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『若い器たち』

作者: 詩織



わが家のそばの公園で、ひと月に1回、朝市が開かれます。



出店は無料、コンセプトは『地場産業の紹介』になるのかな?



ちいさな町や村が統合したから、


「まあ、みんなで仲良くしましょうや、」ってことだと思います。



ほとんどが、商店主さんや農家さんで

レストランの新作メニュー試食アンケートや、

人気パン屋さんの移動販売車や、魚屋さんの安売りや、

朝採れ野菜の販売や、


買う人も、売る人も みんな たのしい朝市です。








どこも混んでて、野菜はチラチラ見えるんだけど、

おばちゃんたちの勢いには負けてしまう、、、



山のようにあったトマトが、

人がいたころには、すっかり売り切れで、


いつも買えんで、周りをウロウロしてるだけ(汗))))


見るに見かねて、店のおじちゃんが、


「こっちの姉ちゃんが先、さっきから待ってるやろー」て、

声かけてくれたり、


隣りのおばちゃんが、


「ほれ、ふうちゃんの分、100円なっ!」て、

余分にウチの分も買ぅてくれたりするけどな、


(*´∀`*) ハハハ






そんとき、


ワイワイガヤガヤ賑やかな公園の片隅に


なんていうかな~


若い子のブースがあったんだけど、


お客さんが全然いなくて、


売ってる子たちも大きい声、出すんが恥ずかしいみたいで


みんなで待ってるだけでモジモジしてるん


(わたしみたいやな~)


(なに、売ってるんかな~)って、思ったんね、



したらさ、


焼き物が並べてあって、


「みせてな、」て、声かけて


手に取ってみたら、なじむって感じ、わかる?


「いいね~♪、これ、いくら?」


「あゝ、いろいろなんです。」


って、答えてくれた人 知ってる人で、


近くの障害者ホームの先生だった、


「なんや~ふうちゃんかー」


「みんな、利用者さんの作品なんよ」


「へぇ~、いびつで甘さが好き!」


「やろー、すごくいいやろ?」


「うん、感性が素直に伝わってくる。」


「って、よかったな~」て、傍にいた子の頭、くしゃくしゃって撫でた。



挿絵(By みてみん)



ひとつ、ひとつ、


その人らしさが出てて、すごくいい。


「全部、ください!」


「ええーっ!」


「だって、選べない、」


「みんな好き!」


「わぁ~♪」


「ありがとうございます。」



挿絵(By みてみん)






若い作家さんたちには頑張ってほしい!


作品が世に出て、


人の目にふれて、


気に入ってもらえたらと思います。



がんばれ!


がんばれ!


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