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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
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探検2

温泉に浸かり、疲れを癒していた海は、少しのぼせてきたので川に入った。

川の浅瀬で座っていると、金色に光るものがあったので

手に掴みよく見てみると金だった。


「ミウ、リリ、リーフ、金があるよ」

「「「え」」」

「川の中をよく見るとあるよ。

 少し、探してくるからゆっくりしていてね」


海は、服を着て、川の上流に向かって歩き始めた。

暫く歩くと川が細くなり、水の流れも弱くなった。

川のすぐ横にあった岩山を。削って見ると少しの金が採れた。

海は、錬成で岩を大きく削り、サーチで確認したら多くの金が見つかった。

削った岩や自分の周りの岩から錬成で金を取り出し、金塊を作った。

海は、金塊を持ったままミウ達の元に戻った。


「ミウ、金山があったよ」

「ほう、凄いものを見つけたのぅ」

「これ」


海は、ミウに金塊を見せた。

横にいたりりが驚いた。


「本当に見つけたんだ」

「うん、本当に集落が困ったら取りに来よう」

「他の人に見つかったりしないの?」

「錬成で隠して来たから、大丈夫だと思うよ」

「わかった」


海はもう1度、温泉を堪能してから集落に戻った。


探検から戻り、そろそろ買い物に行こうと思い、

ベイゼの街に行きたい人を募って見たら

結構な人数がいたので馬車を出した。


集落は、セントに任せて出発した。

ベイゼの街に行く希望者は海、ミウ、リリ、シルビア、シンギ、リーフ、

イグリット達、チャム、ティム、カエラの12名だった。

皆に金貨3枚を渡し、必要な物を買うように伝えた。

太陽が斜めに傾いた頃、ベイゼの街に到着した。

全員の入場料を払い市場を目指した。

市場に着き、グループで行動することを約束して貰ってから

それぞれ買い物に行った。

海は、子供達と一緒に市場を散策した。


時間も経ち、皆それぞれに買い物を終え、

荷物は海、ミウ、りりのアイテムボックスに収めた。


全員が集まるまで、馬車の近くで待っていると

リーフが青い顔をして戻って来た。


「リーフ、どうしたの?」

「いえ、何でもありません」

「顔色悪いよ」

「すいません・・・・疲れただけです」


リーフをよく見ると顔色が悪いだけではなく、小刻みに震えていた。


「リーフ、何があったの?

 はっきり言って!」

「いえ・・・・本当に・・・」

「何に怯えているの?」


リーフは海の顔を見た。


「頼ってくれていいよ。何があったの?」


リーフは、ゆっくりと話し出した。

ウロウロしている間に、奴隷市場の方へ行ってしまい慌てて引き返そうと

思った時に、テントの傍で檻に入れられ、手、足が無くなり、

ボロボロになったエルフがいた。


余りにも酷くて、見るに堪えない状態なのに助けてあげられない事が

悔しくて、悲しくて・・・どうしたらいいのか分からなくなってしまった。

との事だった。


海は、リーフに向かい、ちょっと待っていてと言い、

皆には、すぐに出発できるようにしておいて欲しいと伝えて走り去った。

リーフの近くにミウが寄って行き、


「リーフよ、海を信じろ。

 わらわが言えるのはそれだけじゃ」


ミウは、一言だけリーフに伝えると席を外した。


その頃、海は奴隷市場に行き、エルフを探していた。

海が、中々見つけられずにいると1人の男が声を掛けて来た。


「お客様、何かお探しでしょうか?」

「うん、エルフが欲しい」

「そうですか、しかし、エルフは高いですよ」

「いいよ、気にしない」

「流石ですね、あなたをここで何度かお見掛けしましたが

 迷いなく買われる姿には、惚れ惚れしました。

 申し遅れましたが私は奴隷商人のムサンと申します」

「ぼくは海です。それでエルフはいますか?」

「はい、ほかの奴隷商人が扱っておりますが酷い状態でした」

「そのエルフでいいです。買います」

「ほぅ、本当に迷いがありませんな

 良いでしょう、今回は私がそのエルフを手に入れてきましょう。

 ここで、お待ちください。」


奴隷商人は、海の前から立ち去っていった。

暫くすると、奴隷商人は片足、片手、片目の無いエルフを連れてきた。


「海様、お待たせいたしました。ご希望のエルフです」


すると、エルフは口を開いた。


「わ、わたし・・・を・・買って・・・く・・ださ・・い

 おねが・・・い・・・し・・ます」

「ムサンさん、このエルフはいくらですか?」

「ええ、実は、もう売れないから処分される所だったのですよ」

「そうですか。それでいくら払えばいいですか?」

「今回はお代は頂きません。顔つなぎと思ってください。」

「でも、あなたはそのエルフを手に入れる為に

 お金を支払ったんじゃありませんか」

「いえ、払っていません。先程いいましたが処分する予定だったと。

 処分するにもお金が掛かります。ですので私はタダで引き取りました。

 今回は海様との顔つなぎです。遠慮せず、お受け取り下さい」

「わかりました。次回はあなたを頼らせて頂きます」

「ええ、お待ちしております」


海は挨拶をし、エルフを抱えて奴隷市場を後にした。

海は、皆の所に戻るとすぐに馬車を、ベイゼの街の外に走らせた。

ベイゼの街から離れて誰も来ない場所でシルビアに頼み、エルフに魔法を使ってもらった。


「ホーリーヒール」


シルビアの魔法で手、足、目は戻ったが体力などは戻っていなかった。

今度は海と2人で魔法を掛けた。


「「ホーリーヒール」」


エルフの欠損部分は完全に治り、顔色も良くなったので、寝かせたまま集落に向かった。





不定期投稿ですがよろしくお願いします。

温かい目で見て頂ければ幸いです。


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