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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
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続く災難

領主には娘が案内してくれたので簡単に会う事が出来た。


「父上、戻りました」

「お帰り、こんな夜更けにどうしたのだ」

「はい、こちらの海様がナームを倒し、私を助けて下さいました」

「ナームが死んだのか」

「はい。屋敷も破壊されました」

「なんと!そのような事があるのか」

「間違いありません」

「海とやら、何故、そのような事をしたのだ」

「はい、ナームは僕を殺して仲間を自分の物にしようとしたからです」

「ナームは、竜の尾を踏んだのか・・・」

「それで、これからですが、どうしますか?」

「海は何を望んでおる」

「はい、漁業組合の解体、領主が領主らしい仕事をする事。

 近くの村からでもこの町に住みたい人には住まわせて欲しい事です」

「褒美は良いのか」

「あなたが、正しい領主になって頂けるなら要りません」

「わかった、努力しよう」

「あっ、ナームの片付けと村にいる残党をお願いします」

「任せよ」

「では、失礼します」


海は、領主の館を去り、村に戻った。

宿に戻り部屋に行くと誰もいなかった。


「皆、何処に居るのだろう?」


海が、受付に行くと宿の店主が部屋を教えてくれた。

部屋に行くと、皆寝ていたので空いているベットで寝た。


翌朝、海は動けなかった。

金縛りにでもあったのかと思い目を開けると

サーシャが抱き着いていた。


「サーシャ、起きて、朝だよ」


海の呼びかけにサーシャは目を覚ました。


「海さん、おはようございます」

「おはよう、何故、サーシャはここで寝ているの?」

「私の番ですから」

「え?」

「ミウさんとリリさんと決めた順番です」

「あっ分かりました」

「はい」


サーシャは、ニコニコしながら、ベットから下りて着替えを始めた。

その後、皆が起きてから昨夜の事を話し、カイミの町に行った。

市場にいってみたら物が買えたので、色々買っていると店主が教えてくれた。

今朝、領主からお触れがあり、税金の見直しと商品は誰でも買える事と

漁業組合の解体が決まった。との事だった。

海は、それを聞いてこの町が良くなればいいなと思った。


海達は、買い物を済ませ、村に戻りミカルの両親の墓を建て、

明日、この村を出る事をミカルに告げた。

これからは、ミカルを雇ってくれる店もあるだろうから

心配をせずに済むのは有難かった。


「海さん、お願いがあるんだ」

「何?」

「あたし、付いて行ったら駄目かな・・・・」

「急にどうしたの?」

「うん、ここを離れたいんだ。

 領主様のおかげで、私もここで働けるようになった事は嬉しいけど

 今までの事があるから、なんとなく気まずいし、

 あたしは、あの町の人達を、どうしても信用できない」

「わかった、皆はどう思う」

「わらわは良いぞ」

「私も賛成」

「賛成します」

「皆さん、ありがとう。  

 これから、宜しくお願い致します」


ミカルは、新たに仲間となった。

ミカルを連れ、市場を回り、服、剣、防具を揃え。

翌日に旅立った。


「みんな、帰りは海岸線を通って帰ろうと思う」

「賛成」

「うむ」


海は、了承を得、海岸線を歩いた。

数日が経ち、海達は街に着いたが

不思議な事に門番は居なかったので、そのまま街に入って行った。


「衛兵がいないね」

「うん、人もいませんね」

「何かあったのかなぁ」

「えっ!もう、カイミの町で、お腹一杯なんだけど・・・・」

「お腹一杯って、何かたべたの?」

「いえ、そういう事では・・・」

「揉め事は、要らぬという事じゃ、

 とにかく、先に進んで見るのじゃ」


ミウに促され、街の中を歩いていると酒場を見つけた。

酒場からは人の声も聞こえて来たので、海達は酒場に入った。

酒場に入った途端、騒いでいた男達は静かになり、一斉に海達を睨んだ。

海が、店主に話し掛けようとすると、飲んでいた男の1人が海達に近づき、


「兄ちゃんたちは、この街は初めてかい、

 だったら俺がおしえてやるよ。

 そのかわり、俺たちの酒に付き合えや」

「嫌です、お断りします」

「そう言うな、女の独り占めは良くないぜ」


周りの男達から、笑いと睨みつける様な視線が海に向けられた。

そして、後ろから近付いてきた別の男がミウの肩に手を触れようとした。


「なんじゃ、わらわに気安く触るではないわ!」


ミウは手を払いのけた。


「おい!姉ちゃん、調子乗ってんじゃねえぞ!」


男達は剣を抜き、ミウに剣先を向けて脅して来た。


「あの・・・止めて頂けませんか」

「はぁ、兄ちゃん、止めて欲しかったら言う事を聞きな」

「無理です。

 何をされるか分かりませんから」

「なめてんじゃねぇ!!」


男は、海に切り掛かったが、海は剣を避け、男を殴り飛ばした。

男は、テーブルにぶつかり、そして壁に衝突して気を失った。


それを見た男たちは、一斉に剣を抜き、海達に襲い掛かった。

海とリリを先頭に男達を倒し、後方でミウが子供達を守りながら魔法を放ち、

男たちを倒した。

その後、男達を縛り上げ、店主に事情を聞くと

この街、ルビの街にある日、盗賊が押し掛けて来て、領主を捕らえ街を占拠した。

その時に、逆らった者や街の衛兵はすべて殺され、逆らわなかった男と獣人は

首輪を嵌められ奴隷にされた。との事だった。


「えっでは、ここに居るのは全て盗賊ですか?」

「はい、盗賊ではない者は、私の他に酒場や娼館で働く男達だけです。

 他の者は、すべて奴隷として食物や酒を造らされています」

「どうするの?」

「このままじゃ、寝るところも無いなぁ」

「倒せば良いのじゃ」

「そうだけど・・・・・」

「何が問題じゃ」

「倒した後、この街はどうするの?」

「放っておけばよい」

「そうもいかないよ、叉、盗賊とか来たら面倒だし」

「なら、どうするの?」

「街の人達で自警団でも作って、街の治安を任せて、

 門は閉じて、外からの人を一切入れないようにして貰い

 王都から人を寄こして貰うしかないかな」

「面倒じゃのぅ」

「うん、仕方ないよ。

 それから、サーシャとミカルをミウとリリに1人ずつ付けるよ」

「うむ、わかったのじゃ」


サーシャは、旅を始めた頃から、訓練を続けており、魔法に対しての適正が大きく、

火と水の魔法が使えるようになっていた。

ミカルは、海達と村にいた時から訓練を始めた。魔力は使える程も無かったが、体力が人より

多かったので剣を使った戦闘を学んでいた。


「サーシャ、ミカル、実践だよ。

 絶対に遠慮してはいけないよ」

「「はい」」

「後、これを渡しておくね」


海は、サーシャとミカルに、回復と身体強化の魔法を付与した腕輪を渡した。


「この腕輪は、僕の魔力が入っているから一回ずつ、

 魔力が無くても付与された魔法が使えるから上手く使ってね」


サーシャとミカルは、装飾の施された腕輪を見て喜んだ。


「海さん、ありがとう」

「これ、あたしが貰っていいの?」

「うん、サーシャもミカルも自分の魔力を腕輪に流しておいてね

 それで専用の腕輪になるから」


サーシャとミカルは、腕輪に魔力を流し専用の腕輪にした。


「ミウとサーシャ、リリとミカルで行動してね。

 それから、必ず言う事を聞く事」

「「はい」」


海は3組に別れて盗賊の殲滅を始めた。

酒場の店主から領主の館の場所を聞き、そこに海が向かい、

残りの2組はそれぞれ左右に別れて行った。


戦闘の最初はミウとサーシャのコンビだった。

2人は酒場を見つけ、外からサーシャが魔法を放った。


「ファイヤーボム」


酒場の中に大量の火の玉が襲い掛かかり、爆発を起こした。

煙が収まり、2人が中に入ると、店主はカウンターに隠れ、難を逃れていたが

盗賊は全滅していた。


2人は、その場を後にし、次の場所に向かった。



評価及びブックマーク登録ありがとうございます。

ページ数は少なくしましたが、文字数はそれ程変わっていません。

初投稿なので試してみました。

温かい目で見て頂ければ幸いです。

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