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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
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ダンジョン探索

ダンジョンの入り口は洞窟としか思えなかったが

奥に入ると急に広くなり、異様な雰囲気を醸し出していた。


「暗いね」

「わらわは見えるぞ」

「ミウ、ライト使ってもいいかな?」

「相手に場所を教えることになるが

 サーチを使って先に発見すれば問題あるまい」

「わかった、サーチ」


海は、サーチで周囲を探索しながら

自身の周りをライトで照らした。


広くなった洞窟の先に階段があり、海達はゆっくり降りていった。

降りた先は、迷路のような道だった。


迷路になった道を進んでも魔獣に遭遇することもなく、

ダンジョンを次々と降りて行った。


「ミウ、ダンジョンなのに魔獣がいないね。

 宝箱がポツンと置かれていて、不気味だよ」

「そうじゃな、魔獣がいないのは不思議じゃ」


会話をしながら降りて行き、9階に到着した瞬間に変化があった。


「スケルトンの群れだ!」


降りた途端にサーチに引っかかったのはスケルトンで

サーチの画面には赤い点滅が大量に映っていた。


「多いよ、スケルトンだらけだ」

「倒すしかないようじゃな」

「だね、ターンアンデット」


海は光の魔法を唱え、スケルトンを消滅させていった。


「ダークプレス」


ミウは闇の重力魔法で粉々に砕いていき、

大量のスケルトンを葬った。


9階のスケルトンを倒し、10階への階段を見つけ

降りていった。

10階に降りた瞬間、ストーンリザードが襲ってきて

驚きはしたものの、難なく倒した。

奥に進むと岩が何かの巣のように積み上げられていた。


積み上げられた岩に近づいた時、サーチに反応があった。

同時に、大きな音と共に、地竜が5体現れた。


「あーフラグ回収ですね」

「海よ、何を言っておるのじゃ」

「何でもないです、それよりも倒しましょう」

「わかっておる、くれぐれも囲まれるなよ」

「はい、ミウも頑張って」

「任せよ」


海とミウは左右に別れ、壁際に構えて魔法を放った。


「ウインドカッター」


地竜はかわして反撃をしてきた。


「グワァァァァァ」


大量の岩が、海を目掛けて飛んできが

咄嗟に避けたので無傷で済んだ。

何かで見た魔法を思い出し、効果をイメージして

海は叫んだ。


「ダイヤモンドダスト!」


氷結の広範囲魔法により、近くいた3体の地竜が凍った。


「あと、2体・・・」


ミウも広範囲魔法を仕掛けた。


「ブラックアウト」


地竜たちは何も見えなくなり、足元が覚束なくなった。

ミウは続けて唱えた。


「ダークランス」


複数の闇の矢を繰り出し、地竜の頭部に突き刺さっていった。

ミウの攻撃に地竜は倒れた。

海とミウは、討伐に成功し、ダンジョンから出て、ギルドを目指した。









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