日常の仕事2
海達は市場で必要な物を購入して回り
武器屋に寄った。
「海よ、ここでなにをするのじゃ」
「ミウとリリの武器を買うつもりだよ。
だってミウ、武器持ってないでしょ」
「そうだが・・・」
「持っていてもらったほうが安心だしね。
リリは新調して欲しいかな」
「海が言うなら仕方がないのぅ。
海は心配性じゃ」
そう言いながらミウは嬉しそうにしていた。
「私のもいいの?」
「もちろんだよ、魔物相手だから準備は怠りたくないんだ」
「わかった。ちゃんと選ぶね」
リリも嬉しそうに武器を探しに行った。
2人は武器を決め、購入した。
ミウはミスリルのレイビア、
リリは同じミスリルで作った刃渡り30㎝ほどのソードを2本購入した。
結構な値段がしたが地竜盗伐とかでお金があるので余裕だった。
武器を購入した後、頑張って荷馬車を作ってくれているエルフ達の為に
果物を箱買いした。
ついでに山羊についても聞いてみた。
「お姉さん、山羊とかコッケイが買いたいのだけど
売っている所を知りませんか?」
「私は詳しくは知らないけど3つ先の果物を売っている屋台の人に聞いてみな。
あの人、色々扱ってるらしいから」
「ありがとう。聞いてみます」
お姉さんに言われた屋台に行き声を掛けてみた。
「すいません、お尋ねしたいのですが」
「いらっしゃい!何か用事かい?
今、商売中だから、悪いが買い物でなければ他をあたってくれないか」
「じゃぁ、買い物しますので山羊とかコッケイの売っている場所を教えてくれませんか」
「なんだ、山羊とコッケイが欲しいのかい。
それなら俺が扱っているよ。いくら欲しいんだ?」
「値段はどれくらいですか?」
「山羊は雄が銀貨30枚、雌が銀貨50枚
コッケイが雄が銀貨10枚、雌が20枚だ
ただ、ここでは売ってないぞ、
店はダイゼンの外壁の近くにあるからそこで売り買いをしている。」
「わかりました。欲しい数は山羊は雄3頭、雌5頭、コッケイは雄5羽、雌10羽です。」
「いいぜ、大丈夫だ」
「近いうちに必ず行きますのでお願いします」
「わかった、俺の名前はトラムだ。
店に行ったら俺の名前を出しな、わかるようにしておくよ」
「有り難うございます。
話し込んでしまったのでお礼に果物を全部買いますね」
「にいさん本気かい?
俺としては有難いが・・・・」
「本気ですよ。」
「わかった金貨3枚で売るよ」
「では金貨3枚、どうぞ」
「有難い!にいさん、ありがとな!」
海は、必要以上に果物を買い、集落に戻った。
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