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第3話 荷作り

こんにちは!

現役小学生小説家(自称)の満月です!

今回第3話では、ハプニングが発生!?



 ドンドン、ドンドン。日向は朝早くからなるノックの音で目を覚ました。

 日向は急いで着替えると「どなたでしょうか。」とドアを開けた。そこには、堂々と仁王立(におうだ)ちで立つ大家がいた。大家が訪ねてくることは今まで無かったので日向は声をあげた。

「大家さん!なんのようですか。こんな朝早く。」すると大家はいつものしわがれた声で「君には明日、夜明けまでにここを出ていってもらう。」と言った。「何でですか!」とこの小屋が気に入っていた日向は大家に抗議した。けれど大家は「何でって、明日の昼に取り壊してもらうからね。」とすまして言った。

 日向はそれはあんまりだと思ったが、大家がもう決まったことだからね、とでも言いたそうな目で見ていたので口には出せなかった。

 さらに大家はこんなことを言ってきた。「あと、今月の家賃は変わらず100セレン(約2万円)だよ。」今月はまだ10日なのに、それに明日の夜明けに出ていかなければならないというのに、1ヶ月分の家賃を払うなんて、と日向は思った。

 これには我慢ならなかった日向はついに口を開いた。「大家さん、せめて50セレン(約1万円)にしてください。」しかし大家は「いいや、100セレン払ってもらうよ。」と言って、日向の話に聞く耳を持たなかった。

 日向は、大家がこれ以上引かないとわかると、「わかりましたよ。」と渋々(しぶしぶ)了承し、ドアを閉めた。そして、急いで朝ごはんを済ませるともっていく荷物をまとめ始めた。日向はこの家を出たらどこへ行こうか、と悩んでいた。他にいい家は知らないし、あの橘 魔美とかいう人の世話にはなりたくない。 何せ、あの人は気が強くてわがままだから、と日向は思った。

 太陽が西に沈む頃、日向は荷物をまとめ終わった。そして日向は、「こんなことになるなら、日頃から持ち物を整理しておけばよかった。」と(つぶや)いた。突然家を出るなんて考えもしていなかった日向は、家の整理整頓(せいりせいとん)に大半を(つい)やしてしまったからだ。 

 日向のほとんどの持ち物を(かばん)に詰め込んで空っぽになった家はひんやりと冷たい感じがした。 

 すでに日は暮れていて、空には星が(またた)いていた。

 これが日向の2回目の引っ越しの経緯(いきさつ)だった。

 日向は、明日は朝早いから、といつもより早くベッドに入った。

 夜空には大きな満月が浮かんでいた。


みなさん、「日向の旅日記〜魔法使いは旅をする〜」の第3話は楽しめましたか?第4話もお楽しみに!

(コメントお願いします。)

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