オルドビス紀
続いてはおルドビス紀である。
紀の途中で、化石的証拠から謎の大量絶滅があったとされており、超新星爆発に伴う大量の放射線の影響なども取りざたされている。
また、氷河の伸長も原因の可能性として挙げられている。
さて、オルドビス紀に繫栄した種にウミユリ類があるが、ウミユリの化石とされける写真を見て、脊椎に似ているなと感じたことがある。
脊椎動物は、人間をも含む大きなグループであり、人間が最も進化した存在であってほしいという無意識の願望もあり、最も進化したグループであるといわれている。
脊椎動物の祖先は脊索動物であるといわれており、実際、脊椎動物も、発生の段階では脊索を持っている。
これで、ウミユリが、どうつながるかというと、脊索動物であるナメクジウオの生態にあります。
ナメクジウオは自ら泳いで水中の有機物を摂取しますが、尾を砂地に潜らせて流れてくる有機物を濾し取る形で生活することもあります。
つまり固着的な生活を送ることも可能であり、尾を伸ばして柄とすれば、ウミユリに相似した形態になりうるということです。
進化は単純なものから複雑なものに向かうなどと評されることもありますが、別に進化に方向などあるわけではないので、脊椎動物から無脊椎動物への進化が起こったところで問題がないのだが。
ウミユリの柄の形成にどのような遺伝子が働いているかを調べれば進化の順番についてわかるでしょう。