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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
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リリと拠点

海は、九尾の里を離れてリリと野宿をしている。

 

「リリ、人間の僕と一緒に来て本当に良かったの?」

「うん」

「人間と狐人族の仲は良くないと思うけど」

「私は、人間でも狐人でも、良い人、悪い人がいると思っている。

 海は、良い人だから、付いて行ってもいいかなって・・・」

「ありがとう」

「もう、寝よ。 私が、火の番するから先に寝て。

 後で、起こすから交代してね。」

「わかった。」


翌朝、2人は拠点を目指して走った。


野宿と狩りを繰り返しながら走り、2日目にして

拠点に到着した。


「ここが僕達の拠点です」

「へぇー、結構立派だね」

「外壁だけだよ、中はこれからかな。

 取り敢えず、皆を紹介するよ」


2人で自宅に着き、ドアを開ける。


「ただいま」

「おかえり」

「リリ、入って・・・」

「ミウ、紹介するよ。この人が狐人族のリリ

 九尾の里から一緒に来た。」

「・・・・主・・・海よ、わらわは言ったはずじゃが・・・

 何故、おなごと一緒なのじゃ」

「え・・・九尾の里から一緒に来ただけだよ。」

「それだけか?」

「もちろん、それだけだよ。

 何も怪しい事はないよ」

「ふむ、そうか、海よ、信じておるぞ」

(ミウが海って・・・・・)


「ハハ・・・・」

「リリ、この子がミウ。」

「ねぇー海、この子は?」

「リリまで!」

「わらわはミウじゃ」

(空気が重い・・・・・)


「仲良くしましょう・・・ね。

 他の人は出会った時に紹介するよ」


リリを、空き部屋に案内し、ミウと3人で今後の事を相談する。


「ここでの仕事は、狩りとギルドに行って依頼をこなすこと。

 将来的には、畑や牧場もやりたいと思ってるよ。」

「海よ、洞窟で薬草を見つけたのじゃが

 入れ物が無くての、街に行った時に入れ物を

 買ってきて欲しいのじゃ」

「うん、買ってくるよ。

 リリは冒険者登録してる?」

「ううん・・・」

「なら、今度一緒にギルドに行こう。

 3人で依頼をこなせばもっと稼げそうだしね」

「わかったよ。」


リリを、夕食の時にミザリー、キュリにも紹介した。



海が、入浴しているとミウが入ってきた。


「海、お疲れじゃ。」

「うん、お疲れさま・・・って、普通に入ってくるね」

「当然じゃ」


風呂からあがり、海は、ベットで寝ようとしていると

ミウが話掛けてきた。


「海、起きておるか?」

「起きているよ。どうしたの?」

「わらわは少し・・・少しだがの、血が欲しいのじゃ

 良いか」

「別にいいけど・・・」

「ここの所、離れておったから・・・」

「わかったよ」


ミウは、海の上に跨り、背中に手を回しながら首に牙をたてた。

(かぷっ)


「ミウ、全裸!」

「かまわん、海も、わらわを好きにしてよいぞ」

「え・・・」


海は、心地よくなり、気が付いたら朝になっていた。


ベットにミウを残し、海は朝食の準備を始めた。

料理のいい匂いが、辺りに漂いだした頃、皆が起きてきた。


「おはよう」

「おはようじゃ」

「おはよー」

「ご主人様、おはようございます。」

「おはようございます。」


今日の予定を決めながら食事をした。





 

不定期投稿ですがよろしくお願いします。

温かい目で見て頂ければ幸いです。

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