恋した人は悪魔でした。その2
「ああ!どうしよう!何を着ていけばいいのかしら!」
私はクローゼットの中を引っ掻き回していた。
何故、こんなことをしているかと言うと、何と!今度の休日、憧れのアンドレアス・ロクサーヌ様と学園の外でお会いすることになってしまったからだ!
つまり、簡単に言うと、ロクサーヌ様とデートをすると言う事だ。
・・・いや、デートのようなものだ。私はそういうことにしたいけれど、ロクサーヌ様からすれば、そんなつもりは全くないだろう。・・・残念ながら。
先日、上級生に殴られてしまったロクサーヌ様の怪我を私の治癒魔法でちょちょいのちょい!と、治しただけなのに、是非お礼をさせて欲しいとロクサーヌ様は言ったのだ!断れる!?いいえ!断れないわ!
最近、王都では、出来立て熱々のアップルパイに冷たい(当たり前だが)アイスクリームを添えたスイーツが流行っている。
私は前々から食べてみたいと思っていたのだが、ロクサーヌ様は偶然にもそのスイーツを食べに行きませんか?と、誘って下さったのだ!やっぱり、断れるわけがない!
と、言う訳で、洋服選びの最中だ。
「あまり気合いを入れた格好だと、ロクサーヌ様に私の気持ちがばれてしまうかもしれないし・・・でも、流行は取り入れたいし・・・」
ロクサーヌ様の瞳の色と同じスカイブルーの外出着はどうかしら?いえ!ダメよ!ダメ!それこそ、好きだとばれるようなものじゃない!
買ったばかりのペールグリーンにしようかしら?でも、ちょっと襟が開き過ぎてるわね。何のアピールをしてるんだろう?って、思われちゃうかもしれないわ。はしたない、はしたない。
お気に入りのレモンイエローはどうかしら?あ、この間、着たばかりだったわ。気に入っているからって、何度も着ていたら、ブローソン伯爵家は貧乏だと思われちゃうわね。
アプリコットピンクも綺麗な色で好きだけど、デザインがちょっと子供っぽくて、何だかんだで1回しか着てないのよね。あ、そうだわ。妹が欲しがっていたから、あげることにしましょう。多分、妹の方が似合うわ。ピンク顔(?)だもの。
「じゃあ、早速、あのドレス、貴女にあげるからね。って、お手紙に書くことにしましょう」
私はそう言いながら、机に向かおうとして、ハッと我に返った。「そうじゃないでしょう!今は手紙を書いている場合じゃないのよ!服よ!服を選んでいるのよ!」
ああ!どうしよう!決められない!・・・あ、そうだわ!
「エレンに相談してみましょう!」
私はドアに向かおうとして・・・「あ」
ぴたりと足を止めた。
エレンとはあの言い争いの後、一言も話をしていなかった。
おまけにエレンはロクサーヌ様のことを良く思っていないのだから、ロクサーヌ様と会う時に着る服のことを相談できるわけがない・・・。
「はぁ・・・」
私は力が抜けたように椅子に座った。
エレンと距離が出来てしまった学園生活はとても味気無い。
エレンにも私にも他にお友達はいる。だけど、こうして、離れてみて、エレンは私の一番の親友だったんだなと、身に染みて、分かったような気がする。
・・・ああ。とっても、寂しいわ。
謝って、許してもらおうかしら?許してくれるわよね?
でも・・・。
『アンドレアス・ロクサーヌ様の悪い噂は全て間違いだと私が証明してみせるわ!』と、宣言した日から、半月経ったが、未だ何一つ証明出来ていない状態だ。
ロクサーヌ様は会う度、会う度、にこやかに紳士的に接してくれる。
そんな方が悪魔のような男だなんて、とても信じられない。
だが、エレンは私の言葉だけでは納得しないだろう。
確たる証拠が必要だ。
・・・かと言って、『フェリシア殿下と愛し合ってるんですか?』、『愛人はいますか?』、『何人くらい医務室送りにしたんですか?』、『一緒に無断外泊してくれますか?』・・・何て聞けるわけがない。正直に答えてくれるわけもない。
一体、どうしたらいいのかしら?
休日の午後。
私が女子寮の玄関前でロクサーヌ様を待っていた。
悩んだって、答えが出るわけではない。
これまで私はロクサーヌ様と挨拶をするくらいだったから、人物像を掴みきれずにいたが、今日がロクサーヌ様を知るいい機会になるはずだ。
エレン。私、絶対にロクサーヌ様は素晴らしい殿方なのだと証明してみせるからね!そしたら、私を許してね!いえ、許してあげるわ!
・・・私がそんなことを考えていると、
「マリアンナ・ヒルグレーヴさんよね?」
と、声がして、振り返えってみると、すらりと背の高い女性が立っていた。
ハッと息を呑むくらい、美しく艶のある女性だ。
赤褐色の豊かな髪は緩く結い上げているだけなのに、とても品がある。
体の線を強調するようなワインレッドのドレスは攻撃的だとすら思うくらいで、普通、若い令嬢が着るような物ではないのだが、やはり品がある。
私が見とれていると、女性はふふっと笑って、
「いくら同じ女性でも、そんなに見られたら照れるわね」
それで我に返った私は赤くなりながらも、お辞儀をして、
「し、失礼致しました。・・・クロエ・ハートリー様」
「あら。私のことを知っているの?」
「もちろんです」
こんなに美しい方を知らないわけがない!
クロエ・ハートリー様はシャーブルック侯爵家の令嬢だ。
優雅で気品ある女性だが、独特の雰囲気があって、周囲の人間に近寄り難いと思わせる。他の令嬢たちと噂話に花を咲かせているところなんて想像出来ないし、見たこともない。私生活が謎に包まれていると言っても大袈裟ではない。噂では既に婚約をしていると聞くが・・・。
それにしても、そんな方が私に一体何の用かしら?
ハートリー様はそんな私の疑問を感じ取ったのか、安心させるように微笑んで、
「私を知っているのなら、話は早いわね。自己紹介は省いて、さっさと行くことにしましょう。アンドレアスが待っているわ。ついて来てちょうだい」
「え」
私がきょとんとすると、ハートリー様は呆れたように首を振ってから、両手を広げると、
「いやあね。当然でしょう。あの目立つ男がこんなところまで来て、貴女と連れ立って歩こうものなら、大変な騒ぎになっちゃうわよ」
私はハッとした。
「そ、そう言えば、そうですね」
ロクサーヌ様の信者に睨まれてしまう!そうなったら、安寧な学園生活が終わってしまうわ!
若干顔色が悪くなった私を見て、ハートリー様は吹き出すと、
「貴女って、百面相をしているみたいね」
「えっ、そんなつもりはございませんが・・・」
ハートリー様は軽やかな笑い声を上げて、
「それはそうでしょうね!・・・まあ、いいわ。からかうのは止めましょう。私はアンドレアスから貴女の付き添い役を仰せ付かったの。未婚の男女を二人だけで馬車に乗せるわけにはいかないもの」
私は恐縮してしまうと、
「それは、あの、お手数をかけて、申し訳ありません」
「いいのよ。私にも付き添い役が必要なんだから」
「はい?」
「後で分かるわ。とりあえず、行きましょう」
学園の門を出て、少し歩いたところに一台の馬車が止まっていた。
御者が現れ、私たちに一礼してから、扉を開けると、
「こんにちは」
馬車の中にはロクサーヌ様がいた!
まずロクサーヌ様はハートリー様に手を差し出し、馬車に乗るための手助けをする。
その時、ロクサーヌ様がハートリー様の耳元で何やら囁いた。
すると、ハートリー様はロクサーヌ様の手を払って、澄ました顔で座った。
『何を着ようが私の勝手でしょ』と、言ったように聞こえた。やっぱり、ロクサーヌ様もハートリー様の大胆なドレスには驚いたようね。
ちなみに私は悩みに悩んだ結果、何の捻りも何の変哲もないオフホワイトのハイネックのドレスにした。だが、ところどころに淡いブルーのリボン飾りがついている。やはりどうしてもブルーは取り入れたかったのだ。髪を纏めているリボンもブルーだ。どうしたって、ハートリー様には劣ってしまうが、私には良く似合っていると思う。
それよりも・・・私はロクサーヌ様とハートリー様の親密な様子にショックを受けていた。
もしかして、お付き合いされているとか?じゃあ、フェリシア殿下は?
私の頭の中はショックと疑問で混乱してしまったが、
「どうぞ」
気付けば、ロクサーヌ様が私に向かって、手を差し出していた。
「は、はい」
私は遠慮がちにロクサーヌ様の手に自分の手を置いたが、ロクサーヌ様はしっかりと握ってくれた。途端に胸が高鳴る。
ロクサーヌ様に手を握ってもらうなんて、夢のよう・・・。
何てうっとりしているうちに私は席に座っていた。・・・あら?
この日のロクサーヌ様の装いは真っ白なシャツ、ダークブルーのジャケットとズボンに黒いブーツだ。
・・・素敵ね。ロクサーヌ様は本当に青が似合うわ。
私が見とれていると、ロクサーヌ様は私に笑みを向けた。私は見とれていたと気付かれないように笑みを返した。
「クロエに突然、声を掛けられて、驚きましたよね。申し訳ありません」
「いいえ」
「あら。私は化け物じゃないのよ?」
「ある意味そうじゃないか」
「失礼ね!」
ハートリー様はロクサーヌ様の手の甲を叩いた。
「いってー!骨が折れた!」
ロクサーヌ様が大袈裟に痛がり、
「嘘おっしゃい!!」
「嘘なものか。化け物にやられたんだからな」
そう言って、ロクサーヌ様は愉快そうに笑った。
「本当に失礼な男ね」
ハートリー様は頬を膨らませながら、私に顔を向けると、「アンドレアスは子供の頃からこんな感じなのよ?」
「子供の頃からですか?・・・長い付き合いなんですね」
・・・呼び捨てし合っているし。ああ。気になるわ。
「クロエは現ラムズフォード公爵の姪なんです。もし、ラムズフォード公爵の息子に何かあったら、クロエの弟が五大公爵の一人になる可能性があるんですよ。ですから、幼い頃からクロエたち姉弟とは交流があって・・・」
すると、ハートリー様はロクサーヌ様をじろりと睨んで、
「ちょっと!サムに何かあったらなんて、縁起でもないことを言わないでちょうだい!」
・・・?サム?
「ああ。すまない。つい余計なことを言ってしまった」
ロクサーヌ様は意外にも素直に謝ると、「クロエは次期ラムズフォード公爵のサミュエル・スタンディッシュの婚約者なんですよ」
「ええぇっ!?」
私は驚きの声を上げた。
実にあっさりと婚約が事実だと知ってしまった!
馬車が止まったのは植物園の前だった。
そして、私が馬車から降りると、目の前に花束が現れた。
「えっ!?」
私がまた驚きの声を上げると、
「おい。花束を渡す相手を間違えているぞ」
私の手を取ってくれているロクサーヌ様が呆れたように言った。
「えっ!」
花束を差し出した男性がパッと顔を上げて、私を見ると、こてんと首を傾げた。「・・・あれ?貴女は誰ですか?」
・・・人懐っこい子犬のような貴方こそ、誰ですか?
「ちょっと!」
ハートリー様は私の背後から、「私以外の女性に花を贈るなんて、どういうつもり!?」
「ひぇええっ!」
子犬さんは震え上がったものの、すぐに目を見開いて、「クロエ!な、何だって、そんな格好をしているんだ!」
ハートリー様は自分の格好を見下ろすと、
「あら?いけない?」
「みみみっ、未婚のレディがそんな体の線が分かる服を着てはいけないよ!」
「せっかく貴方のためにお洒落をしたのに、怒ることないじゃないの」
ハートリー様がそう言って、可愛らしく口を尖らせると、子犬さんは真っ赤になって、
「いやだな!クロエ!怒ってなんかいないよ!今日の君はいつも以上に美しい!こんなに赤が似合う女性はクロエ以外にいやしない!うんっ!」
「まあ、ありがとう。貴方もまあまあよ」
「君に褒められるなんて、天にも昇る心地だよ!」
「・・・」
まあまあ・・・なのに?
私がぽかんとしていると、
「あの男がクロエの婚約者です」
と、私の隣に立ったロクサーヌ様が言った。
「では、あの方が次期五大公爵様なんですか」
私は驚きながらも、お二人には聞こえないように言った。
「見えないでしょう?変な男ですからね」
ロクサーヌ様は少し私に身を寄せてから、そう囁くような声で言った。きゃあ!近い!近い!
私は内心慌てふためきながらも、
「い、いえ。変だなんてことは・・・婚約者のハートリー様に夢中なんだろうなあって、微笑ましく思いましたわ」
何とかそう返すと、ロクサーヌ様はふっと笑って、
「・・・僕の周りはそんな人間ばっかりだな・・・うんざりだ」
・・・え?最後の方が聞こえなかったのだけど?
「・・・あの、今、何かおっしゃいましたか?」
「あ、いえ。何でも」
ロクサーヌ様は私ににこやかな笑みを見せてから、互いを見つめ合ったりして、早くもいい雰囲気になっているお二人に向って、「おい。そこの二人、二人の世界に入ってないで、紹介させてくれ」
「はじめまして。ラムズフォード公爵家サミュエル・スタンディッシュです!」
子犬さ、いえ、スタンディッシュ様は私に手を差し出した。
私は両手でそっとその手を握ると、
「はじめまして。ブローソン伯爵家マリアンナ・ヒルグレーヴと申します。お会い出来て、大変光栄です」
スタンディッシュ様は変わらず人懐っこい笑みを浮かべながら、
「いやあ。僕もロクサーヌの恋人に会えるなんて、光栄だなあ!」
そう言って、スタンディッシュ様は私と握手したまま腕をぶんぶん振った。・・・の、脳が揺れる。
いえ、それよりもスタンディッシュ様は今何とおっしゃいました?
恋人とおっしゃいました!?
私があまりのことに否定すら出来ずにいると、
「おい。失礼なことを言うなよ。今日はお礼がしたくて、誘っただけだ」
当然だが、ロクサーヌ様は落ち着き払った様子で言った。・・・動揺した私の方がおかしいわよね。
「お礼?」
「ちょっと怪我をしてね。彼女が治癒魔法で治してくれたんだ」
「そうなんだ!ロクサーヌが世話になったね!ありがとう!」
「い、いえ」
ロクサーヌ様は渋い顔になると、
「おい・・・あんたが礼を言う必要はないだろう」
「何を言ってるのさ!次の世代の僕たちの中で一番若いのはロクサーヌだろう!だから、ロクサーヌは僕たちにとって弟みたいなものじゃないか!」
「やめてくれよ」
そう言ったロクサーヌ様の目の下がうっすら赤くなっていることに私は気付いた。まあ!照れてるんだわ!
失礼かもしれないけど、可愛い・・・。
スタンディッシュ様もそんなロクサーヌ様に気付いたのか、にこにこ笑いながら、
「でも、ロクサーヌと1歳しか違わないマシューはちょっと落ち着き過ぎて、僕より年上に思えちゃうんだよなあー。おかしいよねー」
ロクサーヌ様は鼻で笑うと、
「グラントより、7つも上のくせに何を言ってるんだか」
「・・・」
えっ!?と、言う事は24歳!?全然、見えない!
驚いている私に気付いたようで、
「この人、童顔でしょう?」
ハートリー様が笑いながら言った。
すると、
「クロエ!いくら君でも童顔なんて言ったら、ダメだよ!?」
スタンディッシュ様は怒り出してしまった。
『童顔』が禁句らしい・・・。
後にラムズフォード公爵夫妻となるサミュエル・スタンディッシュ様とクロエ・ハートリー様のお二人と長い長い付き合いになるだなんて、この時の私には想像も出来なかった・・・。
その後、4人で植物園に入った。
今日は雲一つない晴天で植物園内を散策するには絶好の日和だ。
日焼けには気をつけなきゃと、私が思っていると、
「植物園の奥にあるカフェにお目当てのスイーツがありますから」
と、ロクサーヌ様が言った。
「まあ。そうなんですか?植物園にカフェがあっただなんて、初耳です」
「ちょっとした穴場なんですよ」
ロクサーヌ様はどこか得意げに言うと(可愛いらしいわ・・・)、「あ、そうそう。また突然、知らない人間に会わせてしまって、申し訳ありません。二人だけで会うわけにはいきませんから、どうしたものかと考えていた時にスタンディッシュがクロエになかなか会えないとぼやいていたことを思い出したものですから」
「お気になさらないで下さい。ご配慮いただいて申し訳ないくらいですわ」
私はロクサーヌ様に頭を下げてから、「スタンディッシュ様は多忙でしょうし、ハートリー様はまだ学生ですから、なかなか時間が合わないんでしょうね」
ロクサーヌ様は溜め息をつくと、
「それもありますし、何かと面倒なんですよね。未婚の男女が連れ立って歩いただけで、あることないこと噂されたりしますから」
「ええ。婚約している男女であっても同様に用心しなくてはなりませんものね」
私は私たちと一定の距離を保ちながら前を歩くハートリー様とスタンディッシュ様を見ながら言った。
「そう考えると学園の中の方が緩いかもしれませんね」
「・・・」
私はついロクサーヌ様がディクソン先生と親しげにしていたとエレンが言っていたことを思い出した。
『ディクソン先生とはどのようなご関係だったのですか?』・・・って、聞いてみる?いやいや。あまりに直接的だ。どう聞けば、変に思われないのだろう?
悩んでしまった私がつい唸りたくなるのを堪えていると、
「それにしても、私服姿は初めて見ますが、とても素敵ですね」
「えっ」
素敵!?空耳じゃないわよね!?
ロクサーヌ様は照れをごまかすように髪をしきりにかき上げながら、
「もっと早く言いたかったんですが、クロエの前じゃ、ちょっと恥ずかしくて・・・」
私は照れているロクサーヌ様を見て、更に赤くなると、
「あ、ありがとうございます。で、ですが、ハートリー様が側にいると私なんか霞んでしまいますよね・・・」
それを聞いたロクサーヌ様はハートリー様に目をやると、
「確かにあのドレスは貴女には着こなせないでしょうね。クロエが着てこそでしょう」
「で、ですよね・・・」
私は地味に落ち込んだが、
「ですが、クロエに貴女のそのドレスが似合うとも思えない」
「え・・・」
「そのあっさりとしたドレスは貴女の美しさを引き立てている。僕は貴女のドレスの方が好きですよ。控えめで、とても可憐だ」
私はボッと音がするのではないかと言うくらい真っ赤になると、
「あ、ありがとうございます・・・」
恥ずかしさと嬉しさのあまり消え入るような声でしか、お礼を言えなかった。
だが、頭の中では・・・。
きゃあああーっ!
ハートリー様より私の方が好きですってー!(ドレスだけど)
悩んだけど、このドレスにして、本当に良かったわー!
私、このまま天に召されても悔いはないわー!!
・・・何て風に大興奮してしまっていた。
それにしても、私、最後まで精神が持つかしら?