【番外編】俺の勘違いで最悪な青春?{1話}
これを読んでいる人たちよ。俺のことを知っている人はいるだろうか……。
俺の名は深沢琉斗、第一話の最初だけでている、主人公の親友だ。
どの物語でも、親友という枠の人は大概、一話に一回はでてくるものではないか、しかしだ、俺はなぜか出ていない。
まあ問題ない。これからきっと大活躍するであろう。主人公がピンチの時に「俺を忘れちまっては困るぜ、相棒!」などと、かっこつけて登場することがお決まりである。
とりあえず、俺の登場回数を増やしてほしい、頼むぜ作者さん!ほんとに!
まず、数少ない俺の登場では、どんな人物かわからないであろう。
そこで、今回この場を借りて、俺のことを知ってもらおうという作戦だ。
かといって、特に話すこともないいので、俺の過去を一つ話そうではないか、そう、あれは今から1年前、
中学2年生の頃、初めて恋をしてしまった時の話だ………。
成績も悪く、やんちゃしていた中学一年生を終え、二年生からはかっこつけて、クールなキャラでいこう
と決めた、二年生の始業式の話だ。
部活で仲良くなったメンバーも、全員他のクラスになってしまい、話せる人が2,3人くらいしかいなっかった。
決められた席にすわり、ホームルームでそれぞれの班で自己紹介をしていた時、こんな思いもよらないことが起きたのだ。
「ねえねえ、琉斗くんだっけ?スマホもってる?もってたら連絡先交換しよ!」
と、同じ班になった女子から目を合わせながら言ってきたのだ。
普通の人なら「うん!いいよ。」など軽く言葉を返せるであろうが、俺は自分で言っては悲しいが、去年は一切、女子と話したことがなかったのだ。したとしても目も合わせず、「ごめん、そこどいてくれる?」に対して、「ちっ」と返すような事しか女子とは会話しなかった。(会話といえないであろう。)
そんな俺に対して、目を合わせ、しかも連絡先だと!?とものすごく驚いた。
「え、え、え、え、あ、俺ね、お、おけ。これ俺のスマホ、あっ。」
動揺を隠せずにいた、取り出そうとしていたスマホを落としてしまい、さらに動揺していた。
「琉斗くんっておっちょこちょいでかわいいね笑」
と、笑顔と言う犯罪行為で俺を殺しにかかってきた。
こういうことが人生上全く縁のないことだったので、彼女は俺に興味があると、バカみたいな勘違いをしまい、俺は心のハートを彼女に打たれてしまった。
今を思うと、彼女の笑顔は苦笑で、連絡先も全員に聞いていたのであろう。
勘違いする日々がこれから続くなんて、当時の俺は一切思わなかったであろう、むしろリア充ばんざいなどと言ってたっけか……
おっと、今回はこれくらいにしておこう。途中でとめておけば、次回もでれるからな!
次回の番外編でまた会おうではないか!(できれば本編で会いたいな)
Tobecontinued………???
今回は、番外編として、サブヒロイン?である深沢琉斗を登場してみました。
どうだったでしょうか、この話は実は実話も入ってたりします笑
番外編もいくつかは出そうとしているので一人でも多くの方に読んでいただけたら幸いです。
それではまた、次は第4話出あいましょう!