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005 ××への道中
かなり短いです
只今わたしは階段で足を滑らせ、まっくろな穴のような何かに嵌り、まっくらな穴のような場所を落ちている最中です。
結構長いこと落ちている気がします。
体感で数分以上落ちているような気もしますが、実際は数秒?数十秒?でしょうか、よくわかりません。
落ちていく先に何か光のようなものが見えました。
光のようなものはどんどん近付いて……いや、わたしが近づいているのでしょうか。
あれは出口のような気がします。
このままでは頭から落ちる気がします。危険です。わたしのセンサーにびんびんきます。
どのくらいの衝撃かわかりませんが、現状で結構スピードが出ている気もします。
あれが出口なら頭から出ていくと危険な気がします。
なので、わたしはなんとか身体を捻り、頭を上にします。
悲鳴を上げている状況ではありません。ピンチなのです。
でも悲鳴は継続中。止めようと思って止まるものでもありません。
身体が出口らしき光に包まれる寸前に、なんとか頭を上にすることができました。が、体勢を立て直すまではいかず、そのままお尻から光に突っ込んで行きました。