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七話

翌朝。


俺は寝れなかった……意気込んでベットに連れていったのはいいががキスをしてすぐに寝やがった。うん、すげー恥ずかしい。え?女ってこんなもんなの??気合入ってたのは俺だけか?世の男性に問いたい!!気合入るよな?世の女性に問いたい!!!寝れるもんなのか??

はぁぁー、きっとこいつだけだな。うん、そうだよ。こいつだけだ。そうじゃないと納得できない。


そんなこんなで俺は寝れなかったのだ。アイテムバックに入ってた現世での漫画を朝まで読んでいた。当然、内容は全然頭に入って来なかったけどな。


「んっ~」

(そろそろ起こそうかな)

「リア、起きて」


少し体を揺らす


「ん、もうちょっと…」


そういってかぶりなおす。しかし…


「んん??」


何かに気付いたように目を開ける。


「どうした?」

「え?あ……」


恥ずかしがって目をそらした。


「おはよ」

「ん、おはよ」


恥ずかしーな。しばらくは慣れなさそうだ。


「ごはん食べに行こう」

「ん、分かった。着替える」


昨日寄った露店通りへ向かう。そこでしばらくの予定を確認する。


「今週、もしくは一か月の予定を決めていいか?」

「おっけー。ね、あれ美味しそうじゃない?」


リアが見つけたのはサンドイッチのようだった。


「お、確かに美味そうだな。おばちゃん!!これ二つくれ」

「二つね。二つで600Gだよ」

「ほいよ」

「毎度あり!!またきてよ!」

「美味かったらな!」

「そりゃそーだね!自慢の味だから次も絶対来るよ!!」

「なら、また来るよ!んじゃーな!!」

「またね!」


俺たちは食べ歩きしながら露店通りを見て周った。


「食べ歩きながらでいいか?」

「んー?」

「おそらくだけど俺たちがここ(セルダン)の人じゃないってばれてる可能性がある」

「なんで?」

「俺たちレベルが他の初心者と比べてかなり高いだろ?それと、昨日、席がすでにいるって言っただろ?だから、それ以前にも来ている人はいると思ったからだよ」

「なるほどね~。でも、昔の人がいたからってばれる?」

「たぶんだけど、力を手にしたら目立ちたがる。それが人間ってもんだ」

「ふーん」


すごい偏見だと思う。だけど、人とは力を手にしたときには自重というものを忘れてしまう。それが人間の性だと俺は思っているからだ。

こいつはあまり納得していない様子だけどいずれ分かる。俺たちはスロフィット出身で()だから絶対に同じことになる。目立たずにはいられない。全プレイヤーがそうであったように。


「そういうことだ。それと、ステやジョブなんかもばれてると思う」 

「なんで?」

「登録するとき石板を使っただろ?それに出てた情報はカードに登録するって奥に引っ込んでたから、そん時に組合が管理してる何かに写してると思うんだよ」

「あ、奥に消えていってた。確かにそれはあるかも」

「だろ?だからばれてたとしても聞かれない限りは答えるなよ。特にマップだけは絶喋るな」

「はーい」


返事が軽いな。分かってんのかこいつ?まーいいいや喋りそうになったら遮ればいいだけだからな。


「ん?でもアイテムバッグは?あれもばれたやばいんじゃない?」

「あー、それは大丈夫。使ってる人結構いたから」

「いたっけ?」

「レベ上げの時にいたおっさん PT(パーティー)、組合の冒険者、露店通りの人達」

「そんなにいたんだ」

「そうだ、あっち見てみろ」


指を指した方向には台や野菜を並べてる人がいた。手提げバッグから出てくる量が明らかにおかしいのだ。


「ほんとだ使ってるね。なら大丈夫だね」

「そういうこった」


俺たちのアイテムバッグと仕組みが違っている可能性があるから、注意しないといけないけど大丈夫だろう。とりあえずベールさんに聞いてからだな。


「疲れたからもどらない?」

「そうだな、もう9時過ぎてるからな」

「あ、ほんとだ」

「って、忘れるとこだった!!予定を確認してい!」

「そうだっけ?」

「そーだよ!!」


割と時間が経っていた。結構見て周ったようだ。


「予定というかやらないといけない事の確認かな」


話を興味なさそうな態度だったけど、聞いていると分かったので進める。


「1ヶ月、最低3か月でFからEランクにする。その間にここの一般常識、相場、などの調べる。余裕があったら、席の情報あつめ。最後に150レベ越え」

「……分かった」

「情報集めは俺がするから、とりあえずここでの常識から覚えてくれ」

「…」


組合に着いたのでもう一回確認することにした。これだけは、絶対に守って欲しい。


「最後にもう一回、異世界から来たのかは聞かれたら答えてもいいが、なるべく隠すこと。そして、マップのことは絶対に言うな」

「うん、分かってる。それ以外は任せる。さっさと強くなろう」

「ああ、そうだな」


さーて、目立つ準備をしようか。

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