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空想科学魔法  作者: 愉魅夢
9/10

異民族文化

「ππパフパフならともかく、尻尾モフモフじゃとー!」

「キュビ様!決して『うん』と言わないでください。あー!お嫁に行けなくなるー!!」

なに狼狽えてるんだろう?


走竜に乗せてもらったときは、フェネは器用に尻尾を服に隠していて、触れなかった。

あの艶。膨れ具合。

なでなでモフモフしたらどんな至福感に包まれるであろうか。


「その下品たニヤつき、止めんか! ヌヌヌヌシは意味を解って行っているのであろうな?」

「え?その綺麗な尻尾。ナデナデモフモフしたらさぞ、気持ちいいいだろうなと。」


おっ?キュビ姐さん復活か?ちょっとえばって、

「確かに、儂の尻尾は綺麗じゃよ。一族一じゃと自負しておる。」

次に急にもじもじし始めた。

「その尻尾を、優しくナデナデモフモフされると気持ちよくなってしまうのは確かじゃ。しかしそんなのは恋人どぅ…」ごにょごにょ


なんか微妙に話がずれてきている気が…

あっ。何か分かったぞ。一応確認だ。

「えっと。一族に置ける『尻尾を褒める』『尻尾をナデナデモフモフ』の意味を教えてください。」

俺の態度が真面目モードになったのに対して二人きょとんとしていた。



一族用語もありそのままでは意味をなさないのでニュアンス要約すると

『尻尾を褒める』:「愛してる」「付き合ってくれ」等の告白のうち、最上級の物らしい。

『尻尾をナデナデモフモフ』:「イチャイチャ」「チュパチュパ」「ππパフパフ」等の最上級の物らしい。

 ちなみに『尻尾をナデナデモフモフ』するとお互いにすごい快感に包まれるらしい。



「意味も知らずぶしつけな要求。ごめんなさい。」

俺は土下座で謝る。




小声で「久々にときめいちゃった…」




なんか聞こえたぞ、どっちのセリフだ?




と話を戻して

「では謝礼には『狐耳プニプニ』で…」

「「余計悪いわ!!」」


どうやら男女間のアレと同義らしい。


異民族交流はむずかしいなぁ。

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