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無双転生。脳筋が進む異世界冒険潭 作者:ごりマッチ

一章~転生~仲間達

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試験

何となく文の雰囲気変えてみるっす。
冷たさの伝わってくる梯子を降りる。その梯子が繋がる先はかなり深く、最初は暖かさの残っていた俺の指は、今はもう完全に冷えきっている。
指先に息を吹き掛けながら、下へと降りていく。「おい、ジーク。」
コチラの事など気にせず、呑気に喋り掛けてくるザック。が、俺はまだ、具体的に何をするかを教えて貰ってない。此処はひとまず、
「何さ?」
と返答しておく。あまりにも冷たいので、指先だけでなく、全身が凍てつかされた様な気がする。
「お前、この下でなにすると思う?」
詳細を伝えて貰えると思っていたので、
「は?解らないよ。」
若干怒りの籠った声で返す。すると、
「あぁ、悪い悪い。からかってみたかったのよ」
真面目な顔でそう言ってきた。いや、そんなに真面目な顔されると、反応がしにくいわ。
「で、具体的には何するの?」
グダグダせず、本題へ戻る。一々他の話題に移る必要は無いのだから、当然の事だ。
「え?止めるのか?...ま、当たり前か。」
そうだな.... 。と、梯子を降り続けながら、次々と詳細を伝えてきた。
1[膂力審査]2[智力審査]の二つを選ぶらしく、基本的には、ハフェルやザックがそうだったように、2を選択するものが殆どらしい。
だが、何故2しか選ばれないのか?少し引っ掛かるので、ザックに聞いてみる。すると、
「.... 実はな。どんなに難度の高い試験でも、審査のタイプは変わらないんだ。だが、そこが問題なんだよ。」
...?少し意味が分からない。どういう事だろうか?
「お前も聞いただろうが、冒険者の昇格試験は、[E]→[D]→[C]→[B]→[A]→[S]→[SS]の順番に受けるんだが、その試験内容が、変わらないんだよ。」
..... つまり、初心者も、上級者も、同じ課題を出される、と言う事だろうか?
「そうだ。で、その問題の課題なんだが...お、着いたぞ。」
肝心の情報を説明する前に、目的地に着いてしまった。最悪のタイミングだ。
「で、その課題とやらは何なんだ?」
落ち着いたので、もう一度聞く。
因みに周りの風景だが、何か有る訳でも、特徴の有る物があるわけでもない。
が、一つ此処で訂正。
どの立ち位置から見ても、真ん中に通る梯子を中心に、膨大な広さを誇る石のドームがあるのみだが、良く見ると、梯子から200m先に在る、地面に刺さった剣が在るのだ。しかも、その大きさは、俺のもつ長身のロングソードなんぞ比較にもならない、大質量のバスターソードだ。
俺がそれを確認すると、横に居るザックが
「お、見つけたか。そう、あの剣が試験材料だ。」
と言ってきた。まぁ、このだだっ広い空間に、ガン、と一本の巨剣が突き刺さっていれば、誰だってあれに目を向けるだろう。
が、あれが何なのだろうか?
「1番を選んだ冒険者は、あの剣をどうにかして上に引き抜くのが[S]ランクへの昇格条件だそうだ。因みに、成功できた者は、今まで一人もいない。」
なるほど、俺に対して向けられていた疑わしげな視線とは、それが理由か。がしかし、
「俺なら普通に抜けると思う。」
正直な感想を伝える。と、
「...ふむ、何故だ?」
俺が何故そこまで自信ありげに言えるのか、理由を訊いてきた。が、理由は単純。
「だって俺、力ヤバイし。」
.... .... 反応がない。もしかして、おかしな奴だと思われたか?心配になったが、
「..く、ハハハハはアーッハッハッハァ!それでこそ、俺を相手に微動だにせず、ハフェルを倒した男だ。」
オーケーだったみたいだ。すると、
「んじゃ、俺がこの記録結晶でこの場所の映像を保存するから、良かったら合図を送ってくれ。」
本格的なアイテム?の様な道具をポケットから取りだし、空中に投げると、ヴヴヴヴヴヴゥ!
その水晶体の様な球体の道具は、空中に浮かんだ。よーーく見たが、原理は謎だ。
それを確認すると、俺は巨剣が突き刺さっている場所へと進んでいった。

「.... オーケーだ。」
俺の腰辺りに在る剣の柄を掴み、そう言うと、
「それじゃ行くぞ。あ、後、その試験方法で[SS]を取る方法だが、剣身を引き抜き、抜いた後の穴の下の鋼鉄に深く差し込まれている一本の短剣を引き抜けたら、合格だそうだぞ。が、恐らく無理だと言われているから、そっちは気にするな。」
.... ふーん、その志多、ねえ。
取り敢えず、柄を掴んでいる手に、[20x]の倍率を掛けて引っ張るが、
グッッ!.... 抜けない。堅いな。まったくびくともしないので、[50x]に変更してやると、
ガッザザザァッ!ガァン!ガン、ガンガァンッ!抜けた。俺がふ、と息を吐くと、
「.... 大丈夫だ。完全に記録出来た。これで、ジークも俺達と同じ、[S]ランク冒険者の仲間入りだな。」
無事に映像を撮れたらしいザックから、歓迎の言葉を貰った。が、
「まだ、終わりじゃない。今度は下を引き抜く」
やれるだけやってみる事にする。すると、それを聞いたザックは、
「.... そうか、分かった。けど、誤魔化しは無駄だからな?さっさと諦めろよ。」
一応今からの映像も撮ってくれるらしい。が、無理だと思われている。
.... .... これか?カンカンッッ。.... うん、相当堅いな。
落ち着いて柄を掴むと、
「オーケーだ。」と合図を送る。
[500x]の大盤振る舞いで、柄を握る。そして、
「ふんっっ!」と全力で力を入れる。が、
ググググッッ。何と、微動だにしない。....
なら、[1000x]だ。そして、思いっきり引く。すると、
ギャリギャリギュリィィッッ!
「嘘.... だろ。ジーク。」
物凄い不快な金属音と共に、短剣は抜けた。
つぎから戻るよ。
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