぜ、痛みを感じないの?だ。
答えは単純。大腿神経が通る肉が、超高温で焼かれることで、血管毎機能を失ったのだ。
幸運だったのは、そのあまりの火力故に、血管が焼かれ、流血を防げた事だろう。
「い、痛いっ?いや、違う。何だろう、恐いのかな?僕。」
初めて体験する事態に、頭が追い付かず混乱している魔王に、ジークが辿り着く。
そして、こう告げた。
「答えろ。今までに戦った人間を、覚えているか?回答と違う言葉を口にした場合、お前の腹を全力で殴る。もう最初の威力じゃないぞ?さぁ、答えろ。」
言えば助かるのだろうか?否、恐らくは違う。この人間、言うだけ言わせて、首を折るなり、四肢を奪うなりする眼をしている。
仮に言ったところで、こちらに助かる道は無いだろう。
「知らない。覚えてない。」
反抗する。それに、本当に覚えていない。
すると、これを聞いて
「そうか。」と一言言うと、その巨大な拳を振り上げ、.... 全力で、降り下ろした。
「がはぁっ!」べちゃあ。そのあまりの威力に、一撃で悶絶する。そして、間髪入れずに、
「もう一度訊くぞ。覚えているか?」
言葉を掛けられたのは解っていても、その痛みに悶絶し、のたうち回っていると、無理矢理両足を膝で押さえつけられ、今度は、鳩尾を全力で殴った。その痛み、拷問に値するだろう。
しかも、人間の数十数百倍は堅い肉体をもつ魔族が、喰らっている。
これは通常有り得ないのだ。この世界には、それを出来る生物は、同種の魔族しか居ない筈なのだ。
それを、人が、人の身のみで、実行する。
失い掛けた意識の中で、魔王はこう思う。
(もう、良い。もう、痛みは要らないよ。だから.... )
「止めてよ。お願い。」
続いて三発目の大砲を放とうとしたジークは、その言葉を耳に入れた瞬間、あと2mmと言った所で、拳を停止させる。

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