旅立ちます!
「う、う~ん。……んぁ?何処だここ?」
俺の名前は白銀勇太。気づいたら変なところにいた。ちなみに高校二年生の17歳だ。
「おや、目が覚めましたか。」
後ろから声が聞こえ振り向くとそこには人がいたが、見た瞬間人間ではないと瞬時に思った。
「誰だ貴方は?見たところ普通の人では無いみたいだが?」
「私は神様で女神です。」
「……。」
何言ってんだこいつ……頭おかしいのかな?
「ア、ハイ……取り敢えず病院に行きましょう。脳外科に行きましょう。貴方の頭を見て貰わないと!」
「いやいやいやいや!!本当ですから!本物の神様ですから!」
「神様なんて実在しませんよ~あくまでも架空の人物ですから。」
「だから本物ですってば!どうして皆同じ行動を取るのですか!」
そりゃそうだろう……神様なんて見たことないし例えいたとしてもコスプレか何かかって思うだろうよ。
「あーハイ。じゃあ自称女神様で。」
「だから本物ですってばぁ~~!!!!貴方を連れてきたのは私なんですから!」
「そうですか。なら俺を元の世界に帰して下さい。」
「それは無理です。貴方はお亡くなりになられたのですから。」
「……は?え?えぇ!?亡くなったぁ!?どうして!?何故!?」
「それは詳しいことは言えません……いえ言いたくないんです。貴方はあまりにも酷く無惨な死に方をしましたので。」
「嘘だろ?でも死ぬ前に記憶があるはずだろ!?なぜ無い!なんで思い浮かばないんだ!」
「すみません本当に言いたくないんです。さすがの私でも可哀想に思えて来たので貴方の魂を此処に呼んだんです。」
「そんな……て事は今の俺の状態って実態が無いってわけ!?」
「はいその通りです。正確には貴方の体が無いって事ですね。」
そんな……まだやりたい事があるのに……まだ高校卒業してないのに!まだまだやり残したゲームや小説があるのに!
「嫌だぁ~!!俺は!俺はぁ!」
「お気持ちは分かります……ですので私が貴方を異世界に送り第2の人生を送って欲しいのです。」
……ん?今異世界っつった?異世界だとぉ!?
「マジで!?異世界!?異世界って言ったよね!?それってアレだよね!ファンタジー溢れる世界に行けって事だよね!?え!マジで連れてってくれるの!?ヒャッホゥ~~~♪」
俺のマシンガントークに全くついていけない女神様。
「そうですけど……え?え?貴方さっきまで落ち込んでましたよね?」
「いや~ゲームも小説もまさにファンタジー関係の物だったんでそこに連れてってくれるならもう言うこと無し!さらば!現代!初めまして!異世界!と言うわけで連れてって下さい!今・す・ぐ・に!!」
俺の熱のこもった言葉達に女神様もタジタジだった。
「わ、分かりました。では貴方の魂を異世界に転送させて貰います。」
「よっしゃぁ~♪俺マジでワクワクしてきたぜ!主人公みたいでtension上げアゲだぜ!」
「……はぁ。コホンでは白銀様、異世界に旅立たれる前に貴方に3つの願いを聞き入れましょう。」
「よし‼って3つも!?」
「はい。本来なら1つですが白銀様は先ほども言いました通り悲惨な最後を迎えてしまったので特別に3つの願いを聞き入れましょう。」
「やった!それじゃまずは……能力チートじゃ面白くないし……能力の変わりにユニークスキルを5個以上下さい!次に二つ目は……イケメンにしてくれ!いやまぁ美形って程じゃあなく可愛らしいイケメンで!そして最後は仲間!それも異世界だから人化した魔物がいいかな?それこそファンタジーっぽい感じでいい。」
「分かりました。では最後に私から……最後の3つ目にさらにボーナスをつけましょう。ですが用意したそのボーナスは貴方が死に物狂いで行動しなければ決して手に入れることは出来ないでしょう。最低限は保証しますがその先を掴み取れるかは白銀様次第です。」
「分かりました!絶対に掴みとってみせる!最高の至福を手に入れてみせる!異世界で生き抜いてみせる!ところでその3つ目の魔物なんですが」
「分かってます。私には貴方の考えはちゃんと見えてますよ」
「良かった~じゃあ女神様、お願いします!」
「分かりました。貴方の活躍楽しみにしていますよ。」
こうして俺は見知らぬ異世界へとの人生が始まった。
「絶対に幸せな人生を送ってやるからな!」




