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詩集05 こだまする言葉の数々  作者: 仲仁へび
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第3話 この世の皮をかぶった地獄



「あの世とこの世の区別もつかないのか?」


「なんて馬鹿言うなよ。ついてるさ」


「だから言ってるんだ。ここはあの世の地獄かい?」


 訳が分からない

 ってわめいたってさ

 答えが空から降ってくるわけがないんだ


 こんなの納得できないよ

 って嘆いたってさ

 誰かが手を差し伸べてくれるわけがないんだ


 だって知ってるかい

 ここはこの世の皮をかぶった地獄なんだぜ


 死神がうろうろしていて

 たまらないよ


 ほら

 三途の川 もう見えちゃってる


「ここってさ

 ずいぶんとお粗末なこの世なんだね」



「ストーリー」

 はめられたな。

 きっとうまくやりすぎた。

 誰かの反感を買ってしまったに違いない。

 ああ、あの世が迫ってくる。

 死因はただの事故死として処理されるんだろうな。

 こんなに死亡フラグが満ちているんなら。

 この世もあの世とそう変わらないじゃないか。



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