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ある日、突然、異世界記  作者: タロさ
異世界での生活
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ベイゼの街3

海とミウが、門に向かって歩いていくと

歓声がおきた。


「にいちゃん、ありがとーーー!」

「すごいな、本当に、スゴイ!」


海は、恥ずかしくて動けなくなった。

ミウは、海を見てニヤニヤしていた。


「主よ、早くいこう」

「うん」


歓声を聞きながら、門に着くと

衛兵が話かけてきた。


「にいさんは、冒険者かい?」

「はい、これからギルドに向かおうと思っています。

 良ければギルドの場所を、教えて貰えませんか?」

「ああ、ギルドは、目の前の道を右にいったらいいぞ。

 後は、道なりに歩けば看板が見えるから」

「ありがとうございます。」


海は、お礼を言い、ギルドを目指した。


ギルドに着き、中に入ると全員がこちらを向き、

なにやらヒソヒソと話を始めた。

ワイバーンとミウの事のようだ。


海とミウは、気にせず受付に行った。


「すいません、ギルドの登録をお願いします。」

「はい、お2人ですか?」

「いえ、僕は登録していますので、彼女の分をお願いします。」

「わかりました、では、こちらに記入をお願いします。」


ミウは、書類に記入し受付の人に渡した。


「大丈夫です。こちらがギルドカードです。

 詳しい説明は必要ですか?」

「いえ、僕がしておきます。」


受付から離れて、買取カウンターに向かおうとしたら

声をかけられた。

「にいさん、すまん、ちょっといいか?」

「・・・はい?」

「ああ、自己紹介しておこう、

 私は、この街のギルドマスターのクラインだ。

 少し話をしたいので着いてきて欲しい。」

「わかりました、ミウ、行こう」


ミウと一緒に、応接室に通された。


「座ってくれ。確認したいのだが、君がワイバーンを倒したのかい?」

「はい、倒しました。」

「ギルドカードを見せてくれるか」


海は、ギルドマスターにギルドカードを渡した。


「Fか、驚いたな」

「はい、殆ど依頼を受けていませんから」

「そうか、でも、ワイバーンを倒したのだから

 ランクがDになるぞ、実力は、もっとあると思うが勘弁してくれ」

「気にしていませんから大丈夫です。」

「後、討伐したワイバーンの事だが、ギルドで買い取らせてほしい。

 もちろん安く叩いたりはしないことは約束する。

 どうだろうか?」

「問題ありません」

「ありがとう、助かるよ。

 すでに商人達が、ギルドに集まって来てな、ワイバーンの買い取りでさわいでいるんだ。

 中々手に入る素材ではないからな」

「他にも魔獣を持ってきてますので、すべて売りますよ。」

「ならば、買い取りカウンターではなくて倉庫に案内するから、着いてきてくれ。

 話は以上だ」


海とミウは、ギルドマスターと倉庫に向かった。




 

評価を頂き、有り難うございます。

不定期投稿ですが、温かい目で見て頂ければ幸いです。

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