表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
45/83

旅の準備

3人で寝るようになってから、リリの距離が今迄よりも近くなっていた。

そんな幸せを感じながらも、海は、シルビアと王都の教会の事を考えていた。

このままにしておいても、教会の者に見つかれば

揉め事になる。

ましてや此処には、獣人、エルフ達もいる。

教会や人間が見逃してくれるとは思えない。

皆、捕まれば奴隷にされるだろう。

考えれば、考える程、王都に行くしかないと思えた。


その夜、2人に相談してみた。


「ミウ、リリ、聞いて欲しい」

「改まってどうしたのじゃ」

「僕、王都に行って、シルビアの事に決着つけようと思ってる」

「そっか、海は考えていたんだ」

「うん、このままにしておいて、もし、ここに居るのが見つかったら

 シルビアだけでなく、他の皆にも嫌な思いをさせる事になる」

「そうじゃの、街中で生活している獣人達と違って

 ここなら誰にも文句も言われんし、人の目も無いからのぅ」

「だから王都に行って来るよ」

「わかったけど、1人で行く気?」

「わらわは付いてゆくぞ」

「片道7日程掛かるよ」

「海がおる」

「私もいくわよ!」

「リリ・・・」

「決まりじゃの、なら支度をするかのぅ

 それで海よ、わらわが前に言ったコテージを造ったらどうじゃ?」

「そうだね、造ろう!

 完成してから出発しよう」


翌日から海はエルフ達に手伝って貰いながら

持ち運びコテージを造った。


コテージの作製と同時に海はベイゼの街に行き、

大量の食材と調味料、野菜、生地、衣服を購入した。


これらを持ち帰り、食材は自宅の地下食糧庫に入れた。

シルビア、リーフ、シンギ、セントを呼び

自分のいない時の管理を任せた。

後、リーフとセントにはお金を渡して皆が困らないようにした。


数日が過ぎ、コテージが完成した。

コテージは個室が3室とキッチン、バス、トイレが付いていた。

個室にはベットがあり、十分満足する物だった。


翌日、3人は王都に向けて旅立った。





不定期投稿ですがよろしくお願いします。

温かい目で見て頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ