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十二話

お久しぶりです。

読んでくださってる皆様ありがとうございます。

かなりゆっくり進めていきます。

ご理解いただけますようよろしくお願いします。

 俺たちは支部長室に戻ってきた。

「ふぅ~~、ボウズたち強いなぁぁ!!」


 おっさんががはははと豪快に笑いながら俺の背をバンバン叩いてくる。

 全員が席に着いたところで支部長が口を開いた。


「さて、これにて君たちはCランクからのスタートになります。研修期間は最大一か月とします。期間中でもランクアップは可能ですので頑張ってください」

「最大ということは1日(・・)でもいいということですか?」

「ええ、数時間(・・・)でも構いませんよ。まぁ、明確なラインは無いのでディモンズ君の裁量次第ですが」


 数時間(・・・)ねぇ~、それはないが1日はあり得るのか。


「ボウズよそんなに甘くないから覚悟しておけよ?お前たちはしごきがいがありそうだからな!!!!」

「了解です。研修はいつから始めますか?俺としては今からでもいいですよ?」

「え?今から??準備はしなくていいの?」

「準備なんてすぐ終わるだろ?」

「うん、確かに終わるけどさー。つかれたー休みたーいー」

「へいへい。というわけだけなので、明日からお願いします」

「おう!じゃー明日の10時に受付前な!!」


 話がひと段落したので解散となった。


◇◇◇◇◇◇


 ユナ達が部屋を出て行ったのを確認するとディモンズが口を開いた。


「研修期間はボウズ達に必要なのでしょうか?」

「私としても必要なのか疑問に感じたよ。けど、古くからの決まりだから仕方がないよ」

「強いやつに必要なんですかね、特に異世界人には不要だと思うのですがね」


 強い者に研修期間が必要なのかと問われたら私も疑問に思う。特に異世界人となればなおさら疑問に感じてします。彼等は私たちより強く、成長が早い。そして、素直に受け入れた。なぜだ?


「わしは何度か異世界人を見たことあるが、あの子のらはちと違う感じがしのう」


 一点を見つめて昔を思い出すように言った。


「先生、どういうことですか?」

「ん?あぁ・・・わしが駆け出しの頃数人の異世界人が居たんじゃよ。その者達はこの世界に来たことに舞い上がっていた様子だったんじゃよ。そして数か月も持たずに死んだよ。己の力を過信し、ダンジョンを無理に進んでな・・・。だが、あの子たちはこの世界の仕組みを分かっている。だからこそ、研修をきちんと受ける事を選び、実力を見せる為にPVPまでした。そう思うとある程度は納得するじゃろ?」


 イグニス先生の話を聞いて暫くの沈黙が続いた。それを破ったのはディモンズだった。


「だとしても、奴らは強すぎませんか?仮にも私はSランクです。初見とはいえトラップに引っかかったり、一歩も動けなかった。言い訳に聞こえると思いますが、昨日今日で戦闘に慣れるなんてあり得ないですよ」


 そう、ディモンズの言う通りなのである。彼はこの支部で最も強いパーティーのリーダーなのだからだ。つまり、支部で彼に勝てるものはいない。いくら手を抜いても、冒険者に成り立ての子には勝てる相手ではないのだからだ。スキル頼りではなくきちんと組み立てられた動きだった。


「本当に彼らは何者なんでしょうか…」


 私が言えるのはこれが精一杯だった。彼らの事で特に進展は無く、解散となった。



◇◇◇◇◇◇


「ねえ、さっきの杖って使って良かったの?ものすごくドロップ率が低いやつだよね?こんなとこで使って勿体なくない?」


 支部長室から出てリアがそんな事を言ってきた。


「別に良いんだよ。もっと良いものをドロップすれば良いんだから」

「そうなの?なら良いけど」

「でも、数は少ないからあんまり使えないけどな」


 リアに渡した杖は『クールタイムが50%カットになる。ただし、スキル使用回数制限あり(回数ランダム)』というものだった。発動回数がランダムのためいつ壊れるか分からないという結構貴重な代物だったのだ。


「明日の為に、今日は部屋で休むか?」

「そうね、何気に夜だしいいんじゃない?ケーキとか食べすぎてお腹一杯だからご飯はいいかな」


 そりゃぁあんなに食えばメシ入らないだろうよ。


「俺もいらないかな。部屋に戻って休むか」


 周囲の視線を無視しながら借りた部屋に戻ったのだ。

かなりローペースですが進めていきます。

スキル設定の見直しを行いました。

それに伴い、内容も変えて行くつもりです。

予定としては次話投稿の時です。

つまり未定てす。

これからもゆっくりお付き合いください。

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