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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
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集落

翌日、リリはお土産を渡す為に九尾の里に向けて旅立った。

集落では、イグリット達の家が完成しつつあり、活気に溢れていた。

海はミウ、リーフ、シンギ、シルビアを呼び、会議を始めた。


「忙しい所、ごめんね。実は集落を広げようと思っていて

 それで皆の意見が聞きたいんだ」

「分かりました。意見のある人はいますか?」


シルビアが手を挙げた。


「集落を拡大するとは余り関係が無いのですが」

「いいよ、言って見て」

「はい、フォルン様達3人の家も造って欲しいです」

「リーフ、どう?」

「今は、イグリットさん達の家を造っているから

 その後なら造れます」

「わかった。シルビア、それでいい?」

「感謝します」

「シルビアとリーフはフォルンさん達の意見を聞いてあげてね」

「「はい」」

「ほかには?」


シンギが手を挙げた。


「牧場と畑を広げて欲しい事をお願いします」

「そうだね、山羊もコッケイも増やすつもりだから

 先に広げておこう。

 それから、畑はどれ位広げたらいいの?」

「今の倍は欲しいです」

「わかった。そうしよう」


他に無いのか尋ねた時に、ミウに聞いてみたくなった。


「ミウはいいの?」

「うむ、わらわは急がんのでな、皆の事が出来上がった後で良い」

「わかった。じゃぁ最後は僕だね。

 人数も増えたから貯水池を作り、排水が上手くいくようにしたい。

 どうかな・・・」

「うむ、良いぞ」

「私も同意します」

「私も構いません」

「賛成です」

「ありがとう」


そうして、会議は終了し、全員、持ち場に戻って作業を始めた。

王都から来た6人にも、仕事を与えた。


イグリットは料理手伝い。

サーシャは狩り助手。

フォルン、クレア、メイルは薬草畑と畑の手伝いと子守り。


これで様子を見てから仕事を決める事にした。

翌日から領土拡大作業が始まった。

海は、川に近い方の側面を壊し、木を伐採し、2キロ程広げた。

壁の無くなった部分には、領土に合わせて外壁を作り直した。

その後、海は川まで行き、錬成で深い溝を作りながら集落に向かった。


色々と作業を進めている内にイグリット達の家や

フォルン達の家が完成した。

畑と牧場の拡大も終わり、残すは貯水池だけとなった。

その頃、リリが九尾の里から戻ってきた。


「ただいま!」

「リリ、おかえり」

「大丈夫だった?」

「うん、大丈夫だったよ。

 それから、海、ありがとね。」

「ん?」

「里にお土産と必要な物を、持って帰ったら大喜びされたよ」

「喜んでもらえて良かった」

「私がアイテムボックスを、持っていることも、驚いていたよ」

「ハハハ。リリ専用だけどね」

「うん、それと、お父さん、お母さんが有り難うって言ってた」

「嬉しいよ」

「うん、じゃぁ私、ミウの所行って来るね」

「わかった」


リリはミウのもとに向かって行った。


その後、貯水池も完成し、集落の拡大が終わった。




不定期投稿ですがよろしくお願いします。

温かい目で見て頂ければ幸いです。


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