ドアの向こう
石山 秋斗 17歳 ニートでコミュ障でオタクの何の取り柄もない『ダメ人間』だ。
──薄暗い部屋は、陽の光がカーテンで遮られてるせい。2年間陽の光を浴びていないガチニートである。
部屋の中では、ゲーム音とキーボードを打つ音が聞こえる。
2年間のニート理由は、学校でのイジメだ。詳しく話すのは、やめておく。
そんな彼が今日、2年ぶりに外に出るハメになったのだ。
「ピーンポーン」家の中でチャイムが鳴り響く。いつもなら親が出るはずだが今日は、あいにく不在である。2回目のチャイムが家に鳴り響く
「くそっ!なんでこんな時にいねんだよ」
といいつつも玄関の方へ向う。インターフォンに手を掛け用件を聞いた。「はーい、どちら様ですか?」少し間が空いたあと「香川急便です。」といった。
多分最近頼んだTSPだと思う。
ドアの部に手を掛け開けた、すると一瞬眩い光のせいで目の前が見えなくなった陽の光を2年ぶりに浴びて倒れそうになる秋斗
目をかいてもう一回外を見た。ドアの向こう側には、見たことない景色がそこには、あった。
まさにRPGゲームでありそうな中世風の街が広がっていた「ん?夢?それとも疲れてるのか?」秋斗は、RPGゲームのやり過ぎで目が疲れている。ってか香川急便は、どこにもいなかった。ひとまずドアを閉めて自分の部屋で、疲れをとるため仮眠をとった。
30分程たって目が覚めた。
ドアの向こう側が気になり、玄関に行き
ドアを開ける、今度は万全の目で行ったからRPG風の街には見えないはずだ。
だがドアの向こうに広がっていたのは…