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蒼い空  作者: 左右田 檸檬
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バレンタイン

 2月に入り、女子はバレンタインの話題で持ちきりだ。


 誰それ君にあげるんだとか、友チョコは何にしようかとか…。


 製菓会社の思う壺。全くなんでそんなことにウキウキ出来るのか。



 逆に男子はと言うと、聞いていないふりをして小声で誰それちゃんがくれないかとか、去年は何個もらったとか、これまた盛り上がっている。



 私はというと、いつもと同じように勉強をしているのだが、周りがうるさすぎて集中が出来ないのだ。


 無駄な情報が頭に侵入しまくり且つ記憶してしまうのだから、頭の浪費としか言いようがない。



-----------


2月14日



 特定の男子が囲まれている。


 黄色い声が飛び交い、実に不愉快。


 私はというと、珍しくその様子を裏庭から眺めていた。


 ここは私の秘密の場所。木に囲まれた静かな場所。


 皐と堤が幸せそうに歩いているのが見えた。


 結局彼女達は付き合ったそうで。



 あの時私は考えるのも面倒くさかった。もちろん本気で言った訳じゃなかった。だが、背中を押したのが私であるかもしれないカップルをなんとなく幸せになってほしいと思った。


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