遥かなる旅路 後編
魔王城の巨大な門を、ユーリは母親のエルファンと二人でくぐってゆく。ユーリの表情にはもはや絶望の色は無く、決意と闘志に燃える瞳で魔王城を見上げている。傍らでエルファンは、余裕の笑みであった。神成る力、雷の力をその身に宿したハイエルフである彼女に、傷をつけられる存在は五指に及ばない。それは、慢心ではなく強者の余裕というものだった。
新たに現れたレッサーデーモンを、手から出した雷光の一撃であっさりと塵へ変えるエルファンに、ユーリはきらきらした目を向ける。
「ほえ、すっごいね、ママ」
感嘆の声を上げるユーリに、エルファンは得意げに薄い胸を張る。
「このくらい、何ほどのことでもない。ユーリも、そろそろできるようにならなくてはな。術の修行は、ちゃんとしているか?」
言われてユーリは、そっぽを向いて口笛を吹く。旅に出てから、修行などしたことは無かったからだ。
「そ、それよりママ、どうしてここへ?」
強引に話題を変えようと、ユーリは問いかける。
「ああ。ここへは、ちょっと野暮用でな。知り合いに、頼まれたのだ」
「でもママって、向こうの大陸で女王様してるんでしょ? 気軽にこんなとこ、来ていいの?」
首を傾げて、ユーリは言った。エルファンは、エルフの女王様なのである。
「古い友人の頼みなのでな。それに、森の中に引きこもっていては、息が詰まる」
「……パパと一緒に、あちこち出かけてるくせに。引きこもっては、いないでしょ」
横目で言うユーリに、今度はエルファンがそっぽを向いて口笛を吹く。何だかんだで、親子なのである。
「そ、それよりユーリ、ほら、お出迎えだぞ」
話題を断ち切るように、エルファンが魔王城の入口、大広間を指差した。そこにいるのは、先ほどのレッサーデーモンの群れである。広間にみっちりと詰まった彼らは、ユーリとエルファンに殺気を向けていた。
「ようこそ、魔王城へ。招かれざる客人よ」
大広間の空中に浮かぶ、一人の魔族が声を上げた。ゆったりとした黒いローブを羽織った、老人の顔をした魔族である。
「大した歓迎、痛み入る。我が名は、エルファン。この城の主、魔王シアに所用があって伺った次第だが……」
「魔王様は今、大事な儀式の最中にある。お引き取り願おう」
名乗りを上げたエルファンに、魔族はにべもなく断りの言葉を口にする。ちらりとユーリは、エルファンの顔を見る。にい、とエルファンの吊り上がった唇を見て、さっと一歩、後ろへ下がった。
「なるほど。取り込み中というわけか。ところで貴様、名前を何という?」
淡々とした声音で、エルファンが問いかける。
「我が名は、魔参謀ルクスオル! 魔界随一の知恵者とは、私のこと……」
「頭が、高い」
ひょい、とエルファンが人差し指を魔参謀へと向けて、地面へ振り下ろす。魔参謀の頭上へ雷光が閃き、その身体を打ち貫く。
「ぐわああああ!」
雷光に打たれ、魔参謀は情けない悲鳴を上げて墜落した。突然の攻撃に殺気立つレッサーデーモンたちを、エルファンは腕組みをして睥睨する。そんな母親の姿に、ユーリは引きつった笑みを浮かべた。
「ほえ……ママ、落ち着いて?」
「私は、いつでも冷静だぞ、ユーリ?」
冷笑を浮かべ、エルファンが振り向く。それを隙と捉えたのか、レッサーデーモンたちが一斉に襲い掛かってきた。殺到する異形の群れに、ユーリの背筋にぞくりと寒気が走った。
「ま、ママ、前!」
「そう慌てるな、ユーリ。数は多いが、雑魚ばかりだ……雷光の術」
笑顔をユーリに向けたまま、エルファンは背後に向けて手を横へ振る。半円状に形成された雷の帯が、迫りくるデーモン群の前列へと着弾、多数のデーモンを塵へと変えた。とんでもない威力の術を目にして、レッサーデーモンたちが一斉に身を竦ませる。
動きを止めたデーモンたちの中へ、エルファンがゆったりとした足取りで入ってゆく。エルファンの服の裾を掴みながら、ユーリも恐る恐るそれに続いた。そうして、黒焦げになってぴくぴく痙攣している魔参謀の前で、足を止める。
「おい、起きろ、魔参謀ルクスオル。加減は、しておいたぞ?」
げし、と爪先で魔参謀の頭を蹴り、エルファンが言う。すると、魔参謀の身体は黒い砂状の物質となって、崩れ落ちた。
「ふはははは! それは、私の身代わりだ! お前の力、確かに見せてもらった! やれっ、レッサーデーモンども!」
どこからともなく、魔参謀の勝ち誇った声が響いてくる。同時に、周囲で硬直していたレッサーデーモンたちが、全方位からユーリたちに向けて襲い掛かってくる。
「なるほど、流石は魔界随一とか言うだけのことはあるな。実に合理的だ」
言いながらエルファンが、半円状の雷光を前方へ飛ばす。前方にいたデーモンたちは消し飛ぶが、後方のデーモンたちは健在である。
「ほええええっ!」
悲鳴を上げるユーリへ、デーモンが爪を振り上げる。前を向いて術を放つエルファンには、振り返る暇は無い。至近距離に、おぞましくぬめった腕と鋭い爪が迫る。
死を身近に感じて、ユーリの感覚は研ぎ澄まされてゆく。デーモンの爪が、コマ落としのように迫ってくる。その爪の先が、ユーリの首へわずかに触れた、その瞬間。
「エルファン、後ろだよ」
鋭敏化されたユーリの知覚能力をもってしても、何が起こったのか、わからなかった。迫っていたたくさんのデーモンたちは視界から消えて、かわりにほっそりとした、それでいて大きさを感じさせる背中がそこにある。
「お前が、見てくれているのだろう、ダク?」
黒装束に、褐色の肌と銀髪のダークエルフが、ユーリに背を向けて立っていた。
「まあね。忍法、風刃竜巻!」
ごう、と巻き起こった風に、ユーリは笑顔を浮かべる。そして目の前の背中に向けて、思いっきり飛びついた。
「パパ!」
「ほえ、ユーリ? 術の途中でしがみついたら、危ないよ?」
細身の美しいダークエルフの青年、ダクが情けない声を上げる。その眼前では、デーモンたちが強風にあおられ、おもちゃのように吹き飛んでいた。
「パパも、来てたの?」
ユーリの問いに、両手で印を結びながらダクはうなずく。
「ほえ。ママが来てるんだから、当然だよ?」
「フフフ……そういうことだ」
背中合わせで、目を合わせることなく、それでもエルファンとダクは気配でうなずき合う。ダクの操る風が、デーモンたちの群れを大広間の天井へと集めてゆく。
「久しぶりに、行くよ、エルファン!」
「ああ、ダク!」
『忍法、風雷竜巻!』
二人の声が合わさり、風の中を雷が走ってゆく。ひと塊にされた大量のデーモンが、次々に塵へと帰り、風に吹き散らされてゆく。
「ほえ……やっぱり、いいなあ」
うっとりとした表情で、ユーリは息を吐いた。ぴたりと息の合った連携と、互いを想い合う心のやり取り。それは、ユーリの幼い頃から目の前で繰り広げられてきた、甘々なラブ空間である。
「いつか……私も……」
目を閉じて、ユーリは想像の翼をはためかせる。リュートを奏でるユーリの隣で、誰かが笑う。両親のように、愛し合い、心地よい甘やかさの中で、過ごしてゆく。ユーリにとって、エルファンとダクは理想そのものなのであった。
「ほえ、ユーリ、ユーリ」
ゆさゆさと、肩を揺すられユーリは現実へと戻ってくる。
「ほえ、パパ? どしたの?」
ぼんやりとしているユーリに、ダクとエルファンが微笑を浮かべた。
「今から僕たちは、城の奥へ行ってくる。事が済むまで、ユーリはここで待っててくれる?」
ダクの言葉に、ユーリは目をまんまるに見開いた。
「ほえ? わ、私も行くよ! だって、奥にはきっと、シアが待ってるんだもん!」
縋り付いて訴えるユーリに、ダクが首を横へ振って見せる。
「ダメだよ。ユーリには、まだ早いよ」
ダクの隣で、エルファンがうなずく。
「そうだ。修行も、していなかったのだろう? 旅に出る前と、そんなに気配は変わっていないしな」
「でも、でもっ……!」
なおも取りすがるユーリの両肩に、ダクの掌が置かれた。
「ほえ、大丈夫。ユーリのお友達は、僕達が必ず助けるから」
「良い子で、待っていろ」
ぽんぽん、とエルファンが頭を撫で、悠然と歩み去ってゆく。ダクを掴んでいたユーリの両手が、するりと解かれた。
「パパ! ママ!」
叫んだユーリの前に、ダクが何かを差し出した。受け取って見れば、それは黒く小さな珠だった。
「パパ、これは?」
「このあたりにはもう、デーモンの気配は無いけれど……念のため、持ってて。それは、送還の宝珠っていって、異界から召喚されたものを元居た場所に送り返す道具だよ。使い方は、簡単。相手の足元に、それを投げつけるだけ。あ、間違っても、自分の近くで使っちゃ、ダメだよ。巻き込まれちゃうからね。それじゃ、ユーリ。行ってくるね」
ユーリの頬に軽く口を付けて、ダクも背中を見せた。手中の珠を握りしめて、見送ることしかユーリにはできない。肩を落とし、ユーリはしばしその場へ立ち尽くした。
「ほえ……」
俯いたまま、ユーリはリュートを取り出し、そっと爪弾く。がらんとなった大広間に、悲しげなメロディが漂ってゆく。無心になって、ユーリはひたすらにリュートを奏で続けた。
ほろり、とユーリから流れ出た音が、壁を、床を、天井を伝ってユーリへと戻ってくる。ほろり、ほろり、とユーリは音を紡ぎ続け、ふと、その手を止めた。
「ほえ……? ここの床……何か、変」
大広間の隅の一角の床に、ユーリは違和感を覚える。ほろり、と弦を鳴らしてみれば、音の半分ほどが床に吸い込まれ、もう半分が返ってくる。ユーリはそろりと床へ歩み寄る。
「隠し通路だ……」
切れ目の入った床板を、持ち上げてみた。その下には、薄暗い下り階段があった。きょろきょろと、ユーリは気配を探る。両親の戻ってくる気配は、まだ無い。階段の下の気配は、よくわからない。強い気配と、弱い気配のふたつが感じられる。弱い気配のほうには、どこか覚えがあるようだった。
「……まさか!」
ぴん、とユーリの頭の中に閃くものがあった。居てもたっても居られず、ユーリは隠し通路へと飛び込んだ。薄暗く、しばらく行けば明かりも無い暗闇が続いていたが、ユーリの目にはそんなものは関係ない。たとえ見えなくたって、ユーリは全速力で駆けたであろう。
長い、長い下り階段を抜けると、錆びた鉄格子の扉があった。鍵は掛かっていたものの、魔法の仕掛けなどは無く、針金さえあればユーリには簡単に開けられるものだった。懐を探り、ユーリはつい先日、張り替えたリュートの弦を取り出した。束ねれば、これも使えそうだった。苦戦をすることもなく、ユーリは鉄格子の鍵を開けた。
錆びついた鉄格子が、軋んだ音を立てて開く。真っすぐな廊下が、しばらく続いていた。二つの気配も、行く先にある。ユーリは、足音を立てずに急いで進んだ。
やがて、廊下の先に明かりが見えた。扉の無い部屋から、その明かりは漏れている。躊躇なく、ユーリはその部屋へ飛び込む。そして、中の光景に息を呑んだ。
「誰だっ!」
振り向く人影が、あった。黒いズボンに黒のシャツを身に着けた、中肉中背の青年。その手には剣の柄が握られ、そして刃は床に向けて突き立てられている。刃の先には、小柄な青白い肌が仰向けになっていた。倒れた誰かを、剣は刺し貫いている。どくどくと流れ出てくる青黒い血液は、貫かれている者が悪魔であることを証明していた。
「シア!?」
倒れている悪魔へ向けて、ユーリは呼びかける。ゆっくりと悪魔の首が動き、ユーリに赤い双眸を向けた。
「ユー、リ……?」
掠れた声とともに、シアが吐血する。青白く美しい肌が、血で汚れてゆく。
「儀式の邪魔だ。死んでもらおう」
再開の感傷を引き裂くように、青年がシアの身体から剣を抜き取ってユーリへと踏み込んでくる。
「儀式? シアに、何をしてるの!」
袈裟切りに振り下ろされる剣を、ユーリは後ろへ飛び退いて紙一重で躱す。同時に叩きこもうとした蹴りが、剣の腹で受け止められた。
「へえ? 今の一撃を躱すだけじゃなくて、蹴ってくるなんて……でも、残念だけど君の足じゃ、俺は萌えないね」
にやりと青年が嗤い、剣を振ってユーリを押し返す。正眼の構えから繰り出される無数の突きを、ユーリは何とか躱し続ける。剣圧は凄まじく、躱したはずの一撃がユーリの肌を、ひらひらの服のあちこちを切り裂いた。
「あなたは、誰っ!? どうして、シアに酷いことをしてたの! 言いなさいっ!」
一瞬の隙をついて、ユーリは左回し蹴りを青年に叩き込む。突きを躱すと同時の鋭い一撃に、青年が部屋の壁際へと吹き飛んだ。
「ああ……こういうのも、悪くないかも……俺? 俺かい? くふふふふ、俺のことが知りたいの? 年増のお姉さん」
剣を支えに青年がすぐさま立ち上がり、にやにやと嗤いながら言った。
「ほえ? と、年増?」
「幼女以降は、すべからく年増だっ! 異論は認めないっ! 俺は、イチタロー! かつて勇者と呼ばれ、魔王様の魅力の虜となり魔軍に堕ちた闇の魔将っ!」
青年が、自分を抱き締めるような恰好をしながら叫ぶ。
「ほえ……それって、ダメな人じゃないかな」
青年の勢いに、若干引き気味にユーリが呟く。だが、青年の動きからは、目が離せない。隙を見せれば、たちまちに斬り伏せようとしてくる、そんな気配があったのだ。
「俺は魔王様のぺたんこ靴に踏みしだかれることに、人生を見出していた! だが、奴は裏切った! 俺は幼女に踏まれる趣味はあっても、ショタに踏まれる趣味は無い! 男になってしまった魔王に、俺は絶望した……だが、救いが現れた! 俺は新たな魔王、チロル様に全身全霊で忠誠を誓った! なぜならチロル様は、幼女でぺたんこ靴で、俺を踏んでくれるからだあああっ!」
正真正銘、それは変態のカミングアウトであった。
「変なことに、シアを巻き込まないでよ、この変態!」
ユーリの渾身の叫びを、青年はせせら笑いで受け止める。
「くふははは! 変態で結構! 異世界より転生してきてこっち、ようやくにして見つけたここはエル・ドラド! まさに楽園っ! 偉大な幼女魔王、チロル様より授かった使命、何としてもやり遂げて見せる! そして、もっと踏んでもらうっ!」
開き直った変態、青年は再び剣を正眼に構えた。変態の持つ剣が、邪悪なオーラを纏わせ鋭く光る。
「使命……?」
懐へ手を入れて、ユーリは問いかける。あまり話を聞いてはいたくなかったが、仕方のないことだった。
「そう! この魔剣イビルキャリバーを、完成させること! これは、異世界より来た俺にしかできない、崇高なる使命! 何より、幼女のお願いよりも尊い使命など、他にあるものかああああっ!」
吠えたてる変態の全身から、邪悪に歪んだオーラが放出される。
「……なんて、パワーなの」
変態から吹き付けてくる烈風に、目をかばいつつユーリが呟く。
「くふははは! もはや、俺に恐れるべきものは無し! ステータス!」
剣先をユーリへ向けて、変態が叫ぶ。ユーリは、おぞましい何かに身体の中身を覗かれる感覚を覚えて身震いする。
「ひっ、み、見ないでよっ!」
強く拒否の念を送れば、感覚はすぐに途絶える。変態の額から、一筋の赤い血が流れた。
「……その見た目で、実年齢が……とか、無いわー。これだから、ファンタジー生物は」
ふっと侮蔑の嗤いを浮かべ、変態が首を横へ振る。年齢云々のことよりも、変態に馬鹿にされたことに腹が立った。ぷちん、とユーリの中で何かが切れる音がした。
「うるさいっ! さっさと、元の世界に帰れ、変態っ!」
勢いよく、ユーリは小さく黒い珠を取り出し変態の足元へと投げつける。
「むむむ、何の小細工だ?」
ぽん、と弾ける珠に、変態が首を小さく傾げる。だがすぐに、訝しげな顔が驚愕の表情へと変わった。変態の足元に、ぽっかりと黒い穴が開いている。それは変態の両足を飲み込み、凄まじい吸引力でもって変態の身体を内部に引きずり込んでゆく。
「ぐああああ! な、なんだ、これは!?」
みるみるうちに下半身を引きずり込まれた変態が、悲鳴を上げる。
「送還の宝珠、だよ! 元の、変態の世界に帰りなさいっ!」
叫びながら、ユーリはしっかりと足を踏ん張った。穴の吸引力は変態だけにとどまらず、周囲のものの一切合切を吸い寄せてゆく。ちらりと背後を見れば、シアにまではその効果は及んでいないようだった。ほっと、ユーリは小さく息を吐く。
「あっ」
胸を撫で下ろした拍子に、ユーリの懐から小さなものが飛んで穴へと吸い寄せられる。それは、シアから貰った大事な宝物、コウモリのぬいぐるみであった。ユーリは思わず手を伸ばし、空中でコウモリをキャッチする。キュー、とお腹を握られたコウモリが、小さく鳴いた。
「ふう、良かった」
穴の淵へと留まったユーリが、コウモリを抱き締めて微笑む。その足を、変態の手ががしりと掴む。
「ほ、ほえ?」
「こうなれば、お前も道連れだああああ!」
安心しきっていたユーリは、変態のいる穴へと引きずり込まれてしまう。
「ほええええええん!」
上げた鳴き声に、床で倒れていたシアが起き上がった。
「ユーリ!」
血まみれになって、それでもシアが必死に手を伸ばしてくる。
「シア!」
力いっぱい、伸ばした手が空を切る。シアが、胸の深い傷口を抑えてうずくまる。
「ユーリぃぃぃ……!」
悲痛な叫び声が、どんどんと遠くなる。周囲が暗闇に包まれ、ユーリの全身に激痛が走った。ふわりと、身体が持ち上がるような感覚と、全身の骨を砕かんばかりの痛みに襲われて、ユーリは静かに意識を失った。
なお、ユーリの両親の活躍により魔王城からのスタンピードは終息を迎えたのであるが、今のユーリにそれを知る術は無いのであった。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
今回も、お楽しみいただけましたら幸いです。




