↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
82/83

アングル王都2

リリとミカルから話を聞いた。


王には、8人の子がいて後継者の座をめぐり揉めているが、

王が、急に体調を壊して寝込んだので、

城内は、ややこしい事になっているらしい。

まず、友好国派の第1王子と反友好国の第2王子が対立している。

前から2人は対立していたが、今回の事を王が推し進めた事で浮き彫りになった。

そして貴族達も割れてしまい、収集のつかない状態になり、

大使の召喚に繋がらない様になった。

それから、その騒動に便乗して第5王子と第2姫が結託し、内乱を企てているらしい。


「これ、分かったけど、どうするの?」

「・・・・・」

「僕達が帰れない理由は?」

「まず、友好国派は調印してしまいたいので返したくない。

 で、反対派は襲撃の事もあるし、返事もなく返したら内乱がばれるので

 今は返したくないという事」

「そんな所で一致しなくていいのに・・・」

「他のお王子や姫はどうしておるのじゃ」

「それは、第3、第4王子は静観してる。

 第1姫は、自由な人で興味が無いみたい。

 同じ様な理由で第3姫も興味が無いらしい。

 もっとも、第3姫は魔法や魔道具にしか興味を示さないらしいよ」


「なら、実際は第1王子対第2王子対第5王子連合軍って事だね」

「貴族の様子は?」

「流石にわからないよ」

「なら、仲間を増やそう」

「え?」

「何処にいるの?」

「僕達の周りに5人程いるよ。

 ところでミウ、どれ位操れる?」

「簡単な命令と実行なら、問題ないのじゃ」

「なら、捕まえよう!」

「「「おー!!」」」


海達は監視の5人と捉え、ミウにマインドで操って貰い、海達のスパイになって貰った。

翌日、王城から報告の為に1人が戻って来た。

そろそろ第5王子が動くとの事だった。

目標は僕達だった。

理由は暗殺して、この国には来なかったことにして、両陣営を煽る為。

すると、海は、じゃぁ待ちましょう。 

それで、暗殺とかどういうつもりか王城に乗り込んで聞きましょうと言い、

襲撃された時の為の準備を始めた。

万が一の為の通路を錬成で作り、シンディとメイドを隠すための地下室も造った。

シャルーラは、戦闘に参加すると志願したのでリリにつけた。

それから、ミウがマインドしている5人には敵がきたら逃げる様に命令し、

逃げ切ったら、王城に潜伏する様に命令した。

準備が整い、交代で睡眠をとった。


深夜になり、屋敷に近づく気配がした。

同時に、ミウが操った5人の気配が遠ざかった。

全員が戦闘態勢になり、敵が入っ来るのを待った。

そして、屋敷の扉が開き、中に入って来たので戦闘を始めた。


ミカル、窓から飛び出し、外にいる者に襲撃を掛け、

サーシャも、屋根上から魔法を放った。


「アイスランス」


敵は急襲され、慌てている間に陣形が崩壊した。

屋内に入った者たちも、リリとシャルーラで倒した。

海は、死んだ者達をアイテムボックスに入れ、生きていた者はロープで縛り、

屋内に全員集めた。

ミウは、すぐにマインドを使い操った。

やはり、第5王子の手下だった。


海達は、夜が明けるのを待って王城に乗り込む事を決めた。

シンディとメイド達には戦闘になるからと留守を頼んだが

断られた。


「シンディ、間違いなく戦闘になるよ」

「はい、わかってますわ」

「なら、留守を・・・・」

「嫌です」

「シンディ・・・・・」

「海様は誤解されています。

 私共は、子供の頃から厳しい訓練を受けておりますのよ」

「え?

 シャルーラも?」

「はい」

「リリ、本当に」

「うん、私も驚いたよ」

「そう・・・同行してもいいけど自分の身は自分で守ってよ」

「はい、ありがとうございます」

「メイド達は留守番・・・・」

「行きます!」

「あっそう・・・これ、渡しておくよ。

 ガードと回復がはいってるから、使い方は、シンディに聞いてね」


海は、魔道具の腕輪を2人のメイドに渡した。

メイド達は驚いた!まさか自分達も貰えるとは思っても見なかった。


「海様、ありがとうございます」

「私も、嬉しいです」

「ヨーキ、アロマ良かったわね。

 説明するからこっち来て」

「「はい、姫様」」


ヨーキとアロマの腕輪には、ホーリーヒールと

ファイヤーウォールとアイスウォールが入っている。


朝になり、海達もあれから見張りを交代しながら、睡眠をとり、

今日の為に準備した。

海は、馬車2台を使い、王城に向かった。

王城の城門前に馬車を止め、シンディが謁見を希望し、門兵にその旨を伝える様に言った。

門兵から案内を受け、謁見の間に行くと

王の椅子に第1王子が座り、その左右に王子と姫達が並んでいた。


「急なお願いを受けて下さいまして、有難う御座います」

「いや、構わぬ、気にせずとも良いが、今日はどの様な要件なのだ」

「はい、昨日の深夜、お借りしている屋敷が襲撃に遭いました」


第1王子の顔色が変わり、動揺していた。


「そして、私共は襲撃者を捕らえました」


今度は、第5王子と第2王姫の顔色が変わった。


「如何なさいましたか、第5王子ヤムチャ様、第2王姫リーン様?」

「何の事だ、私は知らん」

「ええ、そうよ。言いがかりはよしなさい!

 あろうことか他国の姫を侮辱するとは、兄さま達、こんな国との友好は要りませんわ

 即刻、捕らえるべきです」

「良くいったぞ、リーンよ、私もその意見に賛成だ。このような人間共など必要無い

我ら、竜人族がこの大陸のすべてを支配するにふさわしい種族だ」

「ワイル、言い過ぎだぞ!大使の前で失礼な事を言うな!」

「兄上は甘い!こんな者達などこの場で斬り捨ててくれるわ」


海が言い返した。


「取り敢えず、証拠の人を連れて来ますね」


そう言うとマインドで操った監視者が襲撃者を連れて来た。


「彼ら、ご存じですよね」


ヤムチャとリーンの顔色が悪くなり、連れて来られた襲撃者を睨んだ。


「自白して貰いますか?」

「まて、そんな者は知らん、証拠にもならんわ」

「自白して」

「私はヤムチャ様に言われて、襲いました。

 全員殺せと命令されました」

「どうしますか?」


王子達はヤムチャを見た。


「知らん、私は、知らん、こ奴が嘘を吐いておるのだ。

 これは罠だ」


すると第2王子が口を挟み、


「そうだな、罠だ、小賢しい人間め、ここで死んで貰う」


突然、兵士が集まり、海達を包囲した。


「戦えという事ですか?」

「違う、お前たちが勝てるはずがないだろう、大人しく死ねと言っているのだよ」


海は剣を抜き、全員が戦闘態勢に入ったと同時に海が魔法を放った。


「フリージア」


範囲を弱めたせいで、檀上の王子や姫たちには危害は無かったが、他の者達は凍り付いた。

王子達は唖然とした。


「続けますか?」


海の問い掛けに第2王子が斬り掛かって来たが

リリが横から斬りつけて一撃で倒した。


「続けますか?」


「いや、もういい。私たちの負けだ。」


第1王子が話してる隙に、ミカルがヤムチャとリーンを捕まえた。


「どうしたら、良いですか?」

「私もわからない、少し時間をくれないか。今、ここに居たこの国の貴族達が死に、

 王も病でいない、しかも、この状況を招いたのが

 我が兄弟だと思うと、どうして良いかわからんのだ」


「私達の処分はどうしますか?」

「裁ける訳がないだろ!」

「一度、戻った方がいいですか?」

「ああ、そうしてくれ、必ず使いを送る」

「それから、襲撃にあって屋敷が壊れているのですが」

「他の屋敷に案内しよう」

「分かりました、城門の所にいます」


それだけ伝えると、海は第5王子と第2王姫を連れて出て行った。

その後、案内に従い、新しい屋敷に着いたのだが

案内に来たのが第3王姫だった。


「姫様、有り難うございます」

「・・うん」


海が、屋敷に入ると姫も付いて来た。


「姫様、有り難うございます」

「・・うん」

「ミウ、どうしたのかな」

「知らん!」

「リリ、」

「しゃべるな、変態!」

「え・・・」


海は、諦めてソファーに座ると、第3王姫が横に座って来て

腕輪を眺めていた。


「これが見たいですか?」

「・・・うん」


海は、使っていない腕輪を見せた。


「・・・・・・」

「どうしました」

「・・・これじゃない」

「え?」

「‥入っていない」


海は、思いついたのでやってみた。


「ミカル、ちょっと来て」

「すぐに女を引っ掛けるうみさん、なんですか?」

「違うから!」


ミカルが来たので、第3王姫の目の前に、ミカルの腕を持っていった。


「うみさん、なにをしているのですか」


ミカルが腕を引くと、第3王姫が付いて行った。

その後、ミカルの後ろを第3王姫が付け回し始めた。




ブックマーク登録ありがとうございます。

不定期投稿ですがよろしくお願いします。

温かい目で見て頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。