↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR

ごっこまんの140字小説集

ごっこまんの140字小説集⑧

作者: ごっこまん
掲載日:2026/10/07

ごっこまんがX【https://x.com/gokkoman】で発表している140字小説のまとめ

暑い…今年はマシだと思ったら、もう去年より暑く…

あれ、急に暗く…

日蝕なんて聞いてないぞ

【愚かな人間どもよ…】

な、空にデカい人影が

【この酷暑は因果応報…】

自然からの報復!?

【だから無関係な我まで巻き込むな…】

違う、とばっちり受けた上位者だ!

【我が日陰を作る間に対策してくれ…】


――暑さには勝てなかったよ


   ・


ダンジョン攻略配信者は命懸け

最近は自律式ドローン撮影とか便利な物が増えたな

でも、画角とか拘ると割に合わない仕事だって、みんな気づいている

トップ配信者でも一歩間違えれば魔物の餌食

俺も撮影ドローン使ってるよ

配信じゃなくて偵察に

こんな便利な使い方があるのに、何で誰もやらないんだろ


――ダンジョン攻略配信機材


   ・


「前夫の連れ子が、身の程を弁えて」

『当家に置いてあげているだけでも感謝なさい』

はい…

…

「何をしているの」

お掃除を…

『聞いた?』

「無理解な子」

…

「掃除なんてドレスが汚れるわ」

『朝食の時間よ。もっと私たちに感謝なさい』

あ、りがとうございます

「『おほー!』」

(ジャンキーだ…)


――感謝なさい、早め多め濃いめで


   ・


≫あ゛つ゛い゛≪

日差しが土砂降りだ

足元に溜まる汗が影のように見え、ポケットには何故か出汁の染みた稲荷揚げ…いや、汗だくのハンカチだ

コンビニは祭の装いで、氷を詰めたドブヅケにラムネを差していた

たまらず呷る

ぬるい

氷かと思えばレジン宝石

店員と私は虚無に陥り、陽炎に揺らいで溶けた


――ファッキン酷暑


   ・


夏祭り

彼女を花火大会に誘い、河川敷に座る

話題がない

花火の試し打ちに彼女が驚いて、僕にすがった

固まる2人

チカチカ、ドンドン

夜空一面の花火が瞳に映る

「もう終わったよ」

清掃ボランティアの声で我に返り、さっと離れる

言われるまで気づかなかった

互いの瞳と心音が、花火のようだったから


――夢花火、私の心は夏模様

※リメイク、再掲


   ・


ナマズのマーマンが賭場に来た

「あの抜けた面。見るからにカモだぜ」

『バカが。奴は5本の指に入る本物の博徒だ』

「あのヒゲ面がか?」

『あのヒゲで電気を拾って地震すら予知するんだと。ディーラーの手は筒抜けなのさ』

…

「ボロ負けしたぞ」

『ディーラーが下敷きで頭擦ってから流れ変わったな』


――ナマズ博徒


   ・


炎天下、景色が白熱していた

車道に伸びた二条の黒線は融けたタイヤ痕で、終端ではサバンナでも横断できそうな車が煙を上げて立ち往生

俺の靴底も剥がれて、ガムを踏んだような履き心地になっている

道端に鉄板が並ぶ

玉子煎餅にお好み焼き、焼きそば、フランクフルト

ガス不使用

外というより厨房だろ


――ごっこまんの靴に捧ぐ


   ・


「お豆いらな〜い」

『食べ物を粗末にすると、魔法学校で苦労するよ』

「好き嫌いと魔法は関係ないもん」

『そんな子が使い魔召喚しても“もったいないおばけ”が来るわよ』

「嘘だ。聞いたことないもん」

『そりゃそうよ。おばけの主は非業の死を遂げるの。どんな窮地でもエリクサーを使わなくなるの』


――使い魔もったいないおばけ


   ・


「太陽の周りを地球が回っている!」

『この異端者を捕らえろ!』

うーん、時間旅行に来たら変だぞ

地動説、こんなわかりやすく迫害されてたか?

「地球は29.8km/sで公転し!天の川銀河を220km/sで!宇宙を600km/sで移動している!」

こいつ未来人だ!

じゃあ追う側は時空警察!?

お前らか!誤解を残したのは!


――地球の色んな運動について


   ・


VRMMO“PUNISHMENT”

固有敵の中身は死刑囚、人呼んで社会的制裁RPG

生と死の螺旋で心を壊す

死刑囚は次第に本物の怪物となる

「手を組まない?」

そのプレイヤーは【魔物使い】

「固有敵はテイム不可。だけど同意はできるわよね。仕様の外からランカー殴ろうぜ」

俺は乗った

「執行猶予は」

『100デス』


――VR死刑、執行猶予100デス


   ・


この町の花屋、初見だとギョッとするけど人気がある

旬の花を取り揃え、どれも一段と香り高く

果実や野菜の受粉はお手の物

たとえ夏でも満開のサクラを用意してくれるし

おまけに恋愛占い、指南は百戦錬磨

花束が飛ぶように売れる

他にも色々やっているけど

店主ご夫妻が淫魔ということで察してほしい


――人気の花屋


   ・


聖女を2人召喚した!?

「前代未聞です」

片方は偽物か?

「いえ、過去の聖女は皆本物ですので…」

2人必要という天の思し召しか

…

3…いや、双子

『くすくす…村から出ちゃった』

『奈牢様が怒ってる』

『魔族も皆殺されちゃう』

「王子、鑑定を」

…【因習村の双子】?

ザザッ

鑑定画面が…?

【贄奉レ】


――聖女因習


   ・


「王子!聖女を召喚したら48人も!」

バカじゃねーの!?

SIJ48か!?

「王子?」

何でもない

それで、聖女たちは?

『面妖な…もし、そこな女』

『誰が女か。某は大石内蔵助…』

『か、家老殿!?』

赤穂浪士TS転生してんぞ!?

…いや、1人多い?

『その方は』

『余だ』

『と、殿!?』

浅野長矩と再会して泣いてる!


――SIJ48


   ・


「どうして!?私は乙女ゲーの主人公で!あんたは悪役令嬢なのに!」

『私は理想のために努力した。貴女は主人公の座に胡座をかいた。その差よ』

「だからって攻略対象の男どもにBLさせる!?」

『シナリオの強制力を確かめる内に、つい歪めちゃって…』

「生前の業!」

『残すは悪×主…♡』

「っ!?(ぞあっ」


――カプ厨令嬢


   ・


肉を咥えた犬が橋を渡っていると、川面に映る自分の姿が見えた

(あいつの肉の方が大きそうだな。一つ脅かして奪ってやれ)

犬が吠えると、咥えていた肉は川に落ち、沈んでしまった

すると、川底が光り、女神が犬の前に現れた

「あなたが落としたのは金の肉、それとも銀の肉?」

犬は女神の手に噛みついた


――野性


   ・


これが呪いの宝石…

所有者が相次いで不審な死を遂げたという曰くつき…

噂通りの妖しい輝きだ

「本当にお引き取りくださるので?」

むしろ買い受けたいくらいだ

「おやめなさい!所有権を持っては…」

冗談だ

白紙の権利書を何枚か買いたい

「それは…ええ、はい。どうなさるので?」

賞金首の名前を書く


――宝石ハンター


   ・


「親方!魔石で装備を鍛えて!」

おう、3日後来い

『いつまで続けるの?』

何をだ

『装備って完成時点で鍛える余地がないわ。摩耗する一方なのに、強化なんて信じさせて』

冒険を楽しませたいのさ

『それで1から新品を?一生遊んで暮らせる財産の使い道がそれ?』

遊びの内だ

『これだから伝説の冒険者は』


――鍛冶屋で武器強化


   ・


Q.異世界にビキニアーマーが存在する理由、5つ答えよ

「攻撃されたらスタンする箇所さえ守れば回復魔法で補えるから」

◯

「ロマン」

◯

「白骨化しても蘇生魔法を優先してもらえるから」

◯

「客寄せ衣装の横流し」

◯

「実はフルアーマーの一部で、そこだけ抜けてる女騎士の存在を示唆するため」

◎


――異世界ファイブボンバー


   ・


視聴者から送られた、一本の動画データ

昼間の動物園、家族を映したものだと言う

虎の檻の前で、異変が起こる

耳を澄ましてもらいたい

『…ケテ』

おわかりいただけただろうか?

Replay

『助ケテ…』

男の呻き声

その声は、我が友、李徴子だとでもいうのだろうか?

『如何にも自分は隴西の李徴である』


――本当にあった臆病な自尊心


   ・


Q.異世界の魔法と祈祷の違い、5つ答えよ

「真理の探究か真理の解釈か」

◯

「神への疑問か神への恭順か」

◯

「自ら発動するか神に委託するか」

◯

「じ、呪文か儀式か」

✕

「ごめん、淫靡か清楚か」

✕

「はあ!?じゃあ何!?効果を分類するか派生させるか!?」

◯

「奔放なエロスか禁断のエロスか」

◎


――異世界ファイブボンバー2


   ・


最近のなろう作家は素手でクマを倒せないという話がXの片隅で話題になっている

残念ながらそれは事実だ

クマを倒そうにも無意識に殺気を放ち、逃げられてしまうからだ

私に至っては殺気に中てられて息絶えたクマしか見たことがない

気の操作の拙さを恥じるばかり

先達よ

新時代は眠れぬ夜が続くだろう


――何やねんこのミームどこが出処やこんなんうちで育てられへんで元あった場所に捨ててき


   ・


教室で台本を覚える傍ら、窓からサッカー部の彼を覗くのが癒し

マネージャーと談笑する彼

カーテンを引き、女だけ隠す

すると彼から私が更に隠れてしまって、愚かで恥ずかしく、私はカーテンを閉じた

思い出したのは2回

カーテンコールで観客席の彼と目が合ったとき

ウェディングベールを捲られたとき


――幕が上がる


   ・


Q.解散する冒険者パーティにありがちな特徴、5つ答えよ

「仲立ち役が離脱」

◯

「パーティ内不倫」

◯

「実力主義と暴力礼賛の混同」

◯

「リーダーが無能」

✕

「高齢化」

✕✕✕

「え、多種族混成?」

✕

「えーっ…死別?」

…◯

「解散の原因のくせに、心当たりない顔でオロオロする野郎がいる」

◎


――異世界ファイブボンバー3


   ・


Q.魅了魔法・薬の用法の内、禁止されているもの、5つ答えよ

「緊急時以外の対人使用」

○

「狩猟、乱獲」

○

「広告利用」

○

「荷駄の誘引」

○

「鏡像への使用」

○

Q.推奨される用法、5つ答えよ

「畜産」

○

「害虫駆除」

○

「遭難時の誘引」

○

「絶滅危惧種の繁殖」

○

「夫婦の同意の上」

○


――異世界ファイブボンバー4


   ・


二つの国で謀反があった

両王は奴隷に堕ち、大観衆の前で舞台上に立たされた

「何を企む」と王

【目的は1つ】と謀反人

【最強を決める】

『何を馬鹿な』

【平和の国で仲良しこよし。似合わねえぜ、無冠の拳王】

両雄、未だ決着を見ず

【奴隷なら遠慮は無用、だろ?】

ゴングと喝采に未練が握り潰される!


――持たざる者たち


   ・


「パーティメンバー募集と聞いて」

職業は?

「召喚術師です」

何が得意?

「敵の体内に致死性の病原体を召喚したりします」

えげつな

「逆に皆さんの腸内に乳酸菌を召喚したり」

何でも良いけど、試用期間からね

…

くっ!敵の体内を食い破って、強大な魔物が!

「あああれ召喚獣です」

だからエグいて!


――器用な召喚術師


   ・


Q.意外と美味い魔物、5つ答えよ

「グールが飼育するゾンビ。野良と人型はダメ」

◯

「毒抜きしたヒュドラの肝」

◯

「マーマンのキャビア」

◯

「食人植物の蜜」

◯

「幽霊船」

!?

「食えるのか幽霊船」

「フナクイムシの巣窟なんだ」

「ムシか…」

「貝だよ。中身をこそいで海水で洗えばイケる」

!○


――異世界ファイブボンバー5


   ・


「入国審査…召喚術師か」

何か?

「いるんだよ、隊商並みの大所帯を召喚して、入国税諸々をケチる輩が」

へぇ、悪知恵

「通行手形を見せろ」

顔パスで(忽然と消える)

「召喚!?入国済の召喚術師とグルか…!探せ!」

(だが何故目の前で…?)

…

やりぃ、警備隊本部ガラガラ

公文書偽造、内部文書閲覧し放題


――召喚術の悪用


   ・


天涯孤独の私に、素敵な旦那様ができた

外出先でペンダントの紐が切れ、通行人に踏まれてしまった

「ああっ、そんな…」

『酷い…大切な物だよね?』

「家族の形見…良かった。中の写真は無事…ぐす…」

『そのペンダント、預かっても良い?』

彼は完璧に直してくれた

まさかパパとママが生き返るなんて


――スパダリ


   ・


「私をパーティに入れて」

職業は?

「錬金術師」

得意なことは?

「用途別の火薬、強酸、魔物の誘引剤…何でも」

戦力になるのか?

「この強壮剤を飲めば、並のパーティの倍は動けるわ」

採用!

…

依頼が終わったのにムラムラして寝つけん…

「当然。私たちサキュバスの秘薬だもの」

お前、騙…チュ…♡


――騙りの錬金術師


   ・


食レポの練習?

「味のわかる人間だと思われたい」

とりまコンビニのチキンで

「もぐ…うまい」

…こう、オノマトペ使って、歯応えや味をな

「そう言われても」

熱弁できることに喩えてみろ

「柔らかな肉質、溢れる熱々の肉汁」

そうそう

「母親の前で食ったガキを思い出すぜ」

人間界潜入は中止だなぁ


――女子供の宝石箱やぁ


   ・


死霊術専門年刊雑誌“ネクロマガジン”

今年の巻頭特集は“操ってみたら便利だった物ベスト3”!


第3位

毛皮・革製品

「パワードスーツ。身体能力が激増した」


第2位

丸干し

「手駒が切れたときに代用品になった」


第1位

石油

「炎魔術師のお株を奪っちゃったかぁ?」


番外編

糞

「何も訊かないでくれ」


――ネクロマガジン


   ・


「魔族の封印完了だ」

『長かった』

「何しろ大勢で知能が高い。忘却魔法をかけるにも骨が折れる」

『封印の碧星玉の建造からして絶望的だったな』

「我々が去れば脱出手段もなくなる」

【もうお別れですか】

「ああ…平和に暮らせよ」

【いつかまた地球にお越しください。人類はお二人を歓迎します】


――魔族封印


   ・


坐禅が下手で滅茶苦茶背中や肩を叩かれた

「無になるのが下手」

とはいえご住職…やり方がわからんのです

「仕方ない。とっておきの裏技を授ける」

お願いします

「いないいな〜い…」

えっ、ご住職がちょっと薄く…!?

「ばぁ〜!」

戻った

「この“いないいな〜い”の間は誰がやっても無となる」

嘘だろ


――座禅の極意

Xのフォローはこちら【https://x.com/gokkoman】


↓は本当に読んで欲しいやつ


無原罪御宿の吸血鬼

https://ncode.syosetu.com/n3398kl/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。