表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/63

第三十二話 オフ会開始!

どうも、美香です。

やっと訪れた平凡な日常を謳歌しようと思います。

そして午前10時現在………秋葉原。

私はメイド喫茶「風林火娘」の前にき来ました。

和風がコンセプトのこの喫茶店はメイドさんが着物風のメイド服を着ていることで有名。

12月も中旬が過ぎた頃、寒がりな私はタイツとスカート、ヒートテックにコート着用でマフラーを巻いて、ブーツ着用で臨みます!

下僕達には悪いけど、私のプライベートを優先ということにして黙って出てきちゃいました。

いざ! 戦場へ!


「「「おかえりなさいませ、お嬢様♪」」」


メイド喫茶特有の挨拶と共に入った私に視線が一気に注がれる。

まるで、私以外がフリーズしてしまったかのよう。

とりあえず、近くにいるメガネが可愛いメイドさんに声をかける。


「あの、ちょっといい?」


「ひゃぃ!? えっと、あの……!?」


かなり動揺しているみたい。

私はシャーリーをあやすようにメイドさんの頬に手を添える。

キョトンとした顔に話しかける。


「剣影っていう団体で予約しているはずなのだけど、案内してくれないかしら?」


「は、はいぃ…///」


赤面するメイドさんに連れられて私はギルメン達の居る一角を目指す。

到着するとギルメンと思しき人達が凍りついていた。

このままじゃいけないと思って、自己紹介を開始する。


「どうも、Mikaです。よろしくお願いします♪」


美香の言葉に最初に返したのは…


「クククッ……やっと真なる姿を表したか……お前からは只ならぬ覇気を感じる!!」


黒騎士さんでした。

イメージだと典型的な中二病の男子(・ ・)だと思ってた…

しかし、現実は美味しい方向へと転がっていた。

髪型は金髪ツーサイドアップのロリっ子のゴスロリだった。

顔立ちは外国のイメージが半分という感じで、ハーフなのだろう。

私は黒騎士さんの隣に座る。

コートを脱ぎながら黒騎士さんに話しかける。


「黒騎士さんよね?」


「左様、我が名は黒騎士。主と邂逅出来たことは嬉しく思うぞ!」


「中二病乙、私も嬉しいわ」


元々、こういうことがありえなかった美香にとっては嬉しかった。

周りが落ち着き始めると司会らしき一人が立ち上がる。


「今回の司会を務めるのは俺、Grandeだ。Mika殿が到着したところで始めさせてもらう。今回はギルド「剣影」の主要幹部が全員揃ったことは非常に喜ばしいことだ。話したいこともたくさんあるだろう…2時間程度だが楽しんでいってくれ」


Grandeさんの号令でオフ会は始まった。

しゃべり方は変わらないのね…。

美香はそう思った。

お冷を一口飲んだ瞬間に美香に声が掛かる。

司会者…Grandeさんが近寄ってきた。

よく見ると、後ろに一人。


「初めまして…になるな。俺はGrandeだ」


「ど、ども…T.T(ティーティー)です。リアルで会えて嬉しいです」


T.Tさんはリアルだと上手く喋れないみたい。

よくあることよね?

美香はいつもの4人と話して過ごした。

いつもの他愛ない話だったけど、楽しく感じていた。

そうして、オフ会は終る。

呆気なかったけど、そういうものかもしれない。


時刻は昼を過ぎ、暇になった美香は秋葉を散策してマンガやラノベ等を見てまわることにした。

ある程度収穫もあったところで帰ろうとした美香だったが…


「…むぅ、離せ! 我を阻もうなど万死に値する!」


近くの路地裏からさっきまで聞いていた中二病口調が聞こえる。

内容的にピンチなのだろう。

美香はヤレヤレと思いつつ厄介事に向かっていくのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ