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ゆっくり南へ  作者: 玄米最中
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フラグ建築士一級

図書館は3階建ての建物で、1階はフリースペースでお喋りしたり、ご飯を食べたりできる。


菫「うわー、お腹いっぱいで眠い」


晴「それな。私は寝るから30分後に」


美「それ、絶対起きないやつじゃんw」


陽「いいんだよ、寝かしてあげな」


晴音はまず起きない。

寝たら絶対に起きないから、30分後に起こしても起きるのは結局1時間後とかしょっちゅうある話。


南「あ、なんかきた」


陽「さっきのアカウント?」


南「うん、ダイレクトメッセージ」


美「ちょ、気になる」


フォローしてくれてありがとう。

随分前に相談員として高校の頃活動してたって聞いたから今度相談に乗りたいことがあるんだ。


これが内容。


陽「待った待った。南子って相談員してたの?」


南「うーん、なんて言えばいいのかな。カウンセラーの資格の勉強したら偶然取れちゃったから、相談員として学校の先生の補助してたって感じ」


柚「ご飯食べていいー?」


陽「あ、柚木。授業終わるの早いね」


柚「確かにいつもよりはね、なんの話ししてたの?入り口まで聞こえたよ」


美「南子ちゃんに恋の予感」


南「おーい、勝手に話を盛るんでない」


柚木にも同じように説明して、まあ納得していただけたみたい。


菫「でも、よく取れたねその資格」


南「寝てなかったんだ。うーん、うん。でもこの話誰かにした覚えがないんだよね」


柚「…何も言わなかったけど、菫子さんのミックスジュース蓋開いてる」


陽「フラグじゃん…」


菫「いや!もうしないから!!」


実は前に菫子は図書館でミックスジュースをぶちまけたことがある。

しかも蓋が開いてるとは知らずに振って、黄色の軌道がくっきり見えたのは今でも話題に上がる。


陽「菫子さんの「しないから!!」ほど当てにならないものはないからwww」


美「伝説の黄色の軌道は面白すぎた」


南「個人的にはスライディング土下座だね」


まだ続きがあり、黄色の軌道はそのまま晴音のプリントに綺麗に落ちて行った。

ちょうどその時に晴音はいなかったから帰ってきたと同時に菫子さんはスライド土下座。


柚「にしても不思議だね、そのメッセージの子」


陽「もしかすると南子どっかで言ったんじゃない?ほら、新歓の時とか」


南「あ、それはあるかも。もしくはバイトとかかな?」


柚「あー!履歴書に書くからか!しまった意外とロクなこと書けないじゃん」


美「その発言だといつもロクでもないこと書いてるみたいだよw」


柚「英検○級とか書いたら「英語できるから外国人来ても大丈夫だね」とか思われたら嫌じゃん」


陽「あー確かに。迂闊に「留学経験アリ」とか書けない」


美「書くほどの資格がない」


菫「なにその悲しい発言は。私もないけど」


陽「履歴書の資格って書くの難しい。どこまで書いていいのか、何を書けばいいのか」


南「陽奈さんは空手とかあるじゃんさ」


菫「あ!じゃあわたしも茶道の級とかある!」


柚「まず茶道に級とかあるんだ。知らんかった」


南「それね、書道とかだと聞くけど」


菫「あるよー!わたしは中級だけど。まだお弟子さんとかは取れないよ」


美「どっちかって言うと菫子さんが弟子になりそうだよね」


陽「やめとけやめとけ、お茶っ葉こぼすぞ」


菫「そんなことしな…あー!!ジュース溢れた!!ティッシュ!」


南「フラグ建築士一級って書いておけば?あ、ティッシュどーぞ」


陽「わたしトイレットペーパー取ってくる」


美「見事なフラグ回収だったね」


まあ、こんな感じで慌ただしく昼休みは終わって行きます。

もうそろそろ実験が始まるので晴音を起こして実験室へ向かいましょう。



次回、驚愕マウス実験!!

やっとこさの思いで書き上げました。


忙しさにかまけてたんじゃねーだろうな!って思う方も多いと思いますが違います。ストレス性急性胃炎になりました、てへぺろ。


みなさん、ストレスは必ず外に出しましょうね

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