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065 吾輩は

 吾輩は猫である。名前はまだ……にゃーーー!!

 にゃ、にゃにをする!やめっ、アッー!!


 はぁ、はぁ…。

 いきなり物をにゃげるなんてひどいですにゃ。

 コホン、改めて、猫ですにゃ。

 まだ産まれて1年も経っていにゃいけど、立派な雌猫ですにゃ!

 ワタクシ、最近ご主人様に拾われましたにゃ。

 黒い毛にゃみに黒い瞳が綺麗にゃ、人間の小さなおんにゃの子ですにゃ。

 ご主人様の毛にゃみはとても素晴らしいですにゃ。

 ご主人様はまだ子供にゃのに、一人で暮らしてますにゃ。立派ですにゃ!

 ワタクシとご主人様の出会いは運命的だったにゃ!

 ワタクシがお腹が減って動けなくなっている所にご主人様がそっとエサをくれたのにゃ。

 あの時のエサの味は一生忘れないにゃ…。

 今日はそんにゃワタクシとご主人様の一日を紹介するにゃ。


「にゃ~」

 てしてし

 ワタクシの一日の始まりは、ご主人様を起こすことから始まるにゃ。

 ご主人様は朝が早く、陽が昇り始めるころには起きられるにゃ。

「にゃ~」

「ん……あぁ、朝ですか…?ふぁ、ぁ~」

 ご主人様が朝起きて最初にするのは着替えにゃ。え?誰でもそう?いやいや、ご主人様は毎朝運動をしているにゃ。最初の着替えはそのためにゃ。

 着替えたご主人様は顔を洗ってからすぐに出かけるにゃ。

 戻ってくるのはいつも半刻後くらい、かにゃ?

 ワタクシはご主人様を見送って少し休むにゃ……むにゃむにゃ。


 はっ!寝過ごしたにゃ!もうご主人様が帰ってきてるにゃ!?

 運動から帰って来たご主人様はお風呂で汗を流すにゃ。にゃにゃ、ワタクシはお風呂は嫌いにゃ…。

 お風呂から出て来たご主人様はすぐにお洗濯をするにゃ。

 今日はいい天気だから洗濯日和にゃ。ワタクシも手伝うにゃ。

 にゃっにゃっ♪

「いい子だから邪魔しないでくださいね」

 うにゃっ!?しょんぼりにゃ…。

 お洗濯が終われば、次は朝ご飯の準備にゃ。ご主人様のご飯は凄く美味しいにゃ。野良だったころに食べた一流レストランの残飯よりも美味しいにゃ。

「にゃ~」

「お腹減りましたか?もう少し待って下さいね」

 にゃにゃっ、手伝おうと思ったのにおねだりに間違えられたにゃ…。


「お待たせしました。ご飯ですよ?」

「にゃ~」

 うにゃっ、やっぱりご主人様のご飯は最高にゃっ!うみゃ~!


「ではわたしは出かけますので、貴女も夕飯までには戻ってきてくださいね?」

 ご主人様はほとんど毎日お出かけしてるにゃ。お仕事らしいけど、子供がお仕事って大変だにゃぁ…。ワタクシもにゃにかお手伝いできればいいんだけどにゃ…。

 ご主人様がお仕事に出かけている間は、ワタクシは自由な時間にゃ。お出かけするもよし、ゴロゴロするもよし、ワタクシは自由にゃ!

 今日は天気もいいのでお散歩するにゃ。

 ワタクシ専用の抜け道を使って外へ出るにゃ。


 にゃ~、こんにゃ日は日にゃたぼっこが最高だにゃ~。

 くんくん……んにゃ?この匂いは…。

「おう、サクラちゃんとこの猫じゃねぇか。なんだ?こいつが欲しいのか?一匹だけだぞ…」

「にゃ~」

 さかにゃ屋のおじさんからおさかにゃを一匹もらってしまいましたにゃ!お礼を言って静かにゃ場所で食べることにするにゃ。

 んにゃ、んにゃ、おさかにゃうみゃ~!

『おう、ちびっこがいいもの食ってるじゃねぇか』

 突如、背後から声が聞こえたにゃ。

『お前は……ここら一体を荒らしている荒くれ猫にゃ!?』

『そいつを渡してもらおうか』

 くっ……ワタクシのおさかにゃが目当てにゃ…。しかしこのおさかにゃはワタクシの物、渡さにゃいにゃ!

『お断りにゃ!』

『あ、こら、待ちやがれ!』

 ワタクシはおさかにゃを咥えてダッシュで逃げたにゃ。


 しばらく走ってついてきていにゃいことを確認すると、ようやく安心しておさかにゃを足元に置いたにゃ…。

 ……にゃにぃ!?おさかにゃが一部しかにゃい!?

 どうやらワタクシが強く噛みつきすぎて、途中で落としてしまったようにゃ…。

 くっ……きっと落としたおさかにゃはあの荒くれ猫に盗られてしまったにゃ…。にゃんたる不覚…!

 悔しいのでこのまま不貞寝にゃ…。


 うにゃ…もう夕方にゃ…。寝過ぎてしまったかにゃ?

 お家に帰ってご主人様のご飯を食べるにゃ。


 ただいみゃ~。

 家に着いたのは日も暮れかけたころにゃ。

 抜け道を使って家に入り、ご主人様のところに行くにゃ。

「にゃ~」

「あら?今日はどこへ行っていたんですか?」

「にゃ~」

「む?やけに汚れていますね。これはお風呂に入らないといけませんね」

 にゃに!?お風呂嫌いにゃ!

「に~」

 抗議の声を上げるにゃ!断固反対にゃ!

「駄目ですよ。綺麗にしないとお布団に入れませんよ?」

 それも嫌にゃ!お布団、あったかくて気持ちいいにゃ。

 嫌いにゃお風呂を我慢するか、大好きにゃお布団を我慢するか……究極の選択にゃ…。

「素直にお風呂に入るなら、今日は鰹節をかけてあげます」

 にゃんですと!?あのふわふわで噛めば噛むほど味が出てくる鰹節がつくにゃ!?喜んでお風呂に入りますにゃ!!

「にゃ~」

「ふふっ、わかりました。ご飯にかけてあげますから、お風呂で暴れないでくださいね?」

 鰹節の為にゃらどんにゃことでも我慢するにゃ!


「はい、約束の鰹節をかけておきましたよ」

「にゃ~」

 鰹節にゃ、鰹節にゃ♪

 うみゃ~!

 鰹節の前には、夕食の頃にいつも来る変にゃ男の事も気ににゃらないにゃ。

 変にゃ男は毎日のように夕食にやってくるにゃ。

 変にゃ男はやたらご主人様に触ったりするから嫌いにゃ。ワタクシとご主人様の触れ合う時間が減るにゃ!


 夕食が終わればご主人様は後片付けをして一日が終わるにゃ。

 この後、ご主人様はお風呂に入ってから寝るにゃ。

 ワタクシは先にお布団で…。

「さぁ、お風呂に入りますよ?」

 うにゃっ、やっぱりお風呂嫌いにゃ!

「に~」

「駄目です。鰹節は先払いしているんですから。それともこの先ずっと鰹節なしでいいんですか?」

「に~」

 それは嫌にゃ。仕方にゃいにゃ…。ワタクシは約束を守るおんにゃですにゃ!すでに食べた鰹節の分は頑張るにゃ!

 ……決してこの先鰹節にゃしという言葉に負けたわけではにゃいにゃ。本当だにゃ!


「ほら、大人しくしなさい。こんなに汚れて……お風呂が嫌なら汚れないでください」

「に~」

 水が!水が襲ってくるにゃ!

「綺麗になりました。さぁ、お風呂に浸かりましょう」

「に~」

 溺れる、溺れるにゃー!はふぅ……。

「ふふっ、気持ちいいですか?」

「ふにゃ~」

 不思議にゃんだけど、ご主人様の身体って毛に覆われていにゃくて大丈夫にゃんでしょうかにゃ?ご主人様って頭の毛は多いけど、他のところは毛がにゃいのに寒くにゃいのかにゃ?ワタクシにゃら毛がにゃいと寒いと思うのだけどにゃ…。今は暑いから毛がないほうがいいのかにゃ?それとも人間ってみんにゃ毛がにゃいのかにゃ?寒くにゃると毛が生えてくるのかにゃ?人間って不思議にゃ…。

「さぁ、のぼせる前に上がりましょうか」

 うにゃ、気持ちよくて眠ってしまうところだったにゃ。

「身体を拭きますよ~」

 にゃっ!ゴシゴシされるのは嫌いにゃ!

「に~」

「こらっ、暴れないで…」

 うにゃにゃ、ご主人様はここをにゃめれば力が抜けるにゃ!

 ペロッ

「ひゃんっ」

 今にゃ!

「あ、こらっ!きゃっ」

 ぶるぶるぶるっ

「ああっ、滴を飛ばさないで!」

 これで十分にゃ。

「もうっ、まだ湿っているじゃないですか!」

 あうっ、また捕まったしまったにゃ…。

「ほら、これでましになりましたよ」

 うにゃ~、結局ゴシゴシされてしまったにゃ…。


「そろそろ寝ますよ。おやすみなさい」

「にゃ~」

 これでワタクシ達の一日は終わりにゃ。おやすみにゃさいにゃ…。


すみません、ネタ話です…。

思い付きで書いてみたくなったので…。


タイトルや出だしの部分は……流してください。


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