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第41話

「School Days」放送開始により、例のEDがフラッシュバックしました((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

「私が悪魔に行動の主導権を奪われた後


私はロキに連れられてロキのアジトと思われる場所に連れて行かれました。


ここと似たような城です。


そこでアポカリプスの召還の準備が整いつつあると聞かされました。


その後私は異世界を回って魔玉を手に入れてはロキに魔法で転送していました。


邪魔する人は殺していきました……そしてロイさんも…。


あ、そういえば城のあった世界はずっと夜でした。


そして外には朱い月が満月のまま動かずに浮かんでいて


城の庭にはいくつかの小さな湖があってそのどれにも朱い月が水面に映っていました。


ロキは月を見てアレはユグドラシルと繋がっていると言ってました。


今思い出せるのはこれだけです」


「そうか…『ラグナロク』が近づいているということじゃな。


それにユグドラシルと繋がる。


おそらくはユグドラシルと繋がり、同じ機能を持ったということじゃろう。


それが本当ならこちらからロキのアジトへ向かうこともできる。


少し調べてみる必要があリそうじゃな。


如月祢音、よく覚えていてくれた。下がってよいぞ。


レミア、フェイト、ユグドラシルへ行くぞ」


「「はい」」



そしてオレたちは今、城内にあるオレの部屋にいる。


「さっき聞き損ねたんだけど、どうしてお兄ちゃんは生きていられたの?」


そういやそれを言いかけてロキが現れたんだっけな。


「それはオレが吸血鬼になったからだ。


吸血鬼は治癒能力が高くてな、それで生きられた」


「吸血鬼…聞いたことある。


じゃ血を飲まなきゃいけないの?」


「ああ、普段は奏の血をもらってる」


「トマトジュースじゃダメ?そういやニンニクは食べられない?」


なんつー発想だ。まぁベタと言えばベタな考えなんだが。


「飲んでも意味なさそうだし、ニンニクは食べられる」


…多分な、試したことないし。


「じゃこれからは私のもあげようかぁ?」


とオレの目の前まで顔を寄せてくる。


「……………」


「なんなら今でもア・ゲ・ル♪」


「いや、やっぱやめる」


さらに顔を寄せてきたので1歩引いて顔を逸らす。


「ほらほら〜ピッチピチでわっか〜い女の子の血だよ〜」


こいつ全然深刻だなんて思ってねぇだろ。


まぁ逆に深刻に思い過ぎて落ち込んでもらっても困るんだけど。


そうしてオレがしばらく黙っていると


「……フザケすぎたかな、ゴメン。もう元には戻れないの?」


と謝ってきた。急にしおらしくなるヤツだな。


「多分。まぁ気にすんな。またちょいとしたら頼むよ」


「うん」



☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★



その頃のオーディンたちはというと…。


「何か異変はなかったかのぅ?」


オーディンはユグドラシルの根本まで歩き、


そこにいる小さなリス、『ラタトスク』に問いかける。


ラタトスクはキィキィ言って何を言っているのかわからないが


オーディンはわかっているようだ。


「そうか。…フレズベルグ!」


オーディンが呼ぶと大鷲が樹の頂上から降りてくる。


そしてまたオーディンと話す。


「……そうか、『アレ』か。


言われてみなければ気付かなかったな。さすがはロキ」


オーディンが見上げた先にはまん丸の月が浮かんでいた。


ユグドラシルのある部屋は外と同じように魔術で作られた偽物ではあるが


太陽や月や星がある。時間帯も全く同じだ。


「アレで向こう側へ行けそうじゃが2人ともどうみる?」


「罠の可能性がありますがロキの居場所へ行ける確率は最も高い方法でしょう。


他の方法はリスクは高いわりに確率は低いものばかり。私はこれでいくべきかと」


まず始めにレミアが分析した。


「私もそう思います。


残念ですが私では力不足でこの先の未来をアカシックレコードから


読み取ることはできませんでしたのでどうなるかはわかりません。申し訳ありません」


「気にすることはない。『虎穴に入らずんば虎児を得ず』という言葉もある。


レミア、『ヴァルハラ』へと向かい『エインヘリャル』に戦の準備を調えるよう、


フェイト様は情報部へ行って『ヘイムダル』に『ギャラルホルン』で


調律師たちに戻るよう報せるようそれぞれ命じてくれ」


「「はい!」」


そしてレミアとフェイトは部屋から出て行った。


「ついに始まる。『ラグナロク』が…」



☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★



オーディンの一声(正確に言えばヘイムダルなんだろうが)で


全ての調律師がこの世界に戻って今は長老の間にいる。


「さて、ギャラルホルンで聞いてはいると思うがロキの居場所がわかった。


つまりこちらから攻め込むことが可能となったわけじゃ。


今すぐに向かいたい所じゃが。お主らには万全の状態で戦ってもらいたい。


そこで明日は休養日とし、明後日にあちらへ攻め込むとする。


過ごし方はそれぞれ好きなようにするがいい。


が、明後日の戦闘に支障がないようにな」


もうそろそろ最終決戦ラグナロクです。はてさてどうなることやら・・・・

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