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まだ旅の途中

なんかスチームパンクとか書きたいとか言ってどっかに上げてたやつ

スチームパンクよく知らないですが(


なんかそんな感じの世界を想像しながら読んでもらえると(オ

「やあ爺さん、悪いが少し水を分けてくれないか?」


炭焼き小屋か何かの前で老人が薪を割っている。

話しかけた女は鍔の狭い帽子にフリルのついたシャツに丈の短い上着、三段になったスカートの上に前が開いたベルトだらけのスカート、やたら靴底が厚いハイヒールのブーツと言う、山を歩く人間の格好ではなかった。

手には持ちにくそうな革のカバン、肩には大きな蜥蜴の様な動物を乗せている。


「なんだいお前さん、街からこんなところまで迷い込んじまったのか?」

「まあ、そんなとこさ」


手にしていた斧を立てかける。

「悪いが雨水を貯めた様な水しかないね」

「綺麗であるに越した事はないけど、飲もうって言うんじゃないんだ」

カバンを開くとどうみても中に入っていたとは思えない機械を取り出した。魔法のカバンだ。

「蒸気騎士かい。だが、蒸気騎士って言うのは魔法で水を出せるんじゃないのか?」

「生憎私は落ちこぼれでね。タンクに水を入れてやらないダメなんだ」

老人が観察する様に道具と顔を交互に見る。


「この先の村に井戸がある」

「そこに行けと?」

「慌てるな。その村はだいぶ前から誰もいない。魔物が住み着いちまったんだ」

「騎士どもはどうしたんだ?」

「一月ほど前のドラゴン討伐でだいぶやられちまったらしくて、こっちまで手が回らないらしい」

「…」


一拍置いて話を続ける。

「どの道俺もいつまでもここに居てもしょうがねぇ。この水全部やるからそいつでその魔物をやっつけちゃくれないか?」

ニヤッと笑って答える。

「交渉成立だ」



小型なボイラーを背負うと言うか、腰に下げるように装着する。

このタンクも魔法のタンクらしく有りったけの水を全部入れても満タンにはならなかった。

右側にはソード、左には小盾の様なものが付いている。盾の様なものはアームで前に迫り出す様になっていて、裏側にはレバーやバルブが並んでいる、どうやらこれで操作するらしい。


ボイラーに魔法陣が浮かび上がり、点火される。


腰のボイラーに付いているソードを引き抜いて鍔のところに付いているレバーを親指で操作すると、直刀の刃が真ん中でパックリ割れて無数の歯車が顔を出す。


刃の付け根あたりのピストンが動き出し、歯車が回転しつつ光出す。

自動詠唱装置だ。

蒸気が漏れる音がまるで音楽でも奏でる様な音色になる。


「じゃあな、爺さん。静かになったら確認しに行ってくれ。たぶん、どっちかは死んでるから」

「おいおい、しっかり頼むぜ」


盾の後ろのレバーを引くと、滑る様に加速して地面すれすれを飛んでいく。

ふと見ると盾の表には、何か部品がはまりそうな大きな凹みがある。


「紋なしの魔女、か?」



森の中で3人の冒険者が魔物に囲まれている。

真っ黒な猿の様な、魔素の塊だ。

「たしかに雑魚には間違い無いけどさ」

「ちょっと数が洒落にならねーよ」

「そんな事言ったってしょうがないだろ」


どこからか歌声の様なものが聞こえてくる。


「こんな時に鼻歌とか止めてよ」

「俺じゃねーよ」


急に音色が変わる。


「これ、歌じゃ無い」



村の手前で戦闘しているのを感知して、移動優先モードから戦闘モードに切り替える。

背中に張り付いている生き物に声を掛ける


「ちょっと派手にいくから、しっかり掴まっててよ」

続きはなんかネタが思いついたら…

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