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詩の目次

正しいこと

作者: 冬野三月

砲撃によって穴を穿たれたコンクリの建物群を横目に

僕らの部隊は人の消えた道路を縦断する


空はやけに青々としている

破壊された街並みの向こう 遠くには黒煙が伸びている

そちらから短い銃声がかすかに聞こえた

僕らはそこに向かっている



正しい戦争だと信じて殺す

僕の目的は生きて故郷で暮らすこと


兵士は人を殺す

武器は人を殺す

正義は人を殺す


僕は大切なものを守る

そのために殺す


この頃は悪夢ばかり見る

僕もいつかは死ぬだろう

それでも朝が来る奇跡



異国の風の冷たさ

冷めた戦闘糧食レーションのまずさ

仲間たちとのとりとめのない会話

また戦闘が始まるまでのただの猶予

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