表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/16

バトル・NO9 偶然のいたずら??

一度店に戻り車を置き歩いて近くの居酒屋に着いた。

『久しぶりだね!ここ』

この居酒屋は馴染みの店で結構利用してた。最近はちょっとご無沙汰だったけど…。

『変わらないね…。』

バイトをしてた一年前までは、ほぼ毎日通った場所。すごく懐かしい…。

ただ店内に入ると1つ変わった事…店が満員状態。

『久しぶりだね!!楓ちゃん。』

ニコニコ顔の親父さん(おやじさん)(店長兼料理人)が声掛けてきた。親父さんは私と兄貴の事はよく知っている。(かなり通ってたから!)

『こりゃ…無理っぽい。』兄貴が周りを見て呟く。店内は大賑わい。そんなに広く無い(失礼?)店内に鮨詰め状態!二人で顔を見合わせた。

『おやっさん!また来るよ。席無いだろ?』

私も同じ意見。席が無い以上はどうしようも無い…。『あぁ〜!奥の座敷なら空いてるぞ!さっき予約入ってたのが明日に変更になったから!』

『本当?タイミング良い!!』私の言葉に兄貴も微笑んだ!


奥の座敷は二組分のテーブルが有り、まだ一組分が空きになってる。

兄貴は豪快にビールを流し込みながら

『あの美菜がね〜!』

美菜の結婚のいきさつを聞いて嬉しそうだ。

美菜は私の紹介で兄貴の美容室に通ってる。二人は意気投合し、今では兄貴にとって私達は妹分みたいなんだろう。

『相手の人、すごい良い人だよ!』

串を頬張りながら兄貴に微笑んだ。

『お前も、早く幸せになれ!』

『はぁ?私だけじゃないでしょ!!二人で幸せになろう〜。かんぱ―い!』

『おいおい…何回乾杯するんだよ。烏龍茶とビールで!まっいいかぁ!じゃあ〜二人の幸せを願って!』

兄貴と私は大笑いしながらジョッキとグラスを合わせた。

『お〜い!盛り上がってる所悪いが入るぞ!』

親父さんが二人分の箸とおしぼりを持ってきた。お客さんが来るらしい。

『ど〜ぞ!準備出来ましたよ!こちらへ…』親父さんの元気な声を後ろに烏龍茶を飲みきった。

兄貴はおじさんに『焼酎茶割り!!』とオーダーをしてる。私もメニューを見て振り返った。親父さんはまだ後ろに居たから。

『おじさん〜!ウ―ロン…』

私は言葉が出なくなってしまった…。


『いやぁ〜ん!椎原さんじゃないですかぁ??』

だって!!後ろに居たのはゆかりと…

『こんばんは…。』

妃河君だったから…。

『楓ちゃん?烏龍茶一杯追加かい?』

私はおじさんが聞いてるのを頷くだけしか出来なかった。



教訓その8…着信ありには早めに対応!対応しておけば未然にふせげる可能性が…!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ