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幻影虚実の覚醒者【ニューヒーロー】  作者: abyss 零
史上最長のプロローグの序章
1/7

君たちが知っておくべきこと

 abyss 零 です。また新しいものを書き始めました。本作は、ありがちなゲーム要素やチート要素、そこへ僕なりに構想を練った独自のオリジナリティ、ないしはオリジナルの独自性を盛り込んだ作品となっているはずです。

 僕が別に書いている『僕と世界の時空静寂【クロノスタシス】』と同様、行き当たりばったりでその場凌ぎの、成り行きやノリが舵を取る形で進行していくストーリーです。構想を練ったのに行き当たりばったりなんですね。

 構想を練ったというのは、ここでは『最初から予め必要最低限の設定は作ってある』ということです。物語の根幹であったり基盤であったりするところは、この回で語られ、今後も揺らぐことはないです。


 それではどうぞ。

【ストーリー】


 ありえないことが起こった! 世界中で空前の大ヒットとなった人気ロールプレイングゲームに異常が発生したのだ!


 ゲームの中のキャラクターたちが、自分たちや住む世界の全てがゲームであると気づいてしまった!


 だがゲームと現実の境界を越えることは物理的に不可能だ! 正統派の王道ファンタジーを謳う覇権ゲームに、現実世界で生きる人間と遜色ないリアリティを付与する興味深い案件として、むしろ事態を面白がる風潮となった!


 しかし考えが甘かった! ゲームは現実とは違う! そのゲームには『魔法』の概念があった! 炎を放ち、水を操り、天候を制御し、風を使役し、時間を巻き戻し、重力を無効にし、エネルギーを変換し、認識を誤らせ――次元を越える! ほぼ何でも出来る! それがこのゲームの魔法だった!


 ゲームの中のキャラクターが、現実世界に侵入してしまったのである!




【キーワード】


・現実……我々が住む世界。かなりシビアだが、たまに良いことがあったりもする。


・ゲーム……現実世界の人間たちが遊ぶもの。本作では基本的に、ゲームと現実という二極の存在を理解してしまった、とあるロールプレイングゲームのことを指す。

 このゲームは王道ファンタジーと広大な世界観を売りとしており、それが今回の騒動の解決をより難航させる結果となってしまう。テクノロジーも使いよう。


・スタッフ……ゲームを作った人たち。批難されたり称賛されたりしている。最近では専らゲームの異常を解決しようと、デバッグ作業に注力していたが、間に合わなかった。でも無能ではない。


・キャラクター……ゲーム内に登場する人たち。『キャラ』、『PC』などとも呼ばれる。魔法を使って現実世界に侵入した。強い。


・パラメータ……ゲーム内のキャラクターの各種能力を表すもの。数値が高いほど、その能力に秀でている。


・アクション……ゲームでの戦闘行動全般のこと。『物理アクション』、『魔法アクション』、『技術アクション』の三種に分類され、それぞれが特定のパラメータに関係する。


・ジョブ……キャラクターの役割。キャラクターがどのジョブであるかによって、敵味方のおおまかなパラメータやアクションの傾向が分かる。実に様々な種類があるが、アクション同様、三系統の『クラス』に大別される。変更も可能である。


・クラス……『物理』『魔法』『技術』の三種が存在する。キャラクターには各クラス毎にレベル(Lv.)があり、それが各パラメータの傾向、各アクションの性能を表す。クラスによって選べるジョブが異なり、得手不得手が如実に現れる。ジョブより手続きや条件が厳しいが、変更も可能。




【パラメータ一覧】



『基礎パラメータ』……いかなる状況にも関わる。


生命力(ライフ)(L)……生きる力。これが0になると瀕死になる。瀕死状態で一定のダメージを受けるか、そのまま時間が経過すると死亡する。運によって瀕死状態中の死亡決定ダメージ、死亡までの時間が変動する。また、特定のアクションで瀕死状態からの復活が可能。


命中力(ヒット)(H)……各種アクションの当たりやすさ。体力、知力、速力にも関わる。


回避力(ドッジ)(D)……相手が繰り出す各種アクションのかわしやすさ。体力、知力、速力にも関わる。



『物理クラス系パラメータ』……物理アクション、物理クラスLv.に関わる。


持久力(フィジカル)(P)……疲れにくさ。この値が高いほど長期戦闘に耐えることが出来る。全力疾走などの激しい運動をすると消費される他、特定の物理アクションは、これを消費して実行される。


攻撃力(アタック)(A)……物理アクションの攻撃の強さ。この値が高いほど物理アクションの攻撃が強力になる。


防御力(ガード)(G)……物理アクションの攻撃に耐える力。この値が高いほど相手の物理アクションの攻撃を凌ぐ。


体力(エナジー)(E)……総合的な身体能力。他の物理クラス系パラメータに補正を加え、また物理アクションの実行の速さや、特定の物理アクションの効果、命中力と回避力に影響する。



『魔法クラス系パラメータ』……魔法アクション、魔法クラスLv.に関わる。


魔法力(スペル)(S)……魔法の力。魔法を唱える際に消費。


魔法攻撃力(マジック)(M)……魔法アクションの攻撃の強さ。この値が高いほど魔法が強力になる。


魔法防御力(バリア)(B)……魔法的な攻撃に耐える力。この値が高いほど相手の魔法アクションの攻撃を凌ぐ。


知力(インテリ)(I)……総合的な魔法の適性。他の魔法クラス系パラメータに補正を加え、また魔法アクションの実行の速さや、回復魔法の効果、命中力と回避力に影響する。



『技術クラス系パラメータ』……技術アクション、技術クラスLv.に関わる。


技術力(テクニック)(T)……特殊な技術を扱う力。技術的行動を行う際に消費。


技術攻撃力(クレバー)(C)……技術的な攻撃の強さ。この値が高いほど技術が強力になる。


技術防御力(レジスト)(R)……技術的な攻撃に耐える力。この値が高いほど相手の技術アクションの攻撃を凌ぐ。


速力(クイック)(Q)……総合的な器用さ。他の技術クラス系パラメータに補正を加え、また技術的行動の速さと効果、命中力と回避力に影響する。



『隠しパラメータ』……どの系統にも属さない例外的なパラメータ。


(フェイト)(F)……運の良さ。他の全てのパラメータにランダムで補正を加える。各種アクションのクリティカルの定義は、この運の補正が最大値プラスされた時。また、宝箱の中身や敵から奪取できるアイテムに関わるが、現実では適用されない (奪取できるのは、相手が現時点で所持しているものに限る) 。

 他のパラメータとは明確に区別が異なり、ゲームにおいても現実においても、基本的にプレイヤーやキャラクターが認知することは出来ない。しかし、ある特殊な算出方法を知っていれば、他の要素から導き出すことは可能。




【そして――】


影野(かげの) 夢幻(ムゲン)……この物語の主人公! つまり俺だ!

 はい。ゲームゲームしてますね。タイトルのまんまというか、今回は本編で触れると尺を食ってしまうので、予め皆さんに知っておいてほしい大前提を公開する、という内容でした。

 次回からストーリーが始まります。『時空静寂【クロノスタシス】』同様、思いついたシナリオを、思いついたその日に書き上げていくという方式が採られますので、連日更新が続くこともあれば、また『【クロノスタシス】』みたいにぱったり更新が途絶えることも有り得ます。


 ちなみに、そんな僕でも不定期ながら必ず更新を約束している『ALTERNATIVE ~オルタナティヴ~』という作品があります。こちらは行き当たりばったりとかその場凌ぎではなく、前もって構成された物語が展開されます。こちらの方も、よろしければご一読ください。

 この『ALTERNATIVE ~オルタナティヴ~』の宣伝文句は、毎回の後書きの最後尾に加えられますので、鬱陶しい方は最後辺りは飛ばしてしまってください。


 では、ムゲンとその愉快な仲間たち (女の子) の、波瀾万丈な冒険活劇をお楽しみください。

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