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嘘ついたのだーれだ?  作者: 桜里 花
5/10

竹内和奏

「篠崎くんは、どうゆう人ですか?」

「みんなのムードメーカーで運動神経が良くて、剣道が得意。ここだけの話、私、小3の頃からずっと好きだったんです。大和は優希のことが好きだったみたいなんですけど。でも、蓮のことを応援してあげていて。優しいですよね。私は、もし友達が大和のことが好きって言ったら応援できないかも…。」



「じゃーねー!また明日!」

女子みんなで帰っていたとき、私は一番最初に道を曲がった。こうゆうとき、家近いって損だなって思う。しばらく歩いていると、大和にあった。大和の家は剣道の道場があって、私も小さい頃習っていた。私はバスケのクラブに入っちゃった時やめちゃったけど、大和はまだがんばっているらしい。

「走り込み?」

「あぁ、冬になると走れなくなるから今のうちに体力つけとけだってさ」

「大変だね」

「まぁな。でも、お前も大変そうだよな。バスケってめっちゃ疲れるじゃん。」

「確かにね。でも、楽しいからいいの。」

「頑張れよ」

「大和もね」

そういい私は歩き始めた。久しぶりに二人っきりで話ができたのが、うれしくて少し遠回りをして帰った。そうして、事件が起きた。「もう、宿泊研修かー。ねー、大和。一緒の班にならない?」

そう、私は言った。

「おぅ。」

「俺らもいいか?俺ら4人だからちょうどいいし」

新しく同じクラスになった坂本くんに言われた。

「いいよー。よろしくね!」

「よろしく!」

これで班のメンバーは私、大和、坂本くん、山崎くん、葉月、鈴花になった。


そして、当日になった。

「おはよー!」

「おはよー!楽しみだね」

「だな。」

「私、昨日寝れなかった。」

「もう、バス行くみたい」

「じゃあ、行くか」

そう言って、バスに乗り込んだ。

なんだかんだで宿泊施設について自由時間になった。そして、自然とコイバナに繋がった。

「ねぇー。和奏ってやっぱり、篠崎くんが好きなの?」

「え?な、なんで?」

「見てればわかるよー。で、告白したの?」

「まだ…」

「すればいいしょ!篠崎くんモテるから取られちゃうよ」

「いや、告白する勇気ない」

「えー。じゃあ、今日みんな告白しよう!みんなでやれば怖くない!」

「え、まぁ、和奏のためだし私も告白する!」

「えー、わかった。私も頑張る。」

そう言い、自動販売機に向かった。


「お前も買いに来てたのか」

「うん。頼まれちゃって」

「ふーん」

「あのさ…」

「ん?なに?」

「大和って今、好きな人いる?」

「え、なんだよいきなり。」

「あのね、私、大和のこと好きなの。」

「…」

「大和は?私のことどう思ってる?」

「…好きだけど、それは友達としてなのかもしれない。でも、好きになるかもしれない」

「じゃあ…」

「うん。付き合おう」

「よかった〜。よろしくね」

こうして、私たちは付き合った。


それから1年と2ヶ月。優希の事件から3年後。郁子山小に集められた。

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