通達
海は、いつものようにミウとリリと寝ていた。
その時、海は不思議な感覚に落ちていった。
「海さん」
「海さん」
「海さん、聞こえますか」
「もう、お兄ちゃんっ!朝なんだから、起きてよね!」
びっくりして、海は夢の中で目を覚ました。
「フフッ・・やっぱり海さんは妹属性なのですね」
「お願いです・・・本当に勘弁して下さい」
アミは笑いながら海を見ていた。
「ところで、アミさん、今回はどうしたのですか」
「はい、前回のお礼とお願いです」
「え・・・・
お願いですか?」
「はい、お願いです。海さん、港に行きましょう」
「港ですか?
港でどうすれば・・・・」
「人助けをして下さい」
「できればもっと詳しく教えて貰えませんか」
「禁則事項です」
「ん!?」
「禁則事項です」
アミは、ニコニコしていた。
「あ、わかりました。もう、いいです。
取り敢えず、近いうちに行ってきます」
「お願いしますね」
「あっ!それから、前に聞きそびれた・・・」
「ごめんなさい、そろそろ時間です。
海さん、頑張ってください」
「えーーーー!!」
海は、大切な事をまた、聞きそびれた。
海は、目を覚ました。
起きて左右を見ると、ミウとリリがいたので海は安心した。
海は、起き上がり朝食の準備を始めた。
朝食の支度が整った頃に、皆が食堂に集まり、食事を始めた。
食事の最中も海は、アミに言われた事を思い出し、
今後の予定を考えた。
食事の後、集落を見て回っている時に、シンギに声を掛けられた。
「ご主人様、お願いがあります」
「シンギ、どうしたの?」
「はい、そろそろ牧場の動物を増やして欲しいのですが」
「そうだね、じゃぁ買いに行こうか」
「有り難うございます」
「ついでに、ダイゼンの街で必要な物を買おう」
海は、シンギとミウとリリを連れてダイゼンの街に向かった。
海達はシンギの馬車に乗り、ゆっくりと進み、
ダイゼンの街の外にあるトラムさんの牧場を訪ねた。
「こんにちわ」
「はい、いらっしゃいませ。
海様、お久しぶりです。今回はどの様な御用でしょうか」
「コッケイを10羽と山羊を5頭、お願いします」
「畏まりました。内訳は如何なさいますか?」
海は、内訳を伝え、コッケイと山羊を購入し、
牧場を後にして、ダイゼンの街の中に入った。
ダイゼンの市場で必要な物を買い、武器屋で魔法が付与できるアクセサリーを購入した。
海達が、市場を散策している時に、海達を監視している者がいた。
監視している者は仲間に連絡を取り、貴族の息子に伝えた。
「オニキス様、以前、我が兵士達を退けた男が市場にいます」
「そうか、男に見つからない様に尾行しろ!
人のいない場所まで行ったら殺せ!」
「ナハマ様には・・・」
「父上には言うでないぞ!」
「はい、畏まりました。それから狐の娘と美しい女が一緒にいますが・・・」
「そうか、女か・・・よし、女共は捕まえろ」
「畏まりました」
「早急に兵を集め、城門の外で待機させて置くようにな」
ブックマーク登録ありがとうございます。
不定期投稿ですがよろしくお願いします。
温かい目で見て頂ければ幸いです。




