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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
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ミウとリリ

集落の皆が通常の仕事に戻り、数日が経った夜、ミウが話しかけてきた。


「海よ、リリの事、どうするのじゃ」

「リリの事?」

「気付いておろうが。

 リリが、海に好意を持っておることを」

「うん・・・でも、ミウはいいの?」

「ふんっ!わらわはそんな些末な事、気にする事も無いわ

 それにリリとて、わらわがおることも分かった上での行動じゃろう」

「でも、告白されたわけじゃないよ」

「たわけめ。わらわがおるのに告白など出来る訳なかろう。

 それとも海は、そんなリリを見て楽しむ趣味でもあるのか?」

「ないよ」

「ならば簡単じゃ、海よ、今からリリをここに呼ぶのじゃ」

「今?」

「そうじゃ、あとはわらわに任せるのじゃ」

(大丈夫かな・・・・)


それから、リリを呼び、海の部屋に戻った。


「ミウ、どうしたの?」

「リリよ、わらわはこういう事での煩わしいのは好まぬ。

 率直に聞くぞ、素直に答えるのじゃ」

「ちょっと・・・何を聞くの」


海は、黙って見ているしかなかった。


「リリは、海の事を好いておろう。

 そうでなければ男と一緒に風呂に入ろうとはせぬはずじゃ

 それとも、リリにそのような趣味があるなら話は違うがの」

「そ・・そんな趣味などない!」

「そうか、安心したぞ。

 その様なおなごなら、わらわはリリの事を心配せねばならぬからの」

「だから、そんな趣味は無いって言っているでしょ・・

 なんなのよ・・・もう・・」

「うむ、海の事じゃ、好いておろう」


リリは海の方を見る。

海は、どうしたらいいのだろうと考えた結果

素直に言う事にした。


「僕はリリの事、嫌いじゃないよ、でも、ミウもいるから悩んでいた。

 でも、ミウもリリの事、大切に思ってくれていたことが分ったから

 素直に言うね。

 リリ、好きだよ」

「海・・・・」


リリは、涙ぐんでいた。

自分の思いが伝わっていたこと。

海も自分の事を好きでいてくれたこと。


そして、リリは海の方をしっかり見ると

そこには真剣な顔の海と

笑みを浮かべながら海の腕に抱き着いているミウがいた。


「ミウ・・・・」


すべてが台無しになった。


「なんじゃ、わらわも一緒という事じゃ」

「もう・・・いいわよ。

 海、改めて宜しくね」

「はい・・・・」


海は、どうすれば良いか分からなくなった。


「どうじゃ、海よ、わらわに任せて良かったじゃろ。

 これからも頼ると良いぞ」


「ああ、ありがとう」


海は、リリとの事は嬉しかったが

なんとも言えない気持ちになった。


「そろそろ寝るかのぅ」

「そうだね」

「リリよ、おやすみじゃ」

「うん!おやすみ」


リリは、海の部屋を出て行こうとした時に

ミウが海のベットに入った。


「ねぇ・・・ミウはなにしてるの?」

「うむ、わらわはいつも海の隣で寝ておるぞ

 知らなかったのか?」

「・・・・・・いつから」

「ここに来た時からじゃ」

「ずっと、ずっと前からじゃない!!!」

「何を騒いでおるのじゃ、夜は静かにするものぞ」

「わかった・・・もういい・・・海」

「・・・はい」

「今日から私もここで寝る!

 勿論、いいよね」

「はい・・・」


この日から海は3人で寝ることになった。





不定期投稿ですがよろしくお願いします。

温かい目で見て頂ければ幸いです。

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