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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
33/83

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「海さん」

「海さん」

「海さん!」

「おにいちゃん!!」


海は目が覚めたと思った。

辺りを見渡すと真っ白で霧がかかっているのか

何も見えなかった。


「あっ!おにいちゃんで気付きましたね」

「・・・・・あの・・・ここは何処ですか?

 それに僕には妹はいませんが・・・」

「フフッ、でもおにいちゃんで気付きましたよ」

「すいません・・・・」

「では、これから海さんをおにいちゃんと呼びますね」

「勘弁してください!」

「まぁ海さんを揶揄うのはこれくらいにしておきましょう」


「うっ・・・・あなたは誰ですか?

 それにここはどこですか?」


姿の見えない相手に聞いてみた。


「ここは狭間と呼ばれる場所です。

 そして私はアミと答えておきましょう。」

「アミさんですか。狭間とは何処ですか」

「狭間は狭間です。

 前にも1度、海さんに声を掛けたのですが

 その時は上手くつながらなくて・・・・」


海は、記憶を辿ると、この世界に来て数日たった頃

頭の中で誰かに呼ばれた事があったが夢だと思っていた。


「なんとなく、覚えています。

 夢だと思ったのにしっかり覚えていて不思議でした」

「私が呼んだのですよ」

「僕に用事でもあったのですか?」

「いえ、前に声を掛けた時は単なるテストでした。

 今回は、用事というかお願いです」

「お願い?」

「おねがいです!

 実は、もうすぐあなたが出会う人を助けてあげて欲しいのです。

 その人は悪い人達に追われているのです」

「僕にできますか?」

「出来ます。海さんを私が強くしましたから」

「え・・・・・もしかして・・・・」


海は、自分をこの世界に呼んだのは、この人なのではと思った。


「この世界に僕を呼んだのは・・・・」

「ごめんね、時間がきたみたい。

 海さん、またね。

 今度、お話しましょう」


その言葉と同時に目が覚めた。

目が覚めると、いつものようにミウが隣でスヤスヤ眠っていた。



不定期投稿ですがよろしくお願いします。

温かい目で見て頂ければ幸いです。

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