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第四話 お姉さん登場!

どうも初瀬 大輔改め、初瀬 美香となりました。

解説してくれそうな天使さんことミサさんは帰っちゃいましたよ。

現在時刻は朝の7時…意外と時間たってますね。

これからどう過ごしたらいいのやら。

自分の体を人間に戻しつつこれからの身の振り方を考えてみる…。


ピンポ~ン


インターホンが鳴る。

こんな時間から来るなんて変だな。

玄関まで行き、扉の穴から覗いてみる………姉さんでした。


姉さんの名前は初瀬 紅緒(べにお)、長い黒髪が似合う日本美人な女性。

目つきは鋭いがその美貌によって周囲からは人気があるらしい。

…蔑まれたいと思う人も少なく無いと前に姉さんは俺に愚痴ってた。

俺とは違い、国立の大学を現役で卒業し現在は公務員の結構上の方に就いている。

ちなみに住んでいる所は俺の住んでいるマンションの隣にある高級感溢れるマンション。

べ、別に羨ましくなんてないからな!?


俺は自分の体が変わっていることに気付かずに扉を開けてしまった。


「ちょっと聞いてよ~、朝起きたら大輔の名前が変わ……って何この美少女!?」


間髪入れずに抱きついてきた。

姉さんって、可愛い娘に抱きつく習性があるんだなー。

ちょ…脇なぞるなぁ…!?

ひとしきり堪能すると姉さんはうちに勝手に入っていった。

後を追いかけると勝手に椅子に腰掛けて腕を組んで待っている。


「ところで、あなた誰?」


おもいっきり睨まれる。

うっ…。

姉さんのあの視線を受けると、どうしても体が竦んでしまう…。


「え、えっとですね…………………………俺が大輔です」


「…………………」


「…………………」


「…………いいわ」


「はい?」


「最高じゃないの!!今まで冴えないウドの大木がこんなに可愛い娘になるなんて」


「そう………、じゃなくて信じちゃうの!?」


「だって、朝6時からお母さんから連絡がきてね…」


うん…凄く嫌な予感がする。


「妹のお見合い先の話なんてするものだから変だと思って戸籍とか調べたらあら大変、弟の戸籍がが妹になってるじゃない」


「うん、それで?」


「それから考えられることは2つ、存在がすり替えられたか性転換したかよ!」


自信満々に言ってくるがいまいちしっくりこない仮説だなー。


「さっき睨んだときの反応やその男っぽい歩き方から後者を選んだ訳」


正直、気に食わない展開だけど都合がいいから乗るしかないよね…?

理解してくれるなら、それはそれで楽だし。


とにかく、今日朝から起こったことを実演付きで語ってみる。

実際に悪魔化をしてみせると、姉さんは凄く楽しそうだった…。

終わった頃には10時になっていたが、今日は日曜日。

俺もバイトがないので話せている。



とりあえず、方針が決まった。

先ずは女性として慣れること。

少し余裕ができたら、魔力を使うのに慣らす事。

女性としての知識とかは姉さんが実際に教えてくれるみたいだ。

いつでも携帯で連絡を取っていいとのこと…男の時にはメールをあんまり送らせてくれなかったのに。



突然姉さんが立ち上がる。

…どうしたんだろ?


「さてと、買い物に行くわよ!」


「ええっ、今必要な物ってある?」


「さっきトイレに行くついでに部屋にある服とかを見たのだけど、男物しか無かったわ」


姉さん…もう少し俺の人権を労ってよ……。

衣料関係ってことはやっぱり…?


「下着とか絶対必要だから!引きずってでも連れて行くからねー」


ですよねー(泣)

女性として生きていくのに避けては通れない道だよね?

食べ物の問題もあるし、行かないと。

冷蔵庫の中は少ない…。

……気が進まないけど。


「わかったよ、行けばいいんでしょ…」



俺の…初瀬 美香としての初めての外出が始まった。




だんだん、文章がおかしくなっているような気が…。

ペースをゆっくりにしようかと思います。

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